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事情聴取。

逮捕されるのでしょぉか?

それから少しして、救急車が到着し、リーゼント君を運んで行き、僕と翔子さんは任意同行として、派出所に連れて行かれ、事情聴取をされる。


「…で、どんな薬物を使って殺そぉとしたんだい?」


派出所の奥の部屋に通されて、席に着いた後の警官の第一声がそれだった。

調書は完全に殺人未遂と決め付けての内容になるんだろぉね…

父さんには連絡を取ってはいるけど、まだ到着していない。

そして、僕の携帯電話が鳴る。この音楽はメールだな。

なになに…


[済まんな。オレは忙しくて行けないが、ウチの弁護士を代わりに向かわせた。しかし、派出所で揉めているらしい。

調書を取るまで待てとの事だ。しばらく辛抱してくれ。]


だそぉだ…コレって違法ぢゃね?


「僕を薬物使用での殺人未遂で逮捕したいのは解りましたが、弁護士を足止めするのは如何なモノですかね?」


警官の質問には答えず、要件のみを伝えたけど、


「そんな事は知らん!!とっとと薬物が何だったのかと入手経路と使用方法を吐け!!」


バン!!

と、警官は机を叩いて僕達を威嚇して来た。


「きゃっ!!」


翔子さんが小さく悲鳴を上げ、僕にしがみ付いて来た。

ナイス警官!!こんな翔子さんも可愛いぞ!!庇護欲をそそられる!!

そして、この取り調べの内容は、携帯電話を通じて、父さんに筒抜けなんだよね。

父さんの事だから、この内容は録音もされてるだろぉね。


「弁護士の方が来るまでは黙秘します。」


僕は一歩も引かずにそぉ告げてあげる。

僕の言葉を聞き、警官はコメカミに青筋を浮かべ、立ち上がり、僕に近付き、がしっ!!と僕の頭を掴み、そのままカズン!!と机に叩き付けた!?良いのかこんな事して!?


「うがっ!!」


今回は[頑丈]の能力は切ってるから、おでこが痛い…


「おらおら!!ハッキリすっきり吐いちまえ!!」


ガンガンガン!!


「いやぁ〜!!止めてぇ!!」


翔子さんが悲鳴を上げ、警官を止め様と、警官の腕を取った。


「ん?なんだお嬢ちゃん?この腕は公務執行妨害を取られても仕方無い行為だぞ?」


うおっ!?コレが公務なのか!?無罪の少年少女を派出所に連れ込んで暴力で、持ってない情報を言わせ様とする行為が公務なのか!?

翔子さんは、公務執行妨害の言葉に少し尻込みした。

その瞬間を見逃さず、警官は力任せに翔子さんを振り解き、どん!!と翔子さんは勢い余って壁に叩き付けられた。


「きゃっ!!」


怪我してないだろぉな?

僕は少しイラっと来て、警官の腕を取りかけた。

ダメだダメだダメだ!!僕が手を出したら間違い無く公務執行妨害と傷害罪を取られかねない!!


「翔子さん!!大丈夫!?」


僕は翔子さんに声をかけた。

後頭部を打ち付けたのか頭を抑えて痛がっているけど、意識はしっかりしている様で一安し…ん?何だ?警官の鼻の下が少し伸びてるけど…あっ!!翔子さんのスカートがはだけてる!?スケスケの赤い下着が丸見えだよ!!その見た目で、何でいつもそんな下着なのさ!!つか、この警官は翔子さんから目を逸らさないとか…ふざけるなよ!!

警官は僕が頭に力を入れたのを察したのか、僕の頭から手を離し、がすっ!!といすに座る僕を蹴り倒した。


「ぐがっ!!」


僕は堪らず声を上げてしまった。


「静也くん!!」


翔子さんが声を上げ、僕に駆け寄ってくれたけど、警官に足をかけられ、悲鳴を上げて、その場に突っ伏した。


「きゃっ!!」


その影響で、肉付きこそ細いけど、可愛いプリンとしたお尻があらわに…って、なんでティーバック!?

ほら!!警官のナニがもっこりしてるし!!隠せないのを良い事にガン見してるよ!!

僕は出来るだけ素早く起き上がり、翔子さんのお尻を隠す様に動いた。


「なんだ小僧?フェミニスト気取りか?」


警官は怒りを隠そぉともせずに、僕を睨み付けて来た。


「うるせぇ!!翔子さんのお尻をガン見しやがって!!」


僕は状況を父さんにも解る様にワザとそぉ叫んでやる。


「見てるんぢゃ無いぞ?見えてるんだからな?その辺勘違いするなよ?」


警官はワザと見たワケぢゃ無い事を強調するけど、事情聴取で、どぉやったらお尻が丸見えになるんだか…そんな事も解らずにヘラヘラしやがって…

その時、僕達が入れられている部屋のドアが勢い良く開かれた。


「…えっ!?えっ!?え〜っ!?」


リクルートスーツにショートボブの女性が、部屋の状況を見て驚いていた。

僕はこの女性ひとを知っている。父さんの事務所で働いている弁護士の有賀さんだ。


「あっ、有賀さん!?父さんの代わりって有賀さんだったの!?」


有賀節子、二十八歳。胸部装甲は少々寂しいけど、美貌と能力を兼ね備えた才女だ。


「え?えぇ、そぉよ。中々通して貰えなかったから、御堂さんに電話で中の様子を聞いて、私を足止めしていた警官にも聞かせてやったわ。勿論、御堂さんは録音してるらしいわよ。」


やっぱりね。流石父さん。抜かり無し!!


「さて、貴方は静也君が何かをして被害者が倒れたとの見立てで聞き取りをしているとあちらで聞きましたが…この状況からは聞き取りでは無く拷問と云えますよね?」


おっ?有賀さんの追求が始まったぞ!!

何か設定上で質問等ありましたら感想欄にお願いします。

質問はユーザー名を伏せて後書きでお応えします。


罵詈雑言でも構いません。

お時間がありましたら他の作品「(仮)日本古武術の可能性」「忍者が異世界転移したらこぉなった!?」も合わせてお読みください。

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