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急展開。

翔子さん、意外と口が悪かった!?

翔子さんの毒舌が炸裂した翌日、いつもの様に翔子さんと登校中…


「オい!!ミドーシズヤ!!こっチにコい!!」


昨日僕達を襲ったおバカさんの中で、僕を警棒で殴って来たリーゼント君が公園の前で声をかけて来た。


「何あれ?昨日のおバカさんの一人だよね?無視して行こ。」


翔子さんの僕の手を引く手に力が籠るけど、


「いや、ソレはしない方が良いね。ほら、あの目付きに口元…とても正気には見えないよ。」


目は虚ろで、口元からはヨダレが垂れて、何かの中毒状態にすら見えるけど、僕の[鑑定]は誤魔化せないよ?

やっぱりね…まだ洗脳中で、重度の中毒状態だ。コレはかなりヤバい状態なのかも…

彼の状態が宮乃杜の使う[言霊]みたいな能力で操られているならまだしも、アレは完全に[神眼]の能力ちからに因るモノだと推測出来る。明らかに久田よりも強い洗脳だよね?


「大丈夫なの?アレ、どぉ見ても普通ぢゃ無いよ?」


翔子さんが小声で僕に話しかけて来た。


「アレが普通だったらそっちのが問題だよね…」


うん。あんな普通はコワいって…


「…ソレはそぉだけど…」


翔子さんは少し口籠る。


「それに、アレ、誰かの[神眼]であんな風になってるっぽいから、ソレを解除して、話を聞いてみたいんだよね…」


僕は[鑑定]で見た内容の一部を翔子さんに伝えた。


「うげっ!?あんな状態になるとか、とんでもないわね…」


ま、あの状態は[神眼]でも中々作れないとは思うけど、何年も前からずっと鍛えていたなら可能性は有る…かな?

そして、あんな状態を作れる相手となると、僕や翔子さんにかけてる防御用の[神眼]も効かない可能性すら有るし、一人になるのは危険かもね…重ねがけするべきだね。ま、ソレは後回しにして…あんな事をするヤツが、そのまま放置とかは無いと思う。何処かから覗き見している可能性もあるよね?

となると、翔子さん一人で登校させるのは余りにも危険だね。


「そぉだね。でも、アレは特殊なケースぢゃ無いかな?だから、あの状態の解除をしてみよぉと思うんだよね。一人で無理だった場合に備えて、一緒に来て貰えると助かるんだけど…」


これは、僕と翔子さんが一人にならない様にとの思惑からなんだけど


「…そぉね…わたしが居ないと不安なのなら仕方無いわね。」


ドヤ顔可愛いな…


「うん。お願い。」


翔子さんとのヒソヒソ話も終え、リーゼント君に向き直り、先導されるままに着いて行く。

いつも皆んなで集まってたトイレやベンチの有る所に来た。


「こんな所で何をするのかな?」


僕の質問にリーゼント君は答えない。その代わりに、リーゼント君はその場に、バタン!!と倒れてしまった…


「きゃっ!?」


翔子さんが悲鳴を上げ、僕にしがみ付く。

そして、頃合いを見計らったかの様に、


「おい!!ソコを動くな!!」


二人の警察官が走って来た。

一人の警官が倒れているリーゼント君の容体を確認している最中に、もぉ一人の警官が僕達に詰め寄って来た。


「君達二人があの少年を追い詰めているって通報が入ったんだが、間違い無いね?」


なるほど、そぉ来たか…コレを仕組んだヤツはかなり狡猾な様だね。


「真っ赤な嘘ですよ。僕は、彼に呼ばれてココに来ました。そしたらいきなり彼が倒れたんです。」


リーゼント君は小刻みに震えているから、今の所は命に別状は無いと思うけど…大丈夫なのか?


「…ふむふむ…まぁ、どちらにしても、署で話を聞こぉか?」


僕の話はそこそこに、警察の厄介になる事が決まったみたいだな。

そして、リーゼント君の容体を診ていた警官は、


「救急車が必要ですね…」


と、僕達と話していた警官に話し、救急車が手配された。

僕達は、その間も待たされてる間に、軽く調書を取られた。何度聞かれても同じなんだけどね。


「…ふむふむ…目撃証言と真っ向から喰い違うんだが、そんなにウソを吐いて何を考えているんだい?」


警官の目付きが鋭くなった。


「嘘…ですか…?その目撃者って云うのはどんな人なんですか?」


僕は気になって聞いてみた。


「ソレは言えないな。目撃者に不利益が出る可能性も有るからな。」


なるほど、まぁ、ソレは仕方無い事だけど、


「では質問を変えます。その目撃者がどこの誰かは把握しているんですよね?」


コレくらいなら良いかな?


「当然だろ?今後、キミ達が裁判にかけられたとして、目撃証言が決め手になるんだからな。」


なるほど、その目撃者が裏で糸を引いてると見て間違い無いかも…虎穴に入らずんば…ってヤツかな?


「そぉですか…解りました。コレは逮捕案件になるんですよね?」


僕の問いに警官は、一呼吸置いて返事をした。


「あぁ、そぉなるね。イヤかな?」


なるほどなるほど、少し焦ったね。


「いえ、言いがかりには慣れてますので。そぉですね…本格的な取り調べは弁護士さん同伴でお願いしても良いですか?」


僕の弁護士と云う言葉に、警官は眉を動かした。


「弁護士を呼ぶのは構わないが、誰を呼ぶんだ?」


やっぱりこぉ云う対応になるか。警察って当番弁護士制を知ってても軽々しく容疑者には教えないからね。


「えぇ、父を呼びます。」


ずっと不安そぉにしてる翔子さんも同行させられるハズだから、父さんに二人の弁護士を要求するメールを送った。


「父?弁護士なのかい?」


警官は面喰らった様な声を上げ、聞いて来た。


「御堂隆也、一条総帥の顧問弁護士ですよ。」


僕が父さんの事を紹介した途端、警官の顔から血の気が引いたのを確認し、


「任意同行にしろ逮捕にしろ、事実無根の事で、一条総帥の孫を連行とかしたら、どぉなるんだろぉね?」


勿論、今でも僕は監視されてる状態に有る。多分だけど、一連の出来事も撮影されていると思われるから、証拠として提出される事になるかもね…

そこまで話した時の翔子さんの安心した顔は、めちゃくちゃ可愛かったよ…

何か設定上で質問等ありましたら感想欄にお願いします。

質問はユーザー名を伏せて後書きでお応えします。


罵詈雑言でも構いません。

お時間がありましたら他の作品「(仮)日本古武術の可能性」「忍者が異世界転移したらこぉなった!?」も合わせてお読みください。

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