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バラされた。

三回も美人看護婦さんにアレされるとか…うやまやしくなんか無いんだからね!!

何とかキャットファイトを回避出来て、会計を済ませて、病院を後にした。

放課後と云う事も有って、吉田先生以外はそのまま帰途に着く。


「御堂くぅ〜ん!!行かないでぇ〜!!」


良い大人が自分の所の生徒に縋り付く姿はめっちゃ引くぞ?


「吉田先生、見っとも無いですわよ。」


久田からの僕の心を代弁したかの様な鋭いツッコミが炸裂した!!


「ふへっ?久田さんにツッコまれた!?」


吉田先生から驚きの声が上がった。


「今のは、全員の総意を代表して言っただけですわ。特に静也様の御意見だと思って下さい。吉田先生への好感度が三ポイント減りましたわ。」


好感度って…ゲームぢゃ無いんだからさ…しかし、三ポイントって…微妙なんだけど!?


「そ、そぉなると、私の今のポイントは何ポイントなの!?」


吉田先生も乗って来てるっぽいけど、僕の好感度って数値化されてるのか!?


「吉田先生への静也様の好感度はマイナス十ポイントですわ。私への好感度がマイナス五十ポイントから動いて無いですので、私よりは上位かと思います。」


なんて言い切ってるけど、そこまで行くと、嫌いを通り越してると思うんだけど!?


「「「わたしは!?」」」


翔子さんと宮乃杜と滝上さんの声が重なった…いや、そんなに喰い付くか!?


「気になりますか?」

「「「なる!!」」」


なるんだ…


「でしたら、まず滝上さんは…そぉですね…三十と云った所でしょぉか?知り合いの女の子と云った感じですね。」

「三十かぁ…まだまだ先は長そぉですね…」


あ…ちゃんと敬語使えるんだ…


「次に宮乃杜さんですが…五十ですね。仲の良いお友達と云った感じです。」

「友達かぁ…そこからの発展も充分に有るわよね!?」

「そぉですね…今後の努力次第です。最後に水野さん…」


翔子さんはどことなくワクワクしてる感じがするのは気のせいか?


「…八十ですね…静也様には、今一番に解決したい事が有る御様子ですので、これ以上は望めませんね。懸念事項が無くなれば百は確定でしょぉ…」


久田の的確な意見に脱帽を禁じ得ないな…


「ま、まぁそぉでしょぉね!!ロリコン気質の強い日本人なら、わたしにメロメロになるのも当然よ!!」


翔子さんは腰に手を当て胸を張り踏ん反り返るけど、次の瞬間、「…ロリって…」とか言って軽く落ち込んだりした。

見てて可愛くてホッコリする反面、僕もロリコンなのかと少しガックリ来る…


「まぁ、静也様も思春期男子です!!色仕掛けが上手く行けば、性欲処理くらいはさせて貰えるかと思います!!一番に成らなくても、本望でしょ?」


ドヤ顔で久田が恐ろしい事を言い出した。


「そ、そぉよ!!私相手にも興奮してくれたんだもの!!」


吉田先生が爆弾投下しやがった!?


「んな!?」


吉田先生の言葉にいち早く反応したのは翔子さんだった。

わなわな震えながら、僕と吉田先生を見ていた。


「その時の状況を詳しく説明して貰いましょぉか?」

「確実にギルティですが、まぁ良いでしょぉ…静也様も思春期男子ですから、過ちも看過出来ますが、良い大人の…しかも校医が事の分別も付かないと云うのはどぉかと思いますからね…」


と、宮乃杜と久田は、吉田先生の腕を取り、校舎の方に連行して行った…

コレはコレでご愁傷様…なのか?


「御堂さん?さっきの話は本当なのですか?」

「そ、そぉよ!!あんなオバさんに欲情しちゃったの!?」


あれ?おかしいぞ?何故か僕が滝上さんと翔子さんに責められてるぞ?

ずずい!!って感じに詰め寄られ、僕は少したじろいだけど、


「…あ、アレは僕の意志ぢゃ無いんだよ!!無理矢理だったんだ!!」


僕は二人の剣幕に白杖させられてしまった。

片腕だった事、シートベルトで動けなかった事、口だけだった事…大きなおっぱいは、思春期男子にとって、最強の凶器である事等々。


「なるほど…ソレでも気持ち良かったって事よね?」


翔子さんの優しさが少し嬉しい。


「ちょっ!?良いんですか!?許しちゃったりしたら、クセになるんぢゃ…」


翔子さんの態度に、滝上さんは少し納得出来ない様子だけど、翔子さんは意に介さず、


「あのね…許す許さないぢゃ無いの…自分ぢゃどぉしょぉも無い事って有るのよ…」


翔子さんは苦虫を噛み潰した様な表情かおをして、滝上さんにそぉ言い、


「…本当に良い女は、許すんぢゃ無く慰めるモノなのよ…」


と、意味深な言葉を紡いだ。


「許す許さないの問題ぢゃ無いって事ですか?」


腑に落ち無い感じの滝上さんは喰い下がるけど、


「そぉ云う事よ。ソレが理解出来ないなら身を引く事ね。」


と翔子さんは滝上さんを一瞥し、僕の右手を握り歩き出した。

僕もソレに釣られて歩き出す。

残された滝上さんが気にはなるけど、今はそっとしておくのが良いかもね…

翔子さんと手を繋いで無言のまま駅に着き、電車に揺られ、最寄り駅まで来て、電車を降り、やっと翔子さんが口を開いてくれた。


「まったくもぉ!!教師の風上にも置けないわ!!」


翔子さんは明らかにプンスコ状態だ。


「うん!!境子きょうこと美久がしっかり何とかしてくれるわよ!!わたしの手を汚す必要は無いものね!!」


何やら自己完結した様で一安心かな?

何か設定上で質問等ありましたら感想欄にお願いします。

質問はユーザー名を伏せて後書きでお応えします。


罵詈雑言でも構いません。

お時間がありましたら他の作品「(仮)日本古武術の可能性」「忍者が異世界転移したらこぉなった!?」も合わせてお読みください。

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