ギブス外し。
焼肉かぁ…最近食べて無いなぁ…
あれからは平和な日々が続いた。
高木君達からは、侑二さんの話も聞かされた。
曰く、頼りになる先輩で、不正が大嫌いな人だと…
侑二さんのアルバイトはバイク屋さんで、主に修理と整備の見習いをしているんだとか。将来的にもバイク屋さんをしたいらしく、アルバイトも課外授業みたいな感覚で真剣に取り組んでいるらしい。
流石翔子さんのお兄さんだ。真面目だよね。僕も見習わないとだよね。
そして今日、ゴールデンウィークを前に左腕のギプスが外れる日が来た。
放課後に病院に行く事になっており、何故か付き添いが…
「なんで吉田先生まで一緒に来てるんですか?」
訝しげに宮乃杜がオレの左腕を支えて歩く吉田先生に質問していた。
「こぉ云うのにも同行するのが校医としての務めなのよ?」
尤もらしい事を言いながら、幸せな膨らみを僕の腕に押し当てるのは止めてください!!大っきくなっちゃダメな所が反応しますから!!
父さん、母さん…僕はまた大人の階段を駆け上がってしまいました…
「それなら、腕を組む必要は無いですよね?」
今度は、僕の右腕を胸に抱く翔子さんのツッコミが入った。
「これ?コレは大事よ。ドコかにぶつけてまた痛めてしまわない様に保護しなきゃだもの。」
またも尤もらしい事を言って、翔子さんの追求を躱す。
「でしたらその御役目、私が交代致しますわ。ですから吉田先生は学校にお戻りになって下さいませ。誰かが運ばれて来るかも知れませんので。」
久田の言葉も尤もでは有るんだけど、
「こんな大事な業務を素人に任せられるワケ無いでしょ?」
と、事も無気に躱してやがる…中々に手強いんだけど…
「みんなして着いて来るのもどぉかと思うんだけど…」
学校でも学校外でも、翔子さん、久田、宮乃杜はかなりの高確率で僕にベッタリなんだよね…教室に居ても、周りの視線がかなり痛いし、「お前も大変だなぁ…ハブの標的にされてたかと思えば、あんな美少女達に囲まれて…男達からは目の敵にされてるぞ?」とは相田の言葉だ。
好みは分かれるだろぉけど、三人共、確かにアイドルになれるくらいには可愛らしいのかもね。
「静也くんに着いて行ってるのは、辺な虫が寄り付かない様に警戒する為だよ!!特に、そっちに居る年増とかね!!」
翔子さんの鋭い視線と言葉に、吉田先生の眉間が動いた。
「そぉね。変な虫が着いたら大変だものね!!どこかのロリっ娘とかね!!」
うわっ!?こっちも負けてないぞ!?
猛獣同士の睨み合いの如く、ぐるるるるぅ…って唸り声が聞こえて来そぉなんですけど!?
そんな四面楚歌な状態に油を注ぐ人物が現れ様とは僕にも予想出来ませんでしたよ!!
ソレは病院の敷地に入る手前に現れた。
「みっどぉ〜さぁ〜ん!!」
がっしぃ〜!!
って感じに、女の子が飛び付いて来た!?
僕は知っている…こんな非常識な事を平然としてのける人物を…
「新聞見ましたよぉ!!表彰されてましたよ!!スゴいですよ!!」
彼女の目にはこの状況がどぉ映っているんだろぉか?
女性四人に囲まれてるんだよ!?その空気を読んだら、そんな事しないよね!?
「うぐっぅ…やぁ滝上さん…久しぶりだね。こんな所でどぉしたのかな?」
そぉ、僕達が向かっている先からこの娘は飛び出して来たのだ。
「捻挫しちゃって…湿布と痛み止め貰って来ました!!」
そんな状態で飛び付いちゃ…
「そんな状態でわたしの静也に飛び付かないの!!」
翔子さんが僕の言いたい事を言ってくれた。
翔子さんはたまに呼び捨てにして来るんだよね。あたかも自分の持ち物であるかの様に…
しかし…何なんだろ?この状況は…
そのまま五人に付き添われ、病院に入った…いや、付き添い五人って多過ぎない!?周りの目が痛いんですけど!?
「ぢゃぁ、ギプスを外しますねぇ。怖かったら目を瞑ってて下さいね。」
看護婦のお姉さんにそぉ言われたけど、特に恐怖は無いかな?
「はい。大丈夫ですよ。」
ま、僕の身体は今や医者泣かせ。いや、[異能]の能力を使えば、医者以上の力を発揮すると思うくらいだ。他者にすら効果を発揮させられるかもだからね。
「ホントに大丈夫?お姉さん的には、目を瞑ってくれた方が良いんだけどなぁ?」
ん?見られてると緊張するのかな?
「そぉですか?では…」
と、僕は言われるがままに目を瞑ってしまった。コレが罠だとは気付かずに…
「ぢゃぁしますねぇ〜」
僕はコクリと頷き、ギプスが外れるのを待ってみた。
ちゅっ。にゅるりんこ…れろれろ…
「どわぁ!?いきなり何をするんですか!?」
僕は驚いて目を見開き、看護婦のお姉さんから離れた。
いきなりキスされるとか…しかも舌が入って来て、口の中を弄られるとか…びっくりだよ!!
「きゃっ!!」
看護婦のお姉さんはわざとらしく後ろに倒れ、脚をぱっかぁ〜ん!!って開いて、スカートの中を見せ付けて来る始末だ。
「もぉ…ちょっとしたサービスよ?ダメだった?」
悪気も無い感じで、スカートをたくし上げ更に見せ付けて来た。
赤い派手な下着でした。
「そんなサービスは要りません!!早くギプスを外して下さい!!」
僕は何とか派手な赤いモノから目を外らし、そぉ言うのがやっとだった。
「そぉ?仕方無いわね…」
仕方無くない!!ちゃんと仕事をして下さい!!
「はいはい。」
と、看護婦のお姉さんは赤い派手なモノをスカートで隠し、ギブス外しをしてくれるんだけど…僕の左手に幸せな柔らかいモノを押し付ける意味が知りたい!!
モミモミしたい気持ちを抑えた僕を誰か褒めてくれ!!
そんな感じでだが、無事ギプスを外して貰ったは良いけど、僕の真ん中の脚は何故か元気になってしまっていた。
「あらあら、思春期さんね。良いわ。お姉さんに任せなさい!!」
看護婦のお姉さんは喜色満面で、僕のズボンのチャックを降ろし、硬くなったモノを取り出し、
「あら?見た目に反して、逞しいわね。お姉さん、こぉ云うの大好きよ。」
瞳を怪しく光らせ、看護婦のお姉さんはソレを食べた!?いや、コレは…吉田先生にされたアレだ!!
これは不可抗力だよね!?
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