表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
112/172

モテの秘訣。

波乱の予感?

幸せな柔らかい感触が右腕に…いや、幸せな柔らかい感触に右腕が挟まれてて、自由が利かない…そぉ言った方が正しいかもね…そんな感じで僕は高木君と向かい合っていた。


「えと…オレはお邪魔虫か?」


僕に貼り付いて離れ様としない滝上さんを見て、高木君がそんな事を言うけど、


「邪魔なワケ無いよ!!」


慌てて引き止める。


「えっ?だって、御堂も嬉そぉなんだが?」

「そんなの、思春期男子なら当たり前の反応だから!!」


今の僕は前屈み一歩手前だ。ソレを察しての意地悪な発言だ。その辺は幼馴染だから解ってるよ。彼に僕を見捨てるつもりは無い。…無いよね?


「解った解った。ほら、キミも離れてやってくれないか?一応、御堂も好きな娘に勘違いされたく無いハズだからさ。」


この一言がいけなかった…


「えっ?御堂さんの好きな人?この前居た人の中に居るんですよね!?」


めっちゃ喰い付いて、僕から離れ、高木君に詰め寄った。

おっ?離れてくれたか…なんか少し寂しいのは秘密だよ。


「それでソレで!!御堂さんはどんな人が好きなんですか!?御堂さん、ドーテーっぽいから、相手もショジョですか!?だとしたら、あのちょっと怖い感じの人か、めっちゃちっちゃい人のどちらかですよね!?」


滝上さんは喰い気味に高木君に喰い下がってるなぁ…言葉の中身は僕には聞こえて無いけど、これで高木君も良い方向に行けば良いんだけど…


「ん?ほかの二人は経験済みなのか?いや、一人の方は知ってるけど…」


うん。なにやら二人で盛り上がってるっぽいね。なら、僕は先に帰るかな?


「ぢゃぁ、僕は行くね?」


高木君にそぉ言い僕が歩き出すと、高木君もそれに追随して来て、滝上さんも慌てて追って来た。

そのまま僕達はほぼ無言で公園に戻って来た。


「あっ!!帰って来た!!もぉ!!何してたのよ?」


翔子さんが少しぷんすこしながら腰に手を当てて仁王立ちで出迎えてくれた。出迎えって云うのかな?


「あははは…ただいま…気になった事があって、ちょっと走って来ちゃったよ…」


僕は警察の事は話さずに、そぉ言って右手で後頭部をカキカキした。


「気になった事って、その娘?確か滝上瑞穂さんだっけ?」


ギヌロって感じに、ジト目で睨まれた。

なんだろ?そこはかと無い恐怖を感じるんだけど…


「ん?あ、いや彼女とはたまたま出会っただけだよ。警察の関係者の女の子達が狙われないか心配になってね…多分、今回捕まった人達もトカゲの尻尾だろぉしね…」


そぉ、黒幕は他に居る…僕の背後から声をかけて来たアイツ…どこの誰とも解らない。どんな考えの下、僕に声をかけたのか…コッチの動きを完璧に把握してたよね…


「あの人数でトカゲの尻尾なの?完全解決ぢゃ無く?」

「目に見えてる部分では…って感じだと思う。裏に何等かの組織が有っても不思議ぢゃ無いよ。」


翔子さんは少し考えて、


「…なんでそぉ言い切れるの?」


と聞いて来た。正直に言っても良いかな?


「昨日、駅のテレビでワイドショー見てた時、僕の背後からコッソリ声をかけて来た人が居て、それが「今回はこっちの負けにしておいてやるよ。」って声をかけられたんだよね。」

「「「「「はぁ!?」」」」」


なんか、そこに居た全員が僕達の会話に聞き耳を立ててたのか、翔子さんも含め驚きの言葉を上げていた。


「そ、そんな事一言も言って無かったよね!?」


翔子さんは僕をガックンガックン揺さぶりながら声を荒げている。


「なんですぐに教えてくれなかったかなぁ〜!!」


うわぁ…酔いそぉになってきちゃったよ…


「ちょっ!?まっ!!」


僕が抗議の声を上げた様とした時、


「ちょっと!!私の御堂さんをいぢめないで!!」

「わたしのぉ〜?」


僕は翔子さんから解放されたたのはされたのだが…うん。翔子さん怒ってる?


「私のですよ!!」

「ソレだけは認めない!!静也はわたしの静也なんだからぁ〜!!」


翔子さんと滝上さんがプロレスで見る力比べみたいに手を組み合って、一進一退の攻防を始めた…そこに乱入者が!?


「二人共止めなさい!!」

「みっともないですよ!!」


宮乃杜と久田が翔子さんと滝上さんを羽交い締めにして引き離している。


「静也様は誰のモノでも有りません!!皆んなで共有するべきですわ。」


滝上さんを羽交い締めにしている久田がとんでも発言をしやがった!?


「こらぁ〜!!美久ぅ〜!!何を辺な事言ってるのよぉ!!」


うんうん。ソコは翔子さんに賛成だな。


「何ですか!!私も静也様のお情けが欲しい一人ですよ!!」


あっ…久田も負けじと言い返してる…


「こら!!美久まで煽らないの!!翔子も落ち着いて!!」


宮乃杜がその場を収め様と一人右往左往している。

翔子さんって、かなり独占欲が強いんだな…ま、翔子さんに対してのみを見れば、僕も翔子さんの事は言えないよね…


「なぁ。お前って、こんなにモテてたっけ?」


高木君がそんな事を言い出した。

失敬な!!坂下当太の悪辣なのが無かったら、そこそこは…多分…あっ!![魅力ジュース]!!アレのせいか!!


「意外?」

「めっちゃ意外だよ…」


[魅力ジュース]の事は黙ってよ…

何か設定上で質問等ありましたら感想欄にお願いします。

質問はユーザー名を伏せて後書きでお応えします。


罵詈雑言でも構いません。

お時間がありましたら他の作品「(仮)日本古武術の可能性」「忍者が異世界転移したらこぉなった!?」も合わせてお読みください。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ