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帰り道。

どんな謝罪になってるんでしょぉか?

《〇〇県にて、中高生の少女を対象とした強姦、撮影と云う事件が有りました。この件に関しまして、警察関係者が犯罪者と内通しており、多数の被害者を出してしまった事は、警察史上稀に見る凄惨な事件であり、被害者の中には警察に訴え出ても相手にされず、自殺した方も居られると把握致しております。事件は全て警察関係者により揉み消されており、ソレさえ無ければ被害に遭わなかった方も多数いらっしゃる事を踏まえまして、警察の総力を上げて、今回の事件の全容を解明し、信頼回復に勤めたいと思います。誠に申し訳御座いませんでした。》と、記者会見の場で警視総監は悲痛な面持ちで頭を下げていた。》

と、記事にはあるけど…コレはドコまで信用出来るのかな?下手をしたら警視総監まで絡んでたり…まぁ、そこまでは無いかな?

取り敢えず、県警本部長とか幹部は総入れ替えになって、懲戒免職になって裁判って感じかな?


「おいおい…コレって結構大事おおごとぢゃねぇの!?」

「警視総監直々の謝罪かぁ…」

「処分がどこまで行くのか見モノだねぇ…」


戸次君、高木君、涼ねぇが読み終わって感想を漏らした。

確かに大事おおごとだし、事件としてもかなり大規模だったんぢゃないかな?

何組か実行犯が居たみたいだし…しかし、駅で声をかけて来たヤツは捕まらないんだろぉな…何かしらの…[神眼]か[異能]の能力を持ってるのは確かだと思う…本当の事件解決には、その能力を討ち破る必要が有るからね…しかも、相手は僕の事を知っていた。この件に関わっている事も解ってたみたいだから、今後は僕が狙われるかな?


「御堂くん?どぉかした?」


向かいの席に座ってた宮乃杜が、僕にそんな事を聞いて来た。


「…いや、何で無いよ。ただ…」

「ただ?」

「…お爺様が何をしでかすか解らないのがコワいかな?お爺様、女の子に甘いから…」


そぉ、明確な裏切りや敵対で無い限り、女性には優しいんだよね…


「ふぅ〜ん…静也くんとは違うんだ?」

「ん?僕も似た様なモンだと思うけど?」


うん。吉田先生には、明確に襲われたど、ソレを学校には言っていない…僕も気持ち良かったからね…うん。翔子さんには内緒だ!!絶対に知られる事は有ってはならない!!


「ま、確かに静也くんは敵対した美久すら許したもんね。女に甘いと大怪我するよ?甘くするのはわたしだけにしないと!!」

「…はい。」


翔子さんには逆らわないのが吉だね。

その後、皆んなでワイワイ騒いで解散になった。


「良いか?全員逆恨みには充分注意しろよ。」

「「「「「はい。」」」」」


侑さんの気遣いに皆んなしっかり返事をし、


「静也、そっちの中学生はお前が送ってやれ。他のヤツ等だと送り狼になりそぉだからな…」

「…あ…はい…」


侑さんの言葉に渋々ながら従ったけど、


「送り狼になんてなりませんよ!!」

「オレ等を何だと思ってるんですか!?」

「こんな可愛い娘に無理矢理とかしません!!ちゃんと口説き落としてからにしますよ!!」


戸次君とその友達が喰い付いたけど、


「そんな所がだなぁ…そぉ云うなら、そっちの二人を送ってやれ。」


って、久田と宮乃杜を送る様に促してくれた。


「まぁ…そぉですね。解りました。」

「オレ達がどれだけ紳士か見せてやりますよ!!」

「でも、オレ達には脈無い様に感じるんだがなぁ…」


って、半分諦めモードなのはご愛嬌かな?

僕は滝上瑞穂さんを送って行く事になり、翔子さんはお兄さんである侑さんと帰るみたいだ。高木君達は涼ねぇを送るみたい。

いやいや、僕が一人でって無理が無いか!?

皆んなと分かれる時、翔子さんがお尻をつねって来て、


「浮気はダメだからね?」


って念押しして来たのはなんか微笑ましかった。


「で、御堂さんはあの三人の中の誰と付き合ってるんですか?」


帰り道の話題のつもりか、滝上瑞穂さんはそんな事を聞いて来た。


「いや…まだ、付き合っては無いと思うけど…」

「そっかぁ…微妙何ですね。」


滝上瑞穂さんの声は心なしか弾んでいる様だった。

ま、変な期待はしないでおこぉ…こんな可愛らしい娘が僕に一目惚れとか…うん、無い無い!!有ってもハシカみたいなモノだよね。


「うん、そぉだね。」

「よし!!まだチャンスはあるよ!!」


僕の返事の後の声は小さ過ぎて良く聞こえなかったけど、滝上瑞穂さんは軽くガッツポーズをしていたのが見えた。

そして、何故か僕の右手を滝上瑞穂さんは握って来た。


「えっ?」

「あっ…その…少し不安なのでこぉして貰ってて良いですか?」


不安?あぁ…拉致られちゃったから、その記憶が有るのかな?この辺が攫われた付近だったとか…


「そぉだね…コワい思いもしたんだったっけ?ソレなら仕方無いよね。」


僕は握られた手を軽く握ってあげる。間違っても[怪力]は使わない。使ったら握り潰しちゃうもんね。


「あ〜あ…私も彼氏とか欲しいなぁ…」


いきなり滝上瑞穂さんがそんな事を言い出した。


「今受験生でしょ?」


僕はソレを嗜めよぉと口を開いた。


「はい?あぁ…確かに中三ですけど…それが?」

「受験が終わるまでは勉強に集中した方が良いと思うよ。将来、後悔しない為にもね。」


在り来りだけど、コレは大人が実感してるからこそだとお爺様も言ってたんだよね。


「うわぁ…パパやママと同じ事言ってるぅ。でもでも、今を楽しまないと将来、後悔しそぉぢゃないですか?」


うん、コレはコレでよく有る大人の言葉だね。


「うん、そぉだね。でも、同じ後悔するんなら、後になって自分に良い物が残ってるだろぉ後悔の方が良いと思うよ。今回は学力、知識って財産を残す為に勉強をするのが良いと思うよ。何かしら目標に向かって頑張る事は、自分の力になるからね。」


コレもよく有る大人の人の言葉なんだよね…


「確かにそぉかも知れませんけど、この時期に将来の旦那様と出会ってたりしたらどぉですか?」


うわぁ…喰い下がるなぁ…

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質問はユーザー名を伏せて後書きでお応えします。


罵詈雑言でも構いません。

お時間がありましたら他の作品「(仮)日本古武術の可能性」「忍者が異世界転移したらこぉなった!?」も合わせてお読みください。

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