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いぢめられっ子の逆襲(仮)  作者: ちまき
僕の逆襲。
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僕は生きている。

思い付きで書きました。

その日も僕は泣いていた…クラス全員からハブられ、バカにされ、殴られ、蹴られ、踏み付けられ…教師は教師で相談してもお前が悪いの一点張りだ…僕の何が悪かったのかな?


「いやぁ、お前の顔が気に入らないんだよなぁ…」

「何をクソ真面目に教師の言う事聞いてんだ?」

「目障りなんだよ!!」


ソレが僕のいぢめられてる原因なんだろぉか?全く解らない…


「なんだよ!!コッチ見るなよ!!このすけべヤロー!!」

「なによ!!アンタの存在自体がセクハラなんだよ!!」

「近付かないで!!変な病気が感染うつるぢゃ無い!!」


女達からもそんな意見が毎日の様に浴びせられる。


「おぉ!?女の子達に気に掛けて貰えて羨ましいなぁ!!」

「話して貰えるだけ有り難く思えや!!」

「テメェの存在が認めて貰えてて良かったなぁ!!」


なんだよそれ…そんな風に云われる筋合いドコに有ったんだよ…

教師も教師で、


「成績は申し分無いが、友人を一人も作れない様ぢゃ内申点は最低点にするしか無いぞ?もっと友人を作る努力をしたらどぉだ?」


ってニヤニヤしながら言いやがった…何なんだよ全く…僕が何をしたんだよ!?ソレに後半年もあんな連中と一緒に居なきゃいけないなんて、僕にとっては地獄以外の何物でも無いよ?どぉすれば良いのさ…神様が居るんなら答えを教えてよ…

…ほら、何も聴こえない…神様なんて居るワケ無いしね。


「はぁ…アイツ等一生付き纏うんだろなぁ…何とかなんないか?なんないよなぁ…」


今更暴力に訴えても悪者にされるだけだし…話術?話の通じ無いヤツ等相手ぢゃ無意味だよなぁ…

親は…ほとんど家に居ないぢゃんか…

はぁ…連休で学校に行かなくて良いのは良いけどどぉしよっかなぁ…

僕はボンヤリし過ぎていたのか、小学生の頃、みんなでかくれんぼをしていた廃ビル、通称【幽霊ホテル】に来ていた…

ココで遺書でも残して首を吊るのも一興だよな…

そんなバカな事を考えながら幽霊ホテルを散策していると、


「あれ?あんなの有ったか?つか、電気来てるのか?」


僕が見てるモノ、場違い感が半端無いけど一台の自販機が鎮座して、煌々と灯りを灯していた。

辺りは薄暗く、まだ夕方前なのにその一画だけ夜みたいだ…

僕はボンヤリしながら、その自販機に近付いて行く…何故か気になった…何故かと問われても返事に困るんだけど、ホントに何となく…そんな感じだったんだ…

しかし、そこに着いて、先ず見えたのは首吊り用には打って付けのロープ、ご丁寧に首を入れる穴まで作ってくれている…さぁ!!首を吊るのです!!って言ってる様にも見える…

このまま拝借するのも良いかもね…

僕は自販機の灯りを利用して、ノートに遺書を書いた。


《父さん、母さん、先立つ不幸をお許し下さい。

自殺なんてバカな真似をしてごめんなさい。

もぉ学校に僕の居場所は無くなりました。居場所が無いくらいならまだ救いは在ります。誰からも相手にされて無い方がまだ勉強も出来たと思うけど、今の状況では勉強もマトモに出来ません。

僕の救いは来世にしか無いと結論付けました。

さようなら》


コレで良いかな?もっとこぉ恨み辛みを書いた方が良かったかな?


《追伸、僕を自殺に追い込んだのはクラスメイトの高木君、佐藤君、鈴木君を除いた全員と教師達です。何かしらの処罰をお願いします。》


もっと詳しく書いた方が良いのかなぁ?ん〜…ま、いっか。死んだ後の事なんか考えても意味無いよな。

そこまでやって、喉がカラカラなのに気が付いた。

そぉだな…最後の晩餐…とまではいかないけど自販機があるぢゃん、何か飲むかな…なになに…


[この自動販売機の商品はどれもクソマズいです。ですが、飲み干すとあら不思議、不思議な力があなたのモノに!!自殺なんてバカな事をするくらいなら取り敢えず何か一本飲んでみな?人生が変わるかもよ?]


って…バカにしてるの?ま、いっか…あれ?硬貨を入れる場所はドコだ?

僕はなんとなく一つのボタンを押したら、

ガコン…

って、一本のジュースが…落ちて来たジュースはかなり小さい…コレって一口で飲み終わるよな?ま、いっか…

僕はそのジュースを飲み干した…なんぢゃこりゃぁ!?マズいって言葉ぢゃ表せないぞ!?あの注意書きホントだったのか…バカにして!!

…はははは…自販機にまでバカにされるとかなんなんだよ…

トドメを刺したのはお前だぞ!!

って、自販機を睨み付けても意味無いか…

ガラガラガラガラ…

ボクは近くに有った踏み台に丁度良い台をロープの所に引っ張って来た。

さて…サヨナラ現世、来世ぢゃ幸せになれます様に…


「うりゃぁ!!」


気合い一発!!僕は輪っかに首を通して台から飛び降りた…

ガクン!!

首に全体重がかかり、頸動脈、頸静脈、喉が締まり、圧迫し、僕は…アレ?苦しく無い?アレ?死んでるだろ普通?

ぶらぶら…

身体が揺れている…死んで幽体離脱して客観的に自分を…見てないな?なんだこれ?ちゃんと首は吊れてるよな?なのに苦しくもなんとも無いとか有り得るのか?

もぉ少し待てば死ぬかな?

アレから何分経ったかな?一向に死ぬ気配が無いんだけど…その時、不意に自販機に書かれていた文言が脳裏を過った…

コレが不思議な力なのか?

僕は何とか首を輪っかから抜いて…

どさっ!!

と地面に落ちる…痛くないんだけど…


[頑丈ジュース]

身体が傷付かなくなります。痛みとは無縁の人生を送れますよ。


って…なんぢゃこりゃ?待てよ…

僕は自販機をよく見てみる。一個だけ売り切れになっていた…ソレは[頑丈ジュース]だ。まさか…飲み干したから!?

僕は慌てて全種類を制覇した。その瞬間、何でだ!?自販機は消えていた…

もしかして、僕は取り返しの付かない事をしたんぢゃ…

ジュースの種類は余り考えてません、ただ…コレまでの作品とは全く違う切り口なので書いてる方も戸惑ってます。

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