読書記録「小説家・ライターになれる人なれない人」
これなんのきっかけでいつ買ったのかが思い出せないくらい前からあって読んでいなかった本です。
小説はとにかく地道な行動の積み重ねによるもの。
プロットを立てて最後まで展開を見通せているようで、実は自身の超えるべき壁に向かって旅をしているようなものだからとても苦難が多い。
そういう感じが、長編で特にありました。
描いている時、読み返す時、改稿の時。
改稿のときに感じるのは、私が変わっているということです。
少し更新をあけて再開しするときに感じるのは、私が超えられていないという気持ち。
大いにあけてしまうと私はその問題をもう同じ温度では考えていないというときもあります。
添いながら体験し私も越えて変わっていくためにも私は書かなくてはいけません。
私は主人公ではないし、どのキャラクターでもないし、彼らの抱える課題を抱えてはいません。
でも描くその時その時のごく一瞬は彼の問題を彼がどうクリアするかを一緒に体感している気がします。
だから越えたいのです。
超える力を感じないといけないのです。
小説を書くことが私を生きることそのもの。
食い扶持にもならず、誰に求められているでもなく、能力がたかがしれていようとも、残念ながら私は小説家でそう生きることになっている。
地獄に落ちたようなものだなと思います。
せっかく落ちているのだから満喫してやろう。
まっとうできたらいいなと思います。
見開き一ページで一つのテーマで書かれた本です。
左端にまとめてあるのでより行動を意識しやすくなっています。
掲載日2018年 11月10日 22時52分