1. 最強勇者転生する
書いてみたのはいいものの、あまり良いとは思えない出来になりました。評価を気にするタイプなので、ビシバシいって下さるとうれしいです。
俺は、日本から来た。
所謂、異世界転移して勇者になったということだ。
「ユウトさーん。今日もウチのギルドが活躍したみたいですよー。何でもドラゴンを屠ったとかー」
「そうか。よくやってくれたな」と、短く返した。
紹介しなかったが、俺の名前は周防悠人。紛れも無い日本人だ。こちらの世界では勇者とも呼ばれている。
もともと器用だった俺は転移直後でも時間がかからず対応することが出来たが、正直強くなり過ぎてしまったと後悔している。今では敵なしとなってしまったので、後継者を育成中だ。
因みにさっき俺に話しかけてきたのは俺の妻であるターニャ=メフィストだ。
そして、みんなには内緒なのだが、近々俺はこの世界から消えようと思っている
勿論勝手に居なくなるなんて事はしない。それは混乱を呼ぶだけだからだ。転移してきた頃にお世話になったこともあるからこそ余計な事には巻き込みたくない。
ターニャには伝えてあるが、言った時は大反対された事を覚えている。
「ユウトさん?!何を考えてるんですか?そんな事をしたらこの世界中の人々が悲しみますよ!貴方一人の勝手な都合で消えたらどうなるか、そんな事は考えなくてもわかりますよ!」
俺はじゃあと言わんばかりに彼女に告げた。
「この世界に永久の平和を求むる者それは我なり。我に力を与えよ! [大結界]
これでどうだ?俺のオリジナルスキル [大結界]を使った。
しかもこの世界にある国全てに結界を張っておいたぞ。
これなら俺が消えても一安心だ。よーしこれで一つ目の問題は解決されたぞ。
それとな、お前に良い話をしよう。俺は転生する時にもう一人転生させることが出来るんだ。それをお前にしたいと思っている。だから後はお前自身の答えだけだ。ターニャ」
「まだ二つ目の問題が解決されてませんよー。でも、付いて行っても良いと言う話は喜んで受けたいと考えております。末永くよろしくお願いします。私はユウトさんが大好きです」
俺は彼女の発言にちょっとドキッとした。こいつこんな可愛いこと言ってくれるとはな。
てことで二つ目の事を考えないとな。勇者が突然消えるのは困るだろうし。ここで妙案が浮かんだ。なら、勇者を消してしまうのはどうだろうか?存在自体が無ければ誰も傷つかないじゃん。
まぁこの際自分の功績なんていらねぇし。はぱっと消しますか。俺はスキルを全世界に対象にする。
当たり前だがターニャとお礼を言わなければならない人は外したがな。そして俺はスキルを発動した。
その日の夜、俺はかつての仲間に別れを告げた。
泣くつもりなんて無かったが、自然とこぼれ落ちていたようだった。俺自身この世界に心残りはない。平和にあってほしいと願っている。
ターニャは楽しそうにしていたが俺と同じように悲しさや切なさが見受けられた。
そんな中、この良い雰囲気をぶち壊す奴がいた。
「ユウトとターニャは結局結婚しなかったのな?俺は
いつするかそわそわしてたのによぉ〜」
おのれ、今はどうでも良いだろうが!しかも夫婦だから!
お前に言うと面倒くさいの分かってたから伝えなかったんだよ!どちらにせよめんどいのは変わらんかったが。
雰囲気を壊してまで聞きたかったのか、彼は周りから睨まれていることに気付いていない。当然だろう、彼以外はみんな知っていることにそわそわしてるんだから。
すると「そーいえば、あんちゃん面倒くさいからって伝えなかった奴がいるって言ってたな?もしかしてこいつのことか?」
と、何とか話を繋ぎ止めたことにより周りの睨みも無くなった。
どちらにせよ当の本人は気づいてないようだったが。
するとそわそわしていた彼は、
「もしかして結婚してんのか?なんだよお前はじめの街でびっちり面倒見てやったっていうのにそりゃないぜー。
すまんなどうしても気になったもんで空気をぶち壊しにしちまった。あー、今のは無かったことにしてくれるとありがてぇ」
周りは「気にすんな」とか「そりゃ気になるわなー」と声をかけていた。食事、挨拶も終わっためそろそろ行こうかと言いターニャは頷いた。
「今まで本当にお世話になった。感謝しても仕切れない部分もあるが、今後とも頑張っていきたいと思っている。
それじゃ、もう会う事は無いだろうがまたな!」
俺は転生スキルを起動し、ターニャと自分にかける。
ターニャは別の家庭で産まれるが、自分と交流のある家に生まれ変わると思う。後は俺の願望だが、なんでも出来てしまうという人生ほど退屈なものはないと思う。
なので、転生先は大器晩成型が良いなと思っている。
というわけで起動終了!明日からどんどん頑張ろー!
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作者は文法などが、あまり頭にありません、
そんな奴が小説書くなと言ってしまえばそれまでですが、是非そんなことを言わずにおかしい所を指摘していただけると幸いです。