鼻塩塩……（話をしよう……）
ゼロ「なんで一年近くもほったらかしだったんだ？（怒）」
うp主「我輩の忙しさなんて！あなたにはわからないでしょうね！（泣）」
ゼロ「じゃあ、なんで忙しかったんだよ？」
うp主「よーつべとか、ニコニコとか……」
ゼロ「遊んでんじゃねぇか！」
うp主「アニメとかゲームとかで忙しかったんだろうが！」
ゼロ「だから、遊んでんじゃねぇか！」
「……だから、襲う気もなければ、怒ってもないし、ましてや喰う気なんざサラサラない。どうだ、落ち着いたか？」
「えぇ……なんとか……」
……まぁ、とりあえず怒ってないこと、喰う気もないことは分かったけど、まだわからない部分がたくさんあるし、それに……
「あ、あの……」
「ん？」
「さっきの『なんでもします』というのを……」
「あぁ、取り消していいよ。いや、むしろ取り消してくれ……こっちまで気まづくなる……」
「あ、ありがとうございます……」
我ながら恥ずかしい……。
冷静になってみれば女が男に「なんでもします」はいろいろとアウトじゃんコレ……。
相手が優しくて改めて良かったと思う……。
と、それはさておき
「あの……」
「今度はなんだ？」
「さっきは、その、……私が斬りかかったとき、どうやって避けたんでしょうか？」
「……いや、別に敬語じゃなくてもいいんだが……」
「なんだか、馴れ馴れしいとか怒られそうで……」
「さっきの調子でいいよ。オレもそっちの方が話しやすい。」
「じゃ、じゃあ、そうさせてもらうわ……」
「あぁ、それでいい。で、なぜ、避けたことを知りたがる？」
「いや……ちょっと気になって……」
「ふーん、まぁ、オレは『魔法』使えないが……」
「……え！？」
いよいよもってわからない。あれは確実に物理技じゃない。
「○○の大魔法だ」とか言うと思ったら、いきなり「魔法使えない」宣言しちゃったよこの人……あ、いや『ドラゴン』。
確か、『ドラゴン』の『魔法』っていったら、ものすごい『大魔法』で、勝てる相手はそうそういない。
……そもそも『魔法』を使えない『ドラゴン』どころか、『種族』すら聞いたことがないんだけど……
「……まぁ、『能力』ってやつだ。それで避けた。」
…………。
……え？の、『能力』？
「え……『能力』ってどういう……？」
「まぁ、わからないのは当たり前だろうな。『この世界』は基本的に魔法だし……」
……もしかして、このゼロって男……
いや、でも……
うーん……思い切って訊いてみるしか……
「あなた……もしかして……？」
「おんや？あっさり信じてもらえるのか？この世界。まぁ、簡単に言うとオレは『別世界』から来た『異世界人』っつーわけ。……いやまてよ？オレ『人間』じゃねぇから……」
やはり、『別世界』から来たようだ……
ごくたまに、『別世界』から迷いこんでくる『人間』もいるらしいし、『召喚魔法』でも『別世界』のものを召喚させてしまうこともあるらしいとは聞いたことはある。
でも、『ドラゴン』が、ましてや『自分の意思』で来たというのは今まで聞いたことがない。
……って何コレ、超レアじゃん。レア中のレアじゃん。
「……っつーことはオレは『異世界竜』か。なんかカッケーな！……ってどうしたヴェルさん？まるで神を前にして昇天しそうになってるような顔して？」
「いやどんな顔してるのよ私……」
キラキラした顔が一気に冷めたんだけど……
私『悪魔』だからなんか冗談に聞こえないよ……？
「……まぁ、話を戻すと、避けたときに使った『能力』だが、『時間の進む速度を『0』にした』んだ。」
「…………へ？」
はい、理解できるひと〜？
いますか〜？
少なくとも私はできませ〜ん。
「あ〜簡単に言うと『時間を止めた』ってこと。その『時間が止まった空間』の中で、オレはヴェルさんの後ろにまわりこんだっつーことだ。」
「え、え〜っと？じゃあ、ゼロの能力は『時間を止める能力』ってこと？」
「いや、正確には違う。」
そう言うとゼロは、座っている私の額に人差し指を当て、
「『摩擦0』」
と呟いた瞬間、
「？……って、あわわわわわ！？！？……痛ッ！？」
私は仰向けに倒れて後頭部を打ってしまった。
なぜ倒れたのかといえば、なんでもなかった床がいきなり滑ったからだ。
いや、『床が滑るようになった』というよりは……
「いたた……」
「この能力は、正確には『数値を『0』にする能力』だ。」
「……え？あ、ちょ、や、ヤバイ！……ス、スカートが……！？」
「逆に言えば『0』にしかできないがな……。」
「……あ、あれ！？……つ、掴めない！？……な、なんで！？」
「まぁ、この能力でお前の『体』の『摩擦』を『0』にしたんだ。」
「……な、なるほど、理解したわ……。だから、能力解除してくれないかなぁって……。」
「ホントに理解したか？コレ一発で理解できるやつ少ねぇからよ、もう少し試してやっても……」
「スカートが！！！スカートが脱げそうなのォ！！！」
「解除ォォォ！！！」
そう言って、ゼロは指を鳴らして『能力』を『解除』した……。
？？？「はい、やってまいりました！次回予告！」
ゼロ「いや、普通に誰だよお前。」
？？？「ってひどいなアニキ！？」
ゼロ「って、その声お前……」
？？？「あーっとストップ！」
ゼロ「……なして？」
？？？「いや、『？？？』ってことはバラしちゃダメってことだろ？」
うp主「そうそう。」
ゼロ・？？？「「うわ出て来やがった！！！」」
うp主「君たちもひどいな！？」
ゼロ「つーか、『次回予告』ってそんなアニメじゃあるまいし……」
うp主「いいじゃないか。我輩の気分なんだから。んじゃあ、コレ読んでね☆」
？？？「おうともよ！」
いよいよ物語も終盤！ついに魔王までたどり着いたゼロ！いったいどんな方法なら魔王を打ち滅ぼすことができるのか！？はたして、魔王の本当の目的とはいかに！？
次回！『ゼロ死す！』
ゼロ「死ぬかーーーッ！！！！！」
☆まだまだ続くよ☆
