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『本能』って、なんだろう?(哲学)

うp主「お!ランプの精だ!」

ゼロ「おぉ。」

うp主「なんでも願いを叶えてくれるんだって!」

ゼロ「そうか。」

うp主「決めたぜ!」

ゼロ「早いな。」

うp主「僕と一緒に幸せになって下さい。」

ゼロ「は?」

アリーオ「え……///」

うp主「ダメですか?」

アリーオ「よ、喜んでぇ……///」

ゼロ「なんだこれ?」

うp主・アリーオ「「なお、この作品はフィクションです。(ですぅ。)」」

ゼロ「では本編へどーぞー。」

「へぇ〜、この世界のパスポートはこうなってんのか。」


小さな手帳のような見た目で、中に個人情報が入ったチップが入っているらしい。

世界によってはただの紙切れだったり、カードだったり、ボールだったりと、とてもいろいろな形をしている。


「レイアはこの通りもうあるのね。」

「でも、お前一応追放されてるんだろ?新しく作り直しゃあいいじゃねぇか。」

「どうせすぐバレるのね。」

「なんか、妙なとこで真面目だなお前……」

「へぇ〜……これがパスポート……」

「困りましたねぇ……これだとひとつ余ってしまいますぅ……」

「じゃあお前の分にすりゃあいいじゃねぇか。」

「あいえ、持ってますのでぇ。」

「持ってんのかよ……」

「仕方ありませんねぇ、これはスペアにしておきましょう。では、ふたつめの願いをどうぞぉ?」

「だから、オレ願いとかないって。」

「あなたがぁッ!願いを言うまでぇッ!腕を掴むのをやめな……痛だだだだだ!!!折れる折れる折れるぅ!!折れちゃいますぅぅぅ!!!があああああ!!!!!」


ゼロは掴んできたアリーオの腕を掴み返した。


「じゃあレイアの願いを叶えてほしいのね!!」

「はい!!もうなんでもぉ!!」

「これでもオレを離さないあたりスゲェぞお前……」

「そして、その願いというのは……」


「持ってる物全部よこすのね。」


と、ドスの効いた声でレイアが言った。

それに対してアリーオは、


「あハイ。いいですよぉ?」


これまたあっさり言った。


「ズコッ!?……いやいやいやそこはもっと怯えるとかそんな感じで……」

「はい。これで全部ですぅ。」

「え?」


アリーオが出したのは水筒と枕とナイフと小瓶だけだった。


「え……?」

「これ……」

「だけ……?」

「はい、そうですよぉ?必要なものがあればそれだけで充分ですぅ。」

「な、なんか、一本取られたのね……」

「この小瓶って……?」


ヴェルが小瓶を(つま)んだ。


「『猛毒』ですよぉ。」

「ヒッ!!」


慌てて手を離した。

転がる小瓶を拾ってアリーオは続けた。


「って言っても大丈夫ですよぉ。この毒は『魔族』には効かない特殊な毒ですからぁ。少なくとも私とヴェルさんにはなんにも起きませんよぉ。」

「なんでそんな物騒なモン持ってんだ?」

「ええとですねぇ……このナイフにちょっとつけてっとぉ……投げますッ!」


アリーオの手から放たれたナイフはゼロのそばの木に刺さった。

よく見ると、落ちてきた葉っぱを刺しつつ木目の様なところのど真ん中に刺さっている。


「「スゴッ……」」

「まぁ、こんな感じでハンティングしてるんですよぉ。」

「お、おぉう……お前もお前でサバイバルしてたんだな……」

「とまぁそんなことはおいといてぇ、それでは、3つめの願いをどうぞぉ!」

「んじゃあ次はヴェルさんだな。」

「え?私?」

「さぁさぁ!なんでもいいですよぉ?」

「う〜ん……じゃあ……」

「はいはいぃ!」

「私たちのパーティの仲間にならない?……なんて……」


「「「・・・・・・」」」


「あれ?どうしたのみんな……?」

「「は……?」」

「Heil 2 U ア〜ンドミィ〜!!!すんばらしい願いですぅ〜!!!あなたも『魔族』かと思ったら『天使』だったんですねぇ♪」

「いやだから私『大悪魔』……」

「いや待て待て待て待て待て!?オレ達いつからパーティになったんだよ!?」

「そうなのね!?ゼロ(こんなヤツ)と一緒とかごめんなのね!?」

「これからもよろしくお願いしますぅぅぅ〜〜〜♪」

「うん、まぁ、よろしくね。」

「聞けよ!?」「聞くのね!?」




「というわけで、4つめの願いをどうぞぉ!」

「3つまでじゃなかったのか?」

「「5回でも10回でも何回でも」って言ったじゃないですかぁ?」

「親切にわざと気づかないふりしてやったのに。」

「本当になんでもいいんですよぉ?こんな美人でナイスバディな()なんてなかなかいませんよぉ?あ〜んなことや、こ〜んなことでもぉ……」


「ナイスバディって言っても、ド貧乳なのね。」


レイアの一言が、ふたりの間に戦慄(せんりつ)が走った。


「むむぅ?そういうあなたこそ、ペッタンコではないですかぁ?」

「レイアは別に気にしてないのね。『貧乳はステータスだ!希少価値だ!』って何かで聞いたことがあるのね。」

「おやぁ?奇遇ですねぇ?私と同じ考えですぅ。」

「ん?本当なのね?」


「・・・」デスゥ……


「・・・」ナノォ……



ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…………



「「YEER!!!」」



ピシガシグッグッ!!



「何アレ……」

「オレも知らん。」

「あと、『ヒンニュウ』って何?」

「オレに訊くな。」


「ハッ!そうでしたぁ!4つめの願いはなんですかぁ?ほんっとになんでもいいんですぅ!!」

「……しゃーねぇな……んじゃあ、次で最後の願いにしよう。」

「はいぃ!もうなんでもぉ!とびっきり凄い願いをぉ!!」

「そのランプから出てこい。」

「……はい?もう出てますがぁ?」

「足がまだ入ってるじゃねぇか。」

「はぁ……」



シュルシュル……スポッ……



「何十年ぶりでしょう?地面に足ついたのは。」

「そんな引き()もってたのかよ。まぁ、それでいい。」


ゼロはランプを手にとり、いろいろな方向から見ている。


「ふむ。」

「そのランプをどうs……」

「オルゥァア!!!」



ドグッシャァア!!!



ゼロは突然ランプを地面に叩きつけた。


「「「ッ!?!?」」」


もちろん大困惑の三人である。

ゼロは拾ったかと思うと、今度は連続で殴りつけた。


「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ!!!!!」


「「「ッ!?!?!?」」」


そして、もはや原形を(とど)めてない物をそのまま空の彼方(かなた)に吹っ飛ばしてしまった。


「オゥゥゥラァァアアア!!!!!」



キラーン☆



「えええェェェ〜〜〜〜〜ッ!?!?!?」

「フゥ〜スッとしたぜぇ……」

「ちょ!え!?あ、あれ私の家みたいなものだったんですがぁ!?」

「安心しろ。オレ達も家ないから。」

「えぇ…………」

「さ、さすがゼロ……私たちにできないことを平然とやってのける……」

「シビれもしないし、憧れもしないのね……」

???「面!!!」

ゼロ(パシッ)

???(受け止めやがった……)

うp主「な、なぜ……我輩が……真っ二つに……」

???「ならば!二刀流!!!」

ゼロ「そいや!」


ズザザザン!!!


うp主「な、なにぃーーーッ!?!?我輩がッ!?みじん切りにされているッ!?!?(サイコロステーキ先輩!?)」

ゼロ「やったぜ。」

???「というわけで。」

うp主「いったいいつから我輩を倒したと錯覚していた?」



次回『な……なんだってーーー!!』



ゼロ「お前マジでどうすりゃ死ぬんだ?」

???「三刀流!『三千世k……

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