だいたいランプの精のせい
シャドウ「なぁ、うp主さんよ?」
うp主「ヘイヘイ、何でごぜぇやしょう?」
シャドウ「なんでレイアは緑一色なのに、パンツは薄ピンクなんだ?」
うp主「桜色って言いなさいな。」
シャドウ「なるほど亜種か。どうりで桜柄だったわけだ。じゃあブラは金色なのか?でも、下着にその色をあてるんだったら『レイアには妹がいました。』だとか、レイアのお母さんとかにその色をあてたりするもんじゃねぇのか?」
うp主「あいいねソレ!」
ゼロ「何設定与えてんだよ。」(殴)
シャドウ「アニキもアニキでなんでオレ様を見ただけで殴るんだよ?」
うp主「名前は『サクラ』と『ルナ』で決まりだな。こっちは毒が得意って設定で……」
ゼロ「ネタバレンティック・トルネードやめろ」(殴)
うp主・シャドウ「「なにそれ……?」」
「全く、ひどい目にあったのね……」
「まぁまぁ、回復できたんだし……」
「それにしても、回復薬使っても目は治らないんだな。」
「これほど深い傷はさすがに回復薬じゃ治らないのね。」
レイアは左目の包帯をさすりながら言った。
「でも、尻尾は治ってるじゃねぇか。」
「あ、ホントだ。ゼロに斬られたところも治ってる。」
「尻尾ぐらいほっとけば生えてくるのね。」
「トカゲかよ。」
「『ドラゴン』なのね。」
三人が話しながら森を抜けようとしたとき、
ガチッ
「んぁ?なんだ?」
ゼロが何かを踏んづけた。
拾うとそれは、綺麗な宝石がいくつも散りばめられた金ピカのランプだった。
「どうしたの?」
「なんかこんなもん落ちてたんだが。」
「ん?」
レイアは受け取るとランプをいろんな角度から見回した。
「ナニコレ?『魔法のランプ』?」
「『魔法のランプ』通じんのか……」
「『魔法のランプ』?……って何?」
「もうこの際、電子機器とかあるのは許す。」
「まだ許してなかったのね?」
「だが、なんで童話とか物語とか普通に通じるんだよ!?普通そうゆうのって世界によってバラバラだろ!?」
「ね、ねぇ……」
「逆に言えばゼロもなんで異世界から来たのに知ってるのね?」
「ねぇってば。」
「オレ的には、絶対にこの世界がおかしいと思うんだが。」
「ねぇ。」
「決めつけるのは良くないのね。ゼロは頭も堅すぎるのね。」
「それは知っt……」
「「ねえええぇぇぇってば!!!」」
「ッ!?……な、なんなのねいきなり……」
「……なんか今、ヴェルさんともうひとりいたような……?」
「いい加減、喧嘩はやめてよ。二人の喧嘩止まらないじゃない。それに、『魔法のランプ』って何?」
ゼロとレイアはチラッとお互いを見て口喧嘩を中断した。
「まぁ、なんつーか、こういうランプを擦るとだな……」
「それ、ランプって言うんだ。」
「オレも知らんけども……まぁ、とにかくコレを擦ると『ランプの精』なる者が出てきて、3つまで願いを叶えてくれるっつう話だよ。」
「なんか、まともだね。」
「これで、まともならヴェルさんもこっち側だ。」
「じゃあ擦ってみるのね。」
レイアはランプに手をかけた。
「いや待て待て!ここで願いを叶えてもらったらこの物語終わっちまうじゃねぇか。」
「い、いきなりメタすぎるのね……」
「それに、本当に出てくるとは限らねぇし。」
「……まぁ、それもそうなのね。」
「えぇ……だったら、なおさら擦ってみればいいじゃない。」
「いや、やめておくのね。なんか危険なモノが出てきても困るのね。」
「えぇ……」
「ほらほらこんなもん無視だ。」
ゼロはレイアからランプを取りあげるとその辺に捨ててしまった。
「んじゃ行くぞお前ら。」
「行くのね行くのね。」
「え、いや、ちょ、えぇぇぇ……」
「……ちょ、ちょっとぉ……ねぇ、ちょっとぉ……オイ。オォイ。オイコルァァアアア!!!!!」
三人が立ち去ろうとすると、ランプから一人の女性が飛び出してきた。
「「本当に出てきた!?!?」」
「勝手に出てくんなよ。」
「いやいやいやぁ!!!そりゃぁ出てきますよぉ!?なんで擦らないんですかぁ!?いいとこまでいってたのにぃ!!」
「擦らなくても出てきたじゃねぇか。」
「あ、ホントだ……と、ともかくぅ!私が出てきたからには自己紹介をいたしますぅ。私はランプの『魔人』、『アリーオ』と申しますぅ。」
『ランプの魔人』を名乗る少女は、アラビアンな踊り子を思わせる服装で、やはり露出は多めだ。
黒いツインテールや纏っている布など、奇妙にふわふわ浮いている。
そして、ヴェルと似た感じの角、翼、尻尾が生えている。
ゼロは軽くおじぎをして自己紹介をした。
「オレはゼロ・リドリー。」
「私はヴェル。」
「レイアなのね。」
「あら、ご丁寧にどうもぉ。それではぁ!あなた方の願いをなんでも叶えてさしあげましょう!このアリーオがぁ!!」
「よし。じゃあ行くぞお前ら。」
「行くのね行くのね。」
「え、でもあの人……」
ゼロは回れ右をして立ち去ろうとすると、
「待アてえええーーーーーーーーーー!!どこの世界にこんな悲しいランプの精があるんですかぁ!自己紹介のみって あなたぁ……こちとらもう1年くらい誰とも会ってないんですよコラーーーァ!もっと本気でガンガン(?)きてくださぁい!」
アリーオはゼロの脚にしがみついてきた。
「しつけぇぞおm……ってお前軽ッ!!……っていやいや、こうもありきたりな展開だと胡散臭くてだな……」
「そんなこと言わずにぃ!!ホントになんでも叶えますからぁ!!!もちろんタダでいいですからぁ!!!3回までと言わず、5回でも10回でもいいですからぁ!!!いや、むしろ叶えさせて下さいお願いしますぅ……」
ゼロの脚に掴みかかっていたアリーオはとうとう土下座までし始めた……
「オイオイ……んなこと言っても、オレ願い事とかねぇぞ?」
「寂しいヤツなのね。レイアは30個くらいあるのね。」
「それって欲張りすぎなんじゃ……」
「じゃあ、レイアの願いでもきいて……ってそうだ。そうだったじゃねぇか。」
「ん?どうしたのね?」
「オレ達、今まさに欲しいものがあったじゃねぇか。」
「「?」」
「パスポート」
「「あ。」」
「というわけだ。喜べ、オレ達は今パスポートが欲s……」
と、ゼロがアリーオの方に振り返ると、アリーオの手には3つのパスポートが用意されていた。
「Heil 2 U!!(君に幸あれ!!)」
「いや、早ぇよ。」
「あとはあなた方の情報を書き込むだけ……ってあれぇ?ない?」
「サンキュな〜。じゃ行くぞお前ら。」
「もうそれ3回目ぇ〜〜〜!!!(泣)」
???「Break down!! Break down!!」
ゼロ「一番危ないヤツが来た。」
うp主「なんか時間が巻き戻りそうな登場だねぇ。」
???「じゃあやってみる?」
うp主「おぅ!是非z……」
カチッ
ドグォーーン!!!
ゼロ「……うp主吹っ飛んだぞ?」
???「でも死なないんでしょ?」
うp主「やぁ、君たち!」
ゼロ「……実際どうやれば死ぬんだお前?」
うp主「うーん……老衰?」
???「そこは不死身・不老不死じゃないんだ……まぁ、というわけで。」
次回『爆発オチなんてサイテー!』
ゼロ「は?え?爆発すんの?」
???「次回の話だよ。」
ゼロ「なんだ。」
うp主「いいや限界だッ!自爆するしかねぇ!!!」
カチッ!
ゼロ「……今回投稿遅いし、少し短くね?」
うp主「君はゲームと動画視聴と小説(まさに今読んでる)とイラスト(ニ○ニコ、P○xiv)と動画編集(You○ube、ニコ○コ)の中から何を選ぶ?」
シャドウ「いや、どれかにしぼれって……」
ゼロ「新手の自己宣伝だな……」
うp主「『ミスター??』で検索♪検索ゥ♪」
(よーつべだと『我輩がミスター??』の方が出やすいかもです)