『空の雲はちぎれ飛んだ事に気づかず!』『消えた炎は消えた瞬間を炎自身さえ認識しない!』
???「なぁ、アニキ?」
ゼロ「なんだ?……っつーかなんでお前がここにいるんだ?前回の後書きで出たばっかりじゃねぇか……うp主はどうした?」
???「うp主なら食ったぜ?」
ゼロ「そうか、じゃあいいや。」
うp主「いや、ツッコんで〜ゼロ〜」
ゼロ・???「「生きてたのか!?」」
うp主「ひどぅいなチミ達!?」
???「まぁ、それは捨てといて。」
うp主・ゼロ「「置いとかないのか……」」
???「アニキの能力のひとつに『値を0にする』ってのがあるだろ?」
ゼロ「まぁ、あるが……それがどうしたんだ?」
???「ジョ○ョの設定みたいなのをまとめたサイト見てたら、例のチートスタンド『GER』の能力は『ゼロに戻す』らしいぜ?」
ゼロ「……つまり?」
???「それ……アニキもできるんじゃね?」
うp主・ゼロ「「た、たしかに……」」
???「よーし!じゃさっそく試してみようぜ!」
ゼロ「まぁ、やってもいいが……っつーか前書きでこんな喋っていいのか?」
うp主「じゃあ、こうしよう。」
ゼロ・???「「ん?」」
うp主「キング・クリムゾン!後書きまでの全ての時間は消し飛ぶ!」
ゼロ「おい、それ本編も飛んじm……
ドォーン!!!
「まぁ、『ドラゴン』なんかにゆさぶられたらそうなるわな。うん。」
「貴重な金のなる木を殺すところだったのね。ごめんなのね、ゼロ。」
「いや、オレじゃなくて金のなる木に謝ってやれって。」
「『金のなる木』も否定してよ……」
ヴェルが意識を取り戻したところで、話を再開しよう。
「まぁ、冗談だ。すまんすまん。」
「というわけで、今度はゼロの番なのね。」
「え?オレ?」
「当たり前なのね。こっちも見せたからそっちも見せるのね。」
「私も、もう一度見たい。」
「う〜む……さっき言った通り、オレ魔法は全く使えないぞ?」
「『能力』が使えるって言ってたじゃない。」
「あぁ、大きく分けて3つある。」
「じゃあ、その3つともm……
「ダメだ。」
「「……え?」」
ゼロに即答されて、二人は戸惑う。
「『3つとも』は無理だ。」
「な、なんで……なのね?」
ゼロはオホンと咳払いすると、ゼロから違う人の声が聞こえてきた。
「『ここで3つ全部紹介したら!この後の展開とか!ネタとか!ストーリーとか!ストーリーとか!ストーリーとか!!!ネタ切れを起こす可能性が極めて高い!だから全部バラすんじゃあねぇぞ!もしバラしたら我輩が溶鉱炉に親指立てて沈んでやるからな!』……と、うp主に言われてるから無理だ。まぁ、もう既に2つ見せているんだがな……」
「……メタイね……」
「……メタイのね……」
「……メタイだろ……」
『……ワイルドだろぉ?』
「「誰いまの!?」」
どこからともなく聞こえた声にさらに戸惑う二人。
つかマジメに誰だいまの……
グゥ〜……
おっと、今の腹の虫の正体はわかったぞ?
犯人は、そこで顔赤くして腹おさえている二人だ!(どっかの眠りの名探偵風)
って、そういや朝メシまだだったな……
「まだ食ってなかったな。なんか獲ってくるか?」
オレが飛行の構えをとると、
「いや、さっきのリンゴの礼もあるし、なんだか悪いのね。だからレイアが捕ってくるのね。」
と、レイアも翼を広げる。
「いやいや、お前は片目が見えないし、オレが尻尾斬っちまったから探しにくいだろ?だからオレが狩ってくるよ。」
「いやいやいや、ゼロは優しすぎるのね。レイアが採ってくるのね。」
「いやいやいやいや、オレが。」
「いやいやいやいやいや、レイアが。」
「「いやいやいや……」」
「あ、あの〜……」
「「ん?」」
「私が取ってこようか?」
「ヴェルさんはおとなしくしてろ!」
「あんたはおとなしくしてるのね!」
「は、はい……」
でも、さすがにオレもキリがないと思いひとつ提案した。
「よぉ〜し。もういっそのこと、二人でどれだけ獲捕狩採取ってこれるか勝負しようじゃねぇか。」
「いいのね。もちろんズルとかはなしで頼むのね。」
「おうともよ!じゃあいくぞ!よ〜い……」
「ちょちょ、ちょっと待って!?」
「「んぁ?」」
「ヒッ……!っていやいや、こんなところで『ドラゴン』二人がそんなことしたら、生態系がいろいろと危険なことになっちゃうんじゃ……」
「「……うん?」」
……たしかに。
特に殺戮兵器のオレもいるし、そこに『ドラゴン』も加わるとなると……
オレ達なら瞬きする間に
(指をならす)
皆殺しにできる。
うむ、筋肉モリモリマッチョマンの変態も真っ青だな。
「た、たしかに……そんなことしたら死刑まっしぐらなのね……」
「オレはたぶん終身刑だな……」
「よ、よかった……おさまってくれて……それに、たくさん採ってこられても食べきれないじゃない。」
「それもそうだな。」
「う〜ん……じゃあジャンケンで決めるのね。」
「ジャンケン通じるんだ……」
「逆に通じない世界あるのね?」
「あぁ、あるには……いやまてよ……?言われてみれば大体の世界は通じるな……」
「な〜んだ、通じるじゃないのね。」
「あぁ、すまなかったよ。」
「あんたはさすがにわかるのね?ヴェル。」
「えっと、グーチョキパーを……」
「「そうそう。」」
「……どうするの?」
「「なんでやねんッ!」」ズコッ!
「グーはチョキに勝てて、パーに負けるのね。」ゴゴゴゴゴ……
「チョキはパーに勝てて、グーに負けるのね。」ズァッ
「パーはグーに勝てて、チョキに負けるのね。」バァーン
「……なんでいちいちジョ○ョ立ちなんだよ……」
「わかりやすいのね。」
「わかりにくいだろ。」
「なるほど。」
「ヴェルさんもわかるんじゃないぜ……つか、ジョ○ョ通じるのかよ!」
「大体の世界通じるのね。」
「ここだけだわ!」
「よし!じゃあ改めて!いくのね!」
「おう!」
「えぇ!」
「……いや、ヴェルさんは別にはまらなくていいぞ?」
「じゃあ、なんのために教えたの!?」
「「ジャ〜ンケン……」」
「ねぇ!聞いてる!?」
……フッ、どうやらレイアはオレが『機械』だということを忘れているようだな。
オレにジャンケンを申し込む時点で、すでに敗北は決定している。
オレの『目』をなんだと思ってんだ?
何もかもスローモーションで見えるんだぜ?
……人差し指と中指を伸ばす動作……
さては『チョキ』だなオメー。
オレはそのまま握り拳を前に突き出す。
もし、フェイクだとしてもオレぐらいのスピードならなんてことはない……
「「ポン!」」
結果は予想通りレイアが『チョキ』を出し、オレが『グー』を出してオレの勝……
「……ポン!」
と、もう一つ手が伸びてきた。
『パー』を出している。
つまり、3人とも違うものを出して『引き分け』だ。
「なッ……!?」
「えッ……!?」
さすがのオレも予想外……
パーを出したのはもちろんヴェルさんだ。
「なんかその……やっぱり争うのはダメだと思うの。だったらもう、みんなで歩いて採りにいけばいいんじゃないかなぁって。もちろん生態系のことを考えて。その方が平和じゃない?」
ヴェルさん……なんて大人なんだ……
「ヴェルさん……」
「あ、あんた……」
「ん?」
「「やっぱ天使だわ(なのね)……」」
「だ、だから私『大悪魔』!!」
ヴェルが反論しているとき、ゼロとレイアは翼をそっと閉じたのだった……
うp主「いや〜まさかゼロがほんとに『GER』使えるとはね〜。」
ゼロ「オレ的にはお前が究極生命体だったことに一番驚きだよ……つーか、今回もなんか短いし、雑な終わり方じゃ……」
???「あれ?なんでオレここに?」
うp主・ゼロ「「なんか人(?)変わってる……!?」」
ゼロ「え……?おいさっきの???はどうした?」
???「え?いや、オレも知らん……てか、???がいたのか?」
ゼロ「あいつ、いったいなんの能力使ったんだよ……」
???「ヤベェ……ここにいるということは、オレが次回予告を言わなければならないということ……オレ次回予告なんも考えてなかった……」
ゼロ「いや、そんな考えなくていいから……」
???「そ、そうだ!これにしよう!」
次回『タロットカード13番目の暗示!』
???「ラリホー」
ゼロ「だから考えなくていいって、なぁうp主?」
うp主「こっうおおっ!?こっうおおっ!?こっうおおっ!?……」
ゼロ「いやレクイエムしなくていいから……」