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弟の意固地には母も負ける。
平成28年、同日、15時30分。
「何言っとんねん!アホちゃうか!!
電話越しに響き渡る勝ち気な声。
鬱陶しそうに携帯のスピーカーから耳を離す兄。
兄「いや、俺もゆうてんけどな、、、。」
「フリーターのお前らがそんなん出来る訳無いやろーー!!」
至極最もな意見が部屋にまで響き渡る。
母である。
急かす弟に負けて渋々兄が母に連絡するものの、
バチくそに言われる。
母「大体ばばどうすんねん!?一人でまともに歩かれへんのに!」
兄と全く同じ質問がきた。
それはそうである。
現実的に考えて無謀な案なのであるから。
兄「いや、もう代わるわ。そっちのが速い。」
イラチな兄は説明するのが億劫になったのと、
罵声を浴びせられてる意味が分からず、
弟に代わる。
そしてイカれた弟が1からまた説明する。
母「、、、思てたよりわやな、。」
弟の1からの説得に冷静さを取り戻す母。
弟「問題はもう解決したな?ほなもうえぇやろ。」
あまり、家や家族に連絡することを好まない弟は早々に電話を切り上げようとする。
母「待って。まだ問題わある。」
弟「なんや?」
切ろうと携帯を離そうとした弟を制止するような母が声を上げる。
母「あんたらお母さんへの借金はどうすんねん。」




