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俺に
真っ白。
宇宙の果ての向こうになにがあるんやろ
向こう側との境界線前に立って
指を差し込んでみたい
それやったら俺って、死ぬんかな?
その向こう側の向こう側ってどんなんやろ
煙草が止まらん、
一本1メートルぐらいあればいいのに
そして残り香をひたすら舐めようとするチワワ
絶対おっさんやろ
死んだらどうなるんやろ
思考が止まるんやろな
ほな無やん、
無てどういう状態なん?
それっていつまで続くん?てか次あるん??
終わり無き 無?
こわ、寂し、
その感情もなくなるんか
おかんの事とかも忘れるんやろうなあ
あかん
泣きそうになって来たわ
ここまで考えたら霊とかの存在が都合良くて信じたくなるわな、まあでも実際、ないやろうな、
無 になるんやろうな
転生とかもなく、永遠無で終わるやろうな
永遠が終わるってのもおかしいけどな
って考えたら時間ってほんに終わりないん?誰が決めたん?逆に終わり来たらどうなるん?
あかん、きりないわ
とりあえず俺は地面にタバコを投げ捨て
道路沿いから立ち上がり
歩き出す
2019年1月1日の午後1時53分であった。
真っ白が少し濁んだ