第一章 異世界へようこそ
どれぐらいが一話に相応しい文量とかがわからない(泣)
読んで下さった方は、生暖かい目で見守って下さい。
部屋を移動すると、クレアの姿はなかった。
どこやねん!?
と内心セルフツッコミを入れつつ、テーブルの上には手紙と小箱が複数並んでいる。
手紙にはハルへと、下手なカタカナで書いてある。
手紙の中は見知らぬ文字が綴られているが、不思議と読むことができた。
中はこう書かれていた。
ハルへ
貴方に魔法でこの世界の文字や読み書きをできるようにしたので、読めると思うわ。
まず、手紙を残して消えることをお詫びするわ。
さっきまでいた私は、魔法で作った分身で、時間切れを起こしたので、消えちゃったのよ。
本体は世界樹の洞窟の奥にあるの。
悪いけどそこまで来て頂戴。
旅をすれば、料理人の貴方がこの世界に必要な理由も、わかると思うわ。
その小箱とこの部屋は旅に役立ててね。
では分身体も消えるので失礼するわ。
本体で会えることを、楽しみにしてる。 クレア
とあった。
マジかー
色々聞きたかったのに…
てか旅とかしたことないし、魔法とかある世界で、ただの料理人の俺が旅して、ほんまに大丈夫なんかな?
不安しかあらへん…
そう思いながら、小箱の中身を確認する。
1つ目
ストレージバングル
腕輪みたいだ。
移動中の荷運び。財布代わり。この部屋も入っちゃう、とっても大きな収納箱!
使うときは、真ん中の魔石をタッチしてね!
との説明書き。
結構便利そうやん。
2つ目
クラスチェンジステッキ
中には冒険者と料理人の二種類しかまだないわ。
旅を進めていけば、クラスは色々増えると思うわ。
使うときは、恥ずかしがらずに、チェーンジッ!って、大声でステッキを振ってね!
ほんまにゲームみたいやな。な○きりシリーズか?
てか18の人間が、そんな恥ずかしいマネせにゃならんのかい!
3つ目
ワールドマップ
文字通りの世界地図!しかも拡大縮小や、街並みなどの現地を、立体図化する機能付き!
スマホのマップに、ストリートビューの立体バージョンってとこかな?
4つ目
調理器具及びお手入れセット
これは召喚のときに、一緒にハルの部屋から転移させたもの。使い慣れた物の方がいいでしょ?
…拉致だけでなく、まさか泥棒まで遭遇するとは…
5つ目
この世界の通貨10万リグ
後でバングルに入れてみて!部屋も忘れずに!
使い方に慣れるため。
バングルを付けて腕を出せば、わざわざ取り出さなくても、支払いは可能!使い過ぎて残金確認を忘れないように!
お財布ケータイか、チャージみたいなもんやねー
6つ目はと…って、残りの小箱は開かなかった。
何か条件とかあるのか?
よくわからないから、
とりあえずバングルの魔石に触れると、黒い空間が広がる。
そこに小箱やステッキを詰め込む。
しかし、どうやって部屋を入れるのかがわからなかった。
とりあえず外へ出てみる。
出て速攻木の根に足を取られ、バランスを崩すハル。
「わっちょちょちょ!」
転けた拍子に、指がバングルに当たり、黒い空間が現れる。それに目の前の木が当たると、木が吸い込まれた。
…吸引力高過ぎませんか?
起き上がり、試しに建物へ黒い空間を近付けると、すっぽりと吸い込まれてしまったようだ。
「しっかしまぁ歩きで目指すにしても、遠過ぎやでなー。近くに町とか村ないんかな?」
マップを取り出し、調べてみる。
1Km先に小さな町があるようだ。
「ここにおってもしゃーないし、行くしかないのー」
と、ハルの初めての冒険が、始まったのであった。
さて、初めての冒険とはいえ1Kmだけ。
どんなことが待っているのか?
そしてこの世界に料理人が必要な理由はわかるのか?




