結婚
読んでくださってありがとうございます
ただ今キーボードの調子があまりにも悪くなっているため続きをキーボードが届き次第書かせてもらおうと考えています。
「なるほど。その夫は妻の物言いに耐えられなくなり消えたと?」
「いや、どうだろうな。流石に俺は違うと思う。まだ不確定な要素がある」
「まぁな」
「普通考えてもみてくれ、俺の世界では夫婦が分かれるには手続きが必要だった。だがこの世界では魔術で儀式を行い契約をするのだろう?その時には失踪する際には何かしらお互いに居場所がわかる様に契約したはずだ。」
「まぁ、そうだな。基本的に結婚の儀って言うのはお互いに結ばれている糸が見える様になったり、お互いの位置が鮮明にわかる様になる儀式だ。本当に結婚してたのか?」
「片方が一方的に切る事は出来るのか?」
「そんなことができたと言う話は聞いたことがないな」
、、、だよな。
だとしたら、あの女が怪しくなるな
「一度あの夫婦の事を調べてみてもいいかもしれないな、マスターならどこから探る?」
「正攻法で行くなら役所ギルドだろうな。」
「やっぱりそうだよな。」
役所ギルドでは俺の前世界と同じ様に夫婦の戸籍や個人情報が管理されている。
初めてその事を聞いた瞬間、考えることの行き着く先は似ているんだなと感じた。何故なら俺の知っている異世界物の本ではこういうのがしっかり行われているという記述を見たことがあまりないからだ。
〜ギルドと聞いてもダンジョンの受付とか団体の管理だけをするイメージが強すぎたせいでもある。
てか、読んだものがハーレムエンド物が多かったせいかもしれないな
「マスター、明日1日この席開けるわ」
「あいよ、次はいつくる予定だ?」
役所ギルド行ってカントリーギルドももしかしたら行かなきゃだしなぁ、、、
「明後日に一度報告にくるよ」
「わかった、もう外は暗いからな。まぁあんたのジョブなら問題ないか」
「だけど、油断大敵の気持ちは忘れてないぜ?」
マスターは「ならよし」とだけ言って俺はその店を出て家まで帰った