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隣同士

作者: 麦ノ峠

どういう訳か爆発しそうな時がある。導火線の細い僕はすぐにでも爆発してしまう。家で爆発するのはまずいな。とりあえず外に行こう。


外に出たもののやることもない。自動販売機に群がる小さな虫を数えるか。


一匹、二匹、三匹、あれ?四匹目は一匹目じゃないか?それだと五匹目は?六匹目はどれだ?

七匹、八匹、九匹、あれ?てか群がっているのは本当に虫なのか?

虫じゃないとしたら何だ?人か?

もしかして近藤君ではないのか?

近藤君ではないのか。

じゃあなんだ。僕なのか。

僕が増えて羽を生やし、暗闇から光を求めて飛んできたんだな。

そうなると僕でしか見えなくなってきた。十八匹もいるよ、きも。


あれ?


じゃあ僕は十九匹目か?



導火線は今さくらんぼになった

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