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異世界から帰還後②

蛇足的その後話第2弾、です。

よろしくお願いします。

みなさんこんにちは。

無事に息子の待つ家へ帰り着きました。

良かった。


誕生日から3カ月ほど経過してたけど、まぁ、誤差範囲内でしょう。

仕事はさすがにクビになってたけど、まぁ、しょうがない。

いつ帰ってくるかもわからない人間をいつまでも雇ってなんかいられないよね。


そして。


心配してた息子は以外と逞しく、おじいちゃんや友人達の助けもあり、自宅で変わらぬ生活を続けていた。


「母さんが家に帰ってきた時、誰もいないと寂しいとおもって」

なんて、いじらしい事を言う息子を思わず抱きしめた私は悪く無い。

あ〜、うちの子かわいい!

みなさん!うちの子本当に良い子ですよ〜!




そんな訳で、帰ってまずやった事は息子の誕生日パーティー。

3カ月遅れだけど気にしない。

最初に予定してた通り、息子の友人やお爺ちゃん、ついでに私の友人も呼んで盛大にしましたとも。


もちろん、息子の好物てんこ盛り。

用意していたプレゼントをクローゼットから引っ張り出し渡して。

「生まれてきてくれてありがとう」

抱きしめた身体はもう、私より大きくて、なんだか涙がでて困った。


本当に戻ってこれたんだと、なんだかやっと自覚した感じだったんだ。ホッとして、嬉しくて。

ぎゅーと抱きついて動かない私を、ハルチカが息子ごと抱きしめた。


「6歳からずっと祝えなくてごめん。これからはずっと一緒だから」


そうだね。

これからもずっと一緒にいよう。

その為の努力ならなんだってやってみせる。

決意を新たにしてると腕の中の悠希がもそもそと動き………、


「母さん、もうそろそろ離して。さすがに恥ずかしいから」

照れて顔を赤くする悠希可愛い!

「もう少しだけ!」


改めてぎゅう〜っとすると悲鳴があがり、力ずくですり抜けていっちゃったよ。

昔は自分から抱きついてきてたのに……。


成長ってやっぱりチョット切ない。

友達の所に逃げて冷やかされてる悠希をじぃっと見てたら友達に笑われ「子離れしなよ」と言われちゃった。


分かってるんだけどさ〜。

悠希ももう中学生でしかも男の子で……。

ハグも一緒にお出かけもソロソロ拒否される頃合いだって。

でも、ずっと2人でやってきたのに突然子離れとか出来るわけないし。


と、酒の勢いで愚痴ったら面倒くさそうにあしらわれた。

「せっかく旦那帰ってきたんだしもう1人作れば〜」

って、ひどい。





まぁ、1年後可愛い女の子を抱っこしてたりするんですけどね。

ドウシテコウナッタ。

読んでくださりありがとうございました。

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