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異世界戦争~日本の歩み~  作者: Venus
日本治安維持戦
17/18

SAT出動



西暦2025年 3月17日




「対象は十二名。現在、銀行に立て籠もっており、民間人数名が暴行を受けた、とのことだ」

 暗い車内で説明する警視庁幹部。治安の急激な悪化により、SATの出動が決定されたのだ。

 特に、東京では犯罪件数が大幅に上昇している。予断は許されない状況だ。


「拳銃らしき武器を所持している。何か質問は?」

「性別は?」

「性別は全員、男性と思われる。服装は暗い感じの色のコートだ」

 主に外国人の割合が多い。恐らく、お隣の国の工作員も裏で動いているのだろう。警察公安部も大忙しだ。

 それから幾つかの質問に答えて、しばらくした頃。


 警察庁高官と部隊長が頷き、部隊長の合図で部隊が下車した。何事かと驚く市民に一瞥もくれずに指定の場所に急ぐ。


 ドアというドアに張り付き、合図があればすぐに突入出来る状態に持っていく。

 しかし、普通なら交渉を始めるのだが……


『突入せよ』

 警察庁幹部は強行突入を命じた。もはや交渉の余地はない、と言わんばかりに。


 同時多発的に入口が蹴破られ、催涙弾が投入される。

『突入!突入!』


 複数の発砲音が響く。


 女性職員を拳銃で脅しているところに隊員たちが雪崩込み、発砲した。



 が……



「動くな!」

 幼い少女を人質に取り、拳銃で牽制している男は叫んだ。机に隠れていたらしかった。少女と男の頭と腕だけが露出しており、発砲は危険すぎる。


「糞ッ!お前ら全員殺してやる!」

 男は悪態をつきながらも短機関銃の銃口を向けてくるSATを見て後退した。

「来るンじゃねェ!!」銃口を人質に向けた。

 それでも隊員は怯まない。隊員は天井に向けて発砲し、叫ぶ。

「拳銃を捨て、投降しろ!さもなければ射殺する!!」







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