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巡る導師に惚れぬものなく  作者: 亜城優


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また会ったな!?

一緒に旅をすることになった二人に、思案はこれまでの経緯を話していた。


「ほう。あの塔を目指していたのか」


「知ってるの?塔のこと」


「知っているというか、目に入るからね。ほら、今だってあそこ。山の間にぼんやりと見えてるだろう」


「あっほんとだ」


全然気にしてなかった。もしかしてずっと見えてたのかな。ちょっと恥ずかしい。


「まあ私のことはこのくらいにして、二人はどうして旅をしてるの?」


「ふむ。まあ任務できているのだがね?」


「ジャンヌ様」


「ああ。すまないね。立場上あんまりペラペラと話せないんだ。もちろん君が信用できないというわけではない。わかってくれるね」


「ううん。ごめんね。変なこと聞いて」


「いや。かまわないさ」


「……申し訳ございません」


ベアトリスと目が合うと、謝られてしまった。こっちが申し訳なくなる。もう少し距離を縮めていかないとなあ。そんなことを思っていたその瞬間。


バシューンバシューンバシューン


突如として光の柱が三本、三人の目の前に現れ、


「お久しぶりですね。シアンさん」


「やっほーお兄さん♡」


「久しぶりだね!」


魔女たちが現れた。

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