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人類の脅威であるアビスを殲滅するために、僕はアビス王と契約する~信用させて、キミを殺す~  作者: 夜月紅輝
第2章 怠惰の罪、それは愚か者の証

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第47話 旧都市へ進軍、そして始まる怠惰戦#2

 瘴気の濃度が増し、主力部隊のみが立ち入ることが許された領域。

 そこを足を踏み入れたノア達一行は、早速周囲のアビスに襲われていた。


 多種多様、複雑怪奇な姿をしたアビス達が狙ってくるが、恐れるに足らず。

 実力は以前と変わらず、それこそアビゲイルでもなければ気にしなくていいだろう。


 とはいえ、いつまでも相手にしていれば、ジリ貧になってしまうのも確か。

 ましてや、本番前に体力を削るなど出来るはずもない。

 なので、ある程度のアビスは無視しながら、主力部隊は足早に中央区であるアヤベ区に向かっていた。


「全体、走りながら聞いてください! 後少しでアヤベ区に突入します!

 そこは『怠惰』のアビス王の領域であり、アビス王に限らず何が待ち受けているかわかりません!

 くれぐれも注意してついてきてください!」


「もし、少しでも不審に思うことがあれば、すぐに報告しろ!

 ほんの些細なそれが部隊の命運を決めることもあるからな!」


『ノア君、ここからは瘴気の影響で通信が不安定になる。

 索敵とかも周辺地マップ生成も難しくなるわ。

 ここからは自力でどうにかしなくちゃいけない。気を付けて』


 アリューゼとライカ、そしてカナリアの三人の注意喚起の言葉が、ノアの耳と脳に届く。

 その言葉を受け、より注意深く周囲を警戒するようにノアは気合れを入れ直した。


 高速で通過する景色の中、些細な変化を見つけるのは難しいが、それで死ぬ可能性があるとなればやらないわけにはいかない。

 それこそ、自分は油断で先輩隊員のユートリーを目の前で死なせたのだから。


 だからこそ、いつでも反応できるように銃のグリップを握り、些細な変化を見逃さないように首を巡らす――と、その時。


「ん?」


 部隊の左端を走るノア、顔をそむけた直後の視界の端で不自然な揺らめきを捉えた。

 周辺視野での二次元的な光景と思ったが、ライカの忠告があったために確認のために視線を戻す。


「――っ!?」


 不可視の衝撃が空間を揺らすのを、ノアの紅い瞳が捉え、咄嗟に腕をクロスさせた。

 直後、咄嗟に息を詰め、腕に感じた衝撃を振り払うように弾き飛ばす。


「襲撃あり! 九時方向、手練れのアビスの集団を確認!」


 ビリッと骨を揺らす振動に、冷や汗をかいたノアが歯を噛みしめる。

 そんなノアの反応を、隣で視認したアストレアがすぐに全体に声を張り上げた。


 その声に、全体の動きが止まる。

 同時に大きな三車線道路を挟むようにある廃墟や瓦礫の山から大量のアビスをが現れた。

 姿形は先程まで戦ってきたアビスと同じだ。しかし、感じる圧は違う。


「コレ以上、先ニ進マセナイ」


 部隊が向かおうと正面からスタッと数体のアビスが立ちはだかった。

 そして、そのうちの一体が部隊に向かって告げる。

 いや、違う、アビスはしゃべらない。しゃべるのは人間の知能を持った存在のみだ。

 だとすれば、この怪物は――、


「アビゲイル.....それも幼体みたいね」


「んでもって、この周りを取り囲むの全部その幼体ってか」


 アリューゼが正体を見破り、それに答えるライカが左右に視線を移動させた。

 アビゲイルの幼体――それは厳密的な呼び名ではなく、隊員の間で呼ばれている名称だ。


 「幼体」というだけあって、見た目は人間から程遠くアビスそのもの。

 しかし通常のアビスとは違い、体の一部を変化させたり、魔技を使って攻撃してくる。


 早い話、頭の悪い人間が集団で襲ってきたということだ。

 もっとも、膂力は力自慢な人間の軽く十数倍なので脅威度は比べるべくもないが。


「そういや、アビゲイルの中には他のアビスを意のまま操る奴もいたんだっけか」


「えぇ、いたわ。けれど、あいにくクルーエル代表がそのアビスを仕留める前に『怠惰』のアビス王に邪魔されたけれど」


「なるほどな。となりゃ、さぞ仲間を殺されたことにお怒りだろうな。が、それはお互い様だ」


「私達の目的はこの先にいる『怠惰』のアビス王を倒すこと。

 こんな有象無象をバカ真面目に相手にしている余裕はないわ」


「隊長!」


 アリューゼとライカが会話していると、そこに一人の隊員が手を挙げた。

 ライカが正面を警戒し、アリューゼが後ろを振り返ると、茶髪のポニーテールをした隊員がそのまま言葉を続け、


「ここには数名を残して先に進んだ方がいいかと思います。

 私はA級で部隊の中でも実力は下です。

 ですが、ここで先輩方を先に行かせる程度の足止めは出来ると自負しています」


「俺も同じ意見です。出来るだけ人数を多くして挑むのが妥当でしょうが、正直俺達が行っても足手まといにしかならない気がします。

 だとすれば、お役に立てるとすれば、こういう場所でしかないかもしれません」


「もちろん、戦闘が終わりしだいすぐに加勢に行くつもりです」


 その三人の意見を聞き、アリューゼは視線だけでライカに同意を求める。

 その視線の意図を汲み取ったライカがコクリと頷いたのを確認すると、アリューゼはメガネのフレームを中指でカチッと上げ、


「わかりました。確かに、アビス王との戦いで邪魔が入るのは良しとしません。

 その重要任務をあなた達に向かわせます。ただし、S級を一人追加します」


 そう言葉を区切ると、視線を一人の隊員に向け「ジョシュア、お願いできますか?」と尋ねた。

 その言葉に、ジョシュアが心強く返答すると、アリューゼは改めて部隊の行動方針を告げる。


「では、この場はメイベル、アルカト、レント、ジョシュアの三人にお任せします。

 この場でアビゲイルをくぎ付けにし、私達のもとへ行かせないようにお願いします。

 そして、残りの部隊は私達とともに引き続き、前回任務のポイントまで向かいます」


「「「「「ラジャー」」」」」


 アリューゼの言葉に、隊員が全員返事をした。

 すると、片手に持つ身の丈ほどの棍棒を片手に、アリューゼとライカの前にジョシュアが出る。


「では、道は僕が開けます。その後に通ってください」


 そう一言延べ、左手を伸ばし、ジョシュアが棍棒を持つ右手を大きく引いた。

 その構図は、さながら正面のアビゲイルをボールに見立てビリヤードをするようで。

 直後、棍棒の先端に渦巻く水流を纏わせ、一歩踏み込む。


「水穿流」


 刹那、アビゲイルとの彼我の距離を一瞬にゼロまで詰めると、水のランスと化した棍棒を正面に突き出す。


 刺突属性を宿した激流が正面のアビゲイル、そしてその後ろにいた二体のアビゲイルをまとめて吹き飛ばし、蹴散らした。

 その攻撃によって出来た道に対し、ジョシュアはすぐに振り向き、


「今です!」


「恩に着ます」


 ジョシュアの活躍に簡単に感謝の言葉を述べ、アリューゼが道を走り抜ける。

 その後ろからライカ、後続の隊員達が続き、全体が通り抜ければ、ジョシュアと部隊の最後尾で残ったメイベル、アルカト、レントの三人がそれぞれ違う武器を持って部隊に背を向けた。


「死なないでください」


 そんな勇姿ある四人の後ろ方を尻目に、ノアはボソッと届かぬ祈りの声を漏らした。


****


 四人の隊員の活躍により、アビゲイルの集団から抜け出したノア達。

 多少のアビスの襲撃を受けながらも順調に進軍を進めていた。


 ノアも襲い迫るアビスを中長距離武器を活かし迎撃。

 そして、どのくらい進んだかを確認するように、首にあるチョーカーに手を当て、そこにあるボタンを一つカチッと表示する。


 瞬間、ノアの眼前から五十センチほど離れた位置に旧都市トルネラのマップ情報が表示された。

 空中に浮かぶホログラムの液晶に目を向け、目標地点までの距離をザックリ確認する。


「目標地点まで残り二キロちょっとってところか。

 この距離なら残り三分ほどで着く感じか」


「そこまで行けば、いよいよ『怠惰』のアビス王と本格戦闘ね。

 もっとも、敵大将がそんなに堂々と待ち構えてるとは考えずらいけど」


「そうだね。前回戦闘したちゃんとしたアビゲイルがいると厄介だね」


「――どうやらフラグみたいね」


 アストレアの返答に、ノアは視線だけ隣に向け瞠目する。

 直後、その言葉を裏付けるように、瘴気によって通信が乱れたカナリアの音声が届いた。


『ノァく......前方、アビス――二体。気を、つけ――』


「了解」


「全体停止!」


 ノアが返事をしたのとほぼ同時に、アリューゼから指示の声が届いた。

 部隊はそのまま勢いを殺すように停止し、その中からノアも隙間から正面にいるであろうアビスを見る。


 そのアビスは連絡通り二体だ。

 どちらも人型で、ただし以前戦った人間の容姿ではない。

 初めから全身が真っ黒で、どちらも黒鋼の魔人といった感じだ。


 また、その二体の内、男っぽいガッシリしたアビスは片手に剣を、もう片方の女性のような細身の姿をしたアビスは楔が密集した蛇腹剣を持っていた。


「嘘.....」


 その姿を見るノアの横で、隣からボソッと声が聞こえる。

 あまりにも感情が乗った声に隣を向けば、アストレアが驚愕といった表情を浮かべていた。

 そして、彼女の口からさらに驚愕の事実が紡ぎ出される。


「――お姉ちゃん」


「え?」


 最初にその言葉を聞いた時、ノアは自分の耳を疑った。

 アストレアが「お姉ちゃん」と呼ぶ存在、そんなのクルーエルしかいない。


 しかし、クルーエルは現状戦死扱いだ。

 そんな中で現れたアビスをアストレアがそう呼んだ。

 もはや嫌な想像しか出来ない展開だが、一縷の望みをかけるようにノアは聞き返す。


「......アストレア、それは本当なの?」


「見間違えるはずがない。

 あの大きさ、立ち姿、あの武器、全てが私のお姉ちゃんと言ってる。

 私の中の消えないお姉ちゃんという存在が、本物だって理解してる」


 驚きを隠せないのはアストレアも同じだろう。

 先程から瞬きも忘れて正面にいるアビゲイルを眺め続けている。

 長年、姉と慕ってきた存在が敵となって現れるなど、その胸中はもはや推して図るべし。


 そして、その驚愕の雰囲気は何もアストレア一人から溢れ出たものではない。

 ふと周りを見れば、その他の隊員達も誰もが喉を引きつらせ、固まっていた。


 中には、現実を理解して奥歯を噛みしめる者もいたが、総じて再会を喜ばしく思っている感情ではない。


(だとすれば.....)


 そう内心で呟き、ノアの視線は正面にいるライカに向く。

 角度的に僅かに見える横顔と瞳、その表情を見た瞬間、ノアは強く目を閉じた。


 そのライカの反応が、ノアの予測通りであることを裏付けていたから。

 両手のグリップを握る力が強くなり、それでも逸らしてはいけない現実を直視する。


「マークベルトさん.....」


 口元からボソッと零れる言葉、それを脳内で反芻させながらライカの視線の先にいる長剣を持ったアビスに視線を向けた。


 二体のアビス、もとい、マークベルトとクルーエルは動く気配はない。

 その雰囲気は、シェナルークの世界にいる門番を想起させる。

 だからなのか、目の前のアビスからは他のアビス特有の圧がない。


「皆さん、ここは全員で――」


「いや、待ってくれねぇか」「いや、待ってください」


 その時、アリューゼの言葉に、ノアの正面と隣から二つの声が上がった。

 その一つはライカであり、もう一つはアストレアだ。

 そして、拳を握りしめたライカが隣にいるアリューゼに視線を向けると、


「隊長、ここからはただのワガママなんだけどよ。

 あのバカ代表に関しちゃ、アタシがサシで相手していいか?

 正直、こっちには積もる話がありすぎて、長話になりそうなんだ」


「ライカ副隊長......」


「それは私も同じ」


 ライカの言葉にアリューゼが眉尻を下げる。

 同時に、後ろの隊員達の中からアストレアが前に出て、そのままアリューゼの隣に立った。


 しかし、彼女が視線を向ける方向は隣ではなく、一切揺らぐことなく正面のクルーエルを見つめている。


「私も妹として、お姉ちゃんには色々言ってやりたいことがあるの。

 それに、ユリハだってきっと色々文句が言いたいだろうしね。

 つまり、姉妹ケンカになりそうだから周りを巻き込みたくないの」


「アスちゃん......」


 その二人の言葉、そしてその中に内包する感情を悟り、アリューゼは苦しそうに眉を寄せた。

 二人にとって代表との関係は濃密であり、出来れば二人の意思を尊重したい。


 しかし、目の前のアビスに体が文字通りの二人なのであれば、強さはそこら辺のアビスとは一線を画す。


 というのも、人がアビス化した場合、人間で無くなった分強さは生前よりも増すのだ。

 であれば、隊員が、それも隊長格がアビス化したとなれば、もはやその強さは言うまでもない。


 それこそ場合によれば、一般的なアビゲイルよりも強い可能性がある。

 そんな相手をたった一人で挑ませるなど、もはや自殺を黙認するに等しい。

 とはいえ、ここでの戦闘が今後の「怠惰」のアビス王との戦闘に響く可能性があるのも確か。


 だからこそ、アリューゼには選択が出来ない。想いを優先するか、早期解決を優先するか。

 もっとも、その早期解決もあらゆる希望的観測をご都合主義に解釈しただけにすぎないが。


「隊長、ここはアストレアに任せましょう」


「オルクスさん......」


 その時、アリューゼの背後から一人の緑髪の褐色の青年――オルクスが声をかけた。

 咄嗟に振り返れば、力強い瞳でアリューゼの双眸を射抜き、


「これも先程のアビスゲイルの集団に襲われた時と同じです。

 俺達の最大の目標は『怠惰』のアビス王を倒すこと。

 ならば、ここは二人に任せて俺達は先へ行くべきです」


「それはわかっています。ですが、先ほどとは状況が違います。

 あの二人が本物だとすれば――」


 反論しようとするアリューゼの言葉を遮るように、オルクスは「それに」と言葉を挟むと、この場にふさわしくない柔らかい笑みを浮かべて、


「姉妹ケンカとなれば、クルーエル代表とて見られたくないと思います」


「――っ」


 オルクスの一言、それがアリューゼの喉を痺れさせた。

 半開きに開いた口は動かず、そこから反論の声も出ない。

 現実的な勝利より、想いを告げさせることに自分の天秤が傾いた証だ。


 また、よく見ればその意見はオルクスに限った話ではないようで、他の隊員達も同意するように頷いている。


 そのことに、肩を落とすアリューゼが「だから、代表に向かないんですよ」と地面に向かってボソッと呟けば、すぐにキリッとした顔を隊員達に向ける。

 そして――、


「わかりました。では、ここから先は二人に任せて、私達は先に行きます。

 ライカさん、アスちゃん、どうかご武運を」


「あぁ」


「うん、先に行って」


 アリューゼの言葉に、力強く返事をするライカとアストレア。

 その二人に後ろ髪を引かれる思いを顔に出しながら、アリューゼはこの場を迂回するように動き出す。

 その流れに隊員達が続き、ノアも続こうとするが――その前に、


「ライカ、アストレア......本当に大丈夫なんだよね?」


 ノアの足は二人の少女の近くで立ち止まり、口は真意を尋ねた。

 先程の二人の言葉に嘘があったとは思っていない。

 しかし、強がった発言だとは思っている。


 だからこそ、確かめるように、ノアは言葉を求めた。

 それは、アリューゼと同じく後ろ髪を引かれる自分を前に進ませるために必要で。

 そんなノアに対し、二人はそれぞれ口を開き、


「......あぁ、大丈夫だ。悪りぃな、心配かけて。

 アタシ自身も無茶言ってる自覚はあるけどさ。

 それでも、決着ぐらいはアタシがつけたいと思ったんだ」


「私もライカと同じ理由。

 私もお姉ちゃんに文句の一つや二つ言ってやりたい気持ちがあるから。

 ノアの方こそ、これからアビス王と戦うんでしょ? 気を付けて。

 こっちの戦いが終わったらすぐに駆けつけるつもりでいるから」


「――そっか、わかった。必ず生きて帰るよ。

 でなきゃ、さすがの俺だって怒るから」


「ハハッ、ノアに怒られるのは嫌だなぁ」


「えぇ、肝に銘じておくわ」


 その言葉を耳から脳まで響かせると、ノアは一つ息を吐く。

 それから、後ろを向くと、あえて何も言わず、先行した隊を追いかけるように走り出した。


 その場から一歩、二歩と移動していくたびに、振り返りたくなる気持ちが強くなる。

 しかし、その意識を頭を振って拭い、正面に見える部隊だけを追いかけていく。

 

 それから数分後、部隊は無事に前回の目的地に辿り着いた。

 その場所は以前戦闘があった場所だけに、他の場所よりも明らかに戦闘跡が残っている。

 そんな場所の正面、大きな十字路をT字路にするように塞ぐ瓦礫の山の麓で、一人の人間がいた。


「おぉ~、やっと来たって感じか。遅かったなぁ~......ふぁ~」


 ダルそうな口調で大きく開けた口に手を当てながら欠伸する、濃緑の髪色でありながら前髪の一部を朱くし、頬にそばかすがある青年。


「よっこらせっと」


 かったるそうに立ち上がり、立ち上がった姿も両腕をだらんと下げて猫背の姿勢になる「怠惰」のアビス王――リュドル=アケディアは天然パーマの頭をボリボリと搔きながら、目の前に現れた舞台に話しかける。


「よぉ、一週間ぶりぐらいだな。会いたかったぜ――兄弟」

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