第40話 光の怪物、そして青のパレスの後継者#2
これで失うのは何度目だろうか。
自分の大切な人ほど掌から零れていく。
これはそういう呪いなのだろうか。
「どうして.....」
五歳の頃、新都市トリエスの少し遠くにアデルという街があった。
小さな街だ。程よい車社会の田舎と、そう表現しても間違いではない。
そんな街で、両親と妹と、多少なありきたりな不自由を携えて自分は生きていた。
大人しい方だったけど、別に人見知りという感じでは無かった。
それに......そういえば、あの時はまだ表情豊かだったような。
それでも、両親は優しかったし、妹は可愛かったし、やんちゃな男子はちょっとウザかったけど、近所の人達は親切にしてくれたから、その環境を不幸に思ったことはない。
だから、疑ってなかった。それどころか、考えてもいなかっただろう。
自分が生きている街が、もう二度と見ることが叶わない日が来るなんて。
「どうして......」
自分が見ていた、知っていた、信じて疑わなかった明日は来なかった。
日常は、見るも無残な非日常に変わり、広がるは惨い残忍な地獄の世界――アビスゲートによるアビスの侵攻だ。
当然、街には街の特魔隊支部があり、そこから多くの隊員が出動した。
しかし、その時起きたアビスゲートは今までと規模が違い、一体一体のアビスが強いという特徴があり、それによって多くの隊員が倒れていく。
加えて、タイミングも悪かった。
なぜなら、その日から三年前には、新都市トリエスで「傲慢」のアビス王による侵攻があり、それによって生じた深すぎる爪痕が癒えてなかったからだ。
結果、著しく戦力を落とした特魔隊本部は応援を出すのが遅れ、小さな街は滅んだ。
自分と妹は運良く助かったけど、両親は自分達を助けるために逃げ遅れた。
それを真に運が良かったと思っていいのか。いや、思えるわけがない。
「どうして......」
明日が、明後日が、その先が平和が続くなんて誰が決めたんだ。
両親か、妹か、顔も名前も知らない他人か――
(いや、自分だ)
普通で、普遍で、少しばかりの惰性的な明日が必ず来るというのを盲目的に信じていた。
思い込んでいた。そうであると、勝手に期待していた。
明日が平和である保証なんて、どこにもなかったのに。
それを忘れた時、現実は再び教えに来るのだ――大切なものを奪って。
あぁ、そうか、現実の当たり前が失われた時、自分の感情も凍ったんだ。
そして、泣いて泣いて泣き腫らして枯れた今の心は、もっと冷えてしまった。
「遠い......」
正面に見える天井を眺め、無意味に手を伸ばすアストレア。
その手で掴もうとしているのは、希望か、失った家族の温もりか、はたまた虚空か。
やがてその手は力尽きたようにベッドに倒れる。
今、何日の何時だろうか。もう長らく時計もカレンダーも見ていない。
一応、締めきったカーテンの隙間から日差しが差しているため、辛うじて明るい時間帯なのはわかる。
もう一体どれだけ閉じこもっているだろうか。
お世話しに来る妹の言いつけで、最低限下着に隊服のワイシャツだけは着ているが、それだけだ。
お風呂も入って無ければ、その辺のものは散らかりっぱなし。
(いや、それは前からか)
先日の任務以来、思考を放棄しているのがわかる。
悲しむこともしたくなくて、だって辛いことを思い出しそうで、それから逃げ出して。
そしたら、何もしたくなくなって、無意味な時間を無駄遣いしている。
今の自分は、きっと先日に見た侵食領域の影響を受けた兵隊と変わらない。
三大欲求も何もかも全てを放棄して、命尽きるまで惰性を貪ろうとしている。
あるいは自分も侵食されているのか。だとすれば、そっちの方が言い訳がつく。
もっとも、こうして生きている時点でその説は否定されるわけだけど。
「それに、あの犯された人達の方が幸せそうだった」
動画で見た兵隊達は、もっとこう、自由だった。
自分をとりまく全てのしがらみから解放されて、それを全力で享受していた。
なら、今の自分に同じことができるか。そんなのは無理だ。
両親を失って、姉のような存在を失って、それでも妹――ユリハが生きている。
自分に残された唯一の肉親であり、絶対に守らないといけない存在。
そこまでわかっていて、どうして自分は動けないのか。
(――っ)
あぁ、めちゃくちゃだ。ぐちゃぐちゃだ。意味不明な思考回路と感情だ。
動く理由があるのに動けず、死にたいかと問われればそうでもない。
一貫性がない――どっちつかずの、不出来な人間性だ。
あまりにも芯がなく、ブレブレで、真っ直ぐ歩けない。
お姉ちゃんはしっかりと歩いて、その上で皆を導いていたというのに。
その明るい笑顔で暗闇を照らしていたというのに。
どうして.....どうして――
「どうして......お姉ちゃんは私を後任に選んだの?」
お姉ちゃんが自分を後任に選んだ時の理由を、自分は知らない。
一体どういう選考基準だったのか。
選ばれた自分をどうして周りは反対しなかったのか。
こんなにも、どうしよもなく「怠惰」な自分を後任になんて、そんなのおかしいのに。
その時、真っ暗な部屋の中に扉をノックする音が響いた。
だとすれば、その相手は十中八九ユリハだろう。
もう食事の時間だろうか。いや、それにしては早すぎる――
「――アストレア、僕だ。ノアだ。少し話せるかな?」
「――!?」
ここ最近でよく知った声が鼓膜を打った。
瞬間、体が嘘のように驚きで跳ね上がり、ベッドで座り尽くしたままアストレアは扉を見る。
(あのドアの向こう側にノアがいる.....?)
何の冗談か、ここは女子棟だ。いや、違う、そこじゃない。
どうしてノアが自分を尋ねに来るのか?
来るとすれば、てっきりライカだと思ってて、だとすれば断るのも多少楽だったのに。
いや、楽なはずが無いか。自分を心配しにしてくれ来てくれたのに、それを断るんだから。
(違う、違う、そうでもない! )
ノアがここに来た理由を今探す必要ない。
今決めるべきは、ノアの提案に乗るかどうかだ。
きっとあの優しい友達のことだ、純粋に心配しに来てくれたのだろう。
とはいえ、ここまで通されてる時点で別の思惑も感じられなくないが。
「出来れば顔を見て話したかったけど、無理そうならここからでもいいかな?」
「わ、私は......」
ノアからの優しくかけられる言葉に、アストレアは返答に逡巡する。
自分はどうしたいのか、どうなりたいのか、その言葉がまるで出てこない。
今まで思考を放棄していた結果だ。満足に返答すら出来ない。
なぜか少しずつ呼吸が浅くなり、鼓動を打つスピードが速くなった。
全力疾走した、とはさすがに言い過ぎだが、それに近い息苦しさがある。
胸に手を当てれば、あまり大きくない起伏を貫通して振動が伝わってくる。
思考に急激に難題を与えられ、深蒼の瞳がぐるぐると回るのがわかった。
早く、早く答えを出さなければ。何か、簡単に返答できるもの。
(そ、そうだ、簡単だ――断ればいい)
自分の心はお姉ちゃんを最後に遠くに見た時に折れてしまった。
だから、もうこの話は終わりで、「怠惰」な私には立ち上がることができない。
だから――、
「あのさ、この際だから率直に言うよ――「怠惰」のアビス王を殺しに行かない?」
「.........え?」
カーテンから差し込む僅かな光だけで照らされる暗がりの部屋の中。
その静かな問いかけが凪の水面に水滴を落としたように、静かに反響する。
扉の方へ視線を向けながら、アストレアは開いた口が塞がらなかった。
いや、違う、この音は、この声は自分の中にだけ響き渡った声だ。
何度も何度も反芻したのだ。でも、なぜ?
なんでノアはそんなことを言うの?
だって、あんな怪物、誰も勝てやしない――
「アストレアはさ、ムカつかない?
あんな風に堂々とのさばって、自分の方が正しいとばかりに命を踏みにじる存在がいるの」
「それは......」
「正直、僕はムカついてる。アビスという存在に出会わなければ、そもそもいなければ、誰もこんな風に悲しい思いをしなかったって」
思わないはずがない。だって、アビスは両親を、仕舞にはお姉ちゃんを奪ったのだ。
たとえ、アビスに襲われなければ、お姉ちゃんに出会えなかったとしても、死ぬよりはマシだろう。
それに、生きてるうちに何らかの形で出会って仲良くなる未来もあったかもしれない。
ほら、一緒に過ごしてきた人生があるんだから、こう、何か強い運命力とかで。
でも、そんなのもう考えたって意味がない。だって、現実はこっちなんだから。
それに、自分だってノアみたいな考えを持って特魔隊に入った。
入って、たくさんの現実を知って、それでもめげずに足掻いて、その最果てがあの存在だ。
見た目が人間のあの怪物、アビゲイルとは全然違う。暴力の化身だ。
勝てる勝てないとか、もはやそういうことを考える次元じゃないのだ。
アレは自然災害の畏怖と同じ、弱者はただ自然の猛威に恐れ受け入れるしかない。
そもそも戦うというのが愚かだった。
なのに、なのに、どうして――
「どうしてノアはそんなことが言えるの?」
アストレアの口から不意に漏れた疑問。いや、ある種の必然だったかもしれない。
なぜなら、未経験なら未だしも、ノアは実際に戦場にいた当事者だ。
つまり、あの恐怖を知っている。
にもかかわらず、このような大口を叩く。
恐怖心が無いということは無いはずだ。
それなら、必死に逃げた説明がつかないから。
ノアが命令に忠実な合理的な人間には見えないから尚更。
その疑問に対し、扉から聞こえるノアの返答は単純で、
「僕には叶えたい夢があるから」
「ライカとの約束......?」
「それもあるけど、そうじゃない。皆が自由な世界だよ。バカらしいだろ?
でも、この年齢になっても割と本気なんだ。
本気でそうしたいと、そうなって欲しいと思ってる」
確かに、バカな話だ。あまりにも大きすぎる夢で、それでいて向こう見ずの夢。
でも、あまりにも純粋で、とても眩しくて、ちっとも笑えない夢。
そう思えるほどに、静かに紡がれた言葉に、その「熱」があった。
とても優しくて暖かく、近づき過ぎれば火傷してしまいそうで。
でも、その程度じゃ、自分の凍り付いた感情を溶かすには足りない。
自分はノアよりも多くの現実を知ってし、その現実が夢の無謀さを否定するからだ。
もしその熱に浮かされて行動したとして、その対価は?
次はユリハかもしれない、ライカかもしれない、ノア自身かもしれない。
現実はもっとも効果的な方法で相手を苦しめる。
自分が死んで楽になろうとすることを許さないのだ。そう、させないのだ。
だから、自分以外の誰かが奪われ、そうなれば、そうなってしまったならば――、
「私には出来ない」
殻に閉じこもるように、三角座りした膝を抱え込み、アストレアは頭を伏せて縮こまる。
その姿はまるで雷の音に怯えて子供のような、そんな怯え方で。
「私には理解できない」
事実、アストレアは知っている。
アビスに襲われる恐怖を知っている。
全身が軋むなんて生ぬるい痛みを知っている。
大切な人を奪われると心が切り裂かれるのを知ってる。
「私は恐怖に耐えれない」
これまでは、どうにかこうにか自分を騙し騙しやってきた。
なまじ才能が有り、アビスを倒せる実力があったからやっていけた。
そして、協力すれば強大なアビゲイルを倒せることも出来た。
「私は心が弱いから」
だからこそ、わかるのだ。
自分がアビスを倒せる存在だからこそ、そんな自分と比べた相手の強さが。
いっそ復讐心で立ち上がれたらどんなに良かったか。
それすらも、膝が笑ってしまうのが現状で、自分には出来ない。
「私はノアの言葉が何もわからない、理解できない、意味不明。
別にノアのことをバカにするつもりも無いし、その夢を笑うこともしない。
だけど、そうやって前に向ける理由が私には全然わからない、わからないよ」
アビス王とかあんな存在の恐怖とか、それこそ無知な子供でも本能で理解するだろう。
そんな恐怖を前にして、全身で、細胞で、本能で浴びて、どうしてまだそんなに輝ける?
最初こそ、自分はノアのことをライカの金魚のフンみたいな感覚で見てた。
ライカと共闘してアビスを倒したらしいが、その九割の手柄はライカだろうと。
だからこそ、自分はノアに直接試合を申し込み、その覚悟を問うた。
結果、ノアは勝利した。
ハンデ付きではあったが、あんなのほぼ無いようなもの。
そして、ノアは言葉だけではなく、実力でも証明したからこそ自分は認めた。
それに、自分にバカ真面目で、勝ったくせに罰を受けようとか変わった人で。
だから、自分とは違い、恐怖に打ち勝てるっていうの?
そんなはずない。アレは人間の恐怖に直接語り掛ける類のものだ。
それを知ってもなお、それを受け入れてもなお、立ち上がれるというなら、そんなの――
「怪物」
久々にぶん回しまくった思考の果てに辿り着いた言葉が、アストレアの口からポロッと漏れる。
その言葉が出てしまったことに気付いたのは、それから二秒が経過した時だ。
「――っ!」
顔を上げ、吐いた言葉をすくい呑みこむように、両手で口を覆うアストレア。
当然ながら、そんな行動したって無駄だ。
無形で無色で無味無臭の言葉を元に戻すことはできない。
同時に、凄まじい拡散速度を持ち、誰も避けれない凶器となる。
そして、アストレアが刺したのは、あろうころか友達であった。
「ち、違う! 今のは――」
吐いた言葉が戻せないのであれば、それが凶器でないと知らしめるしかない。
三角座りから姿勢を崩し、四つん這いのような視線になって右手で虚空をかく。
(いや、そもそも、ボソッと言った言葉なんだ。聞こえてない可能性も)
そう考えて、アストレアはすぐに首を横に振る。
違う、言ってしまったことが事実なんだ。
たとえ聞こえてなくても、自分は聞いてしまった。
だから、その言葉を無かったことになんてできない。
「そうだね、怪物だ」
「――ぇ?」
ノアからの返答、想像もしてなかった言葉に、アストレアは一瞬呆気にとられた。
聞こえてしまったのは仕方ない。返答したのもわかる。でも、肯定された?
(どうして.....?)
それがわからない。だって、今言った言葉の意味合いは「アビス」と同じだ。
自分はノアを、自分が最も嫌う存在と同じ言葉で罵ったのだ。
それを言われて喜ばずとも、受け止める人間がどこにいるのか。
それを受け止めてしまう、ノアが優しいから?
それとも単に考えなしだから?
前者ならともかく、後者は絶対に違う。
少なからずそばで見てきた相手だ。武器を交えた相手だ。共闘した相手だ。
それに、何度もライカとの約束を言葉にしてきたじゃないか。
ならば、ノアにとってアビスは悪意の塊のはずで、ならなんで肯定を?
アストレアの脳内の中でたくさんの「なぜ」が生まれる。
それこそ、自分が言ってしまった悪口の罪悪感よりも、疑問の方が勝ってる。
四つん這いで縋ろうとしていた姿勢は、いつのまにかペタンと女の子座りになって。
ある種の思考停止になってるアストレアに対し、ノアはさらに一つの答えを示す。
「僕は光の怪物さ」
「......」
「自分で光っていうのもおこがましいけどね。
でもあえて、そう、うそぶかせてもらうよ。
アストレアにとって僕が怪物に見えるなら、僕は怪物で構わない。
怪物になってでも、僕はアストレアを暗闇に奪わせない」
カーテンの隙間から差し込む光はとっくに力を失い、いつの間にか部屋の暗さが増している。
しかし、そんなことに気付かずアストレアは、ただ、扉を見続けた。
「僕達が進むもうとしている道は真っ暗の闇の中だ。
それでいて、少しでも足を踏み外そうとすれば、谷底にいる死神の餌食。
本当に考えるだけで嫌になると思うよ」
そう言いながらも、その言葉には先程からずっと消えぬ「熱」がある。
ロウソクほどの火が確かに、少しずつ、視界を照らしてるのがわかる。
「そんな最悪な状況で、でも踏み止まることは許されなくて、恐怖を抱えながらも進むしかない。
いつか自分が望む希望に向かって、希望があると信じて歩き続けるしかない。
そんな皆の理不尽な状況を光の怪物たる僕が変えよう」
ロウソクが氷で閉ざされた扉に近づいてきた。
小さな小さな灯、それがあろうことか氷に「熱」を与え、解かし始めた。
先程まで「熱」すらも凍り付かせてしまいそうな閉じ込めた感情だったのに。
アストレアの体が再び四つん這いの姿勢になった。
「理不尽が、不条理が、無理解が皆を暗闇に閉ざすなら、僕が同じ存在になって光で囲おう。
暗闇が襲うなら、光の僕がそれを追い払おう。
そうやって立てるなら、僕は僕自身が怪物になったって構わない」
「熱」に浮かされる。冷え切った体に、感情に温度が巡る。
体が抗えない引力に引き寄せられるように、足はベッドから降り、歩みを進める。
暗い暗い部屋の中、ヨタヨタと赤ん坊が母親を求めるように。
「けど、僕はまだ怪物一年生なんだ。
何百年と生き続けた本物の怪物にはまだまだ遠く及ばない。
実力はもちろんのこと、知恵も、知識も何もかも全然足りない」
やがて扉の前に辿り着く、もう手を伸ばせばドアノブに手が届く。
後はそのドアノブを取るかどうか。
(ここが自分の運命を決める分岐点)
直観でわかる。ここはそう言う局面なのだと。
自分の真っ暗な世界に割り込んできた「傲慢」な光が、一筋の道を照らしたせいでここまで来てしまった。
この先に本当に光がある保証はない。
見ていた光だって、自分が都合よく照らし出した光かもしれない。
でも、それでも、その光でここまで歩いて来れたのは確かなんだ。
「僕が皆の世界を明るく照らす代わりに、僕に戦える――力を貸してくれないか?」
なんと弱々しい光だろうか。先程の「傲慢」さはどこへやら。
こんな光では手で包み込めてしまうではないか。
だけど、だからこそ、その光を手放したくないと思ってしまう。
そう思っていれば、いつの間にかドアノブに手を掴んでいた――光を握っていた。
(......これが答えか)
そう内心で呟くと同時に、女々しい自分の心が答えを求める。
聞いても聞かなくても自分の行動は変わらないというのに。
でも、知りたい。どうして――
「どうしてそこまで寄り添ってくれるの?」
その言葉に、扉の向こうにいるか光の怪物は一言。
「助け合うって約束したから」
その言葉に、一度瞑目し、その状態でアストレアは笑った。
どうしてか、今の笑顔は子供の時と同じように笑えてる気がする。
目を開ける、目の前にはもう氷も何もない扉。
そのドアノブを捻り、ゆっくりと開けた。
「なら、私もあなたと一緒に光ってあげるわ。光の怪物さん」
読んでくださりありがとうございます(*‘∀‘)
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