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第39話 光の怪物、そして青のパレスの後継者#1

「あぁ、アスちゃんのことですね。わかりました。行っていいですよ」


 青のパレスに訪れたノアがエントランスホールで受付をすると、そこにいた受付の女性にそう回答された。


 それはノアにとって嬉しい事実なのだが、少しだけ戸惑う要素でもある。

 というのも――、


「え、女子棟って男一人では入ってはいけない決まりでは?」


 A級並びにS級は基本的にパレス内を生活圏としている。

 厳密なルールはないのだが、部屋割り構成が学生寮っぽくなってるいるために、そのルールも暗黙の了解といった感じであり、それこそ代表でもなければ許可なく女子棟の無断侵入は許されない。


 なので、代表以外で用があって女子棟に立ち入る際には、必ず誰か同行者が必要なのだ。

 これも別に破っても罰則はないのだが、破った後の仲間からの信用に関わり、同時に人間としてモラルも問われるため破る人はいない。


 というわけで、ノアの受付嬢にした質問も、その暗黙の了解を尋ねたものだ。

 その疑問に対し、受付嬢は先程から特別変わらない笑みを浮かべ、


「アスちゃんのご友人なら問題ないですよ。

 それに、今パレス内にいる女性隊員にはスマートウォッチで周知させましたから。

 あ、それから、アスちゃんの部屋は一番角部屋の南側です」


「そ、そうなんですか......」


 一体、このパレスでアストレアはどういう立ち位置なのか。

 今の所、猫みたいな昼寝好きの仲間想いなオトコの娘スキーとしか認識できていないので、この際アストレアについて情報のアップデートした方がいいかもしれない。


 とはいえ、それはアストレアとの話が終わってからでも遅くないだろう。

 今はアストレアのメンタルケアの方が優先だ。


 彼女の妹であるユリハから頼まれたことであり、何より自分にも責任の一端はあると思う。

 だからこそ、この疑問は一旦頭の中に棚上げしておくべきだ。


「わかりました。教えてくれてありがとうございます」


「いえいえ、私達としてもアスちゃんに元気がないのは気になりますから。

 クルーエル代表が帰ってこないのは、私達としても辛い状況にあります。

 ですが、私達はその事実を受け止め、それでも前に進まなければいけません。

 そのためにも、アスちゃんには立ち上がってもらわないと、後任としても困りますから」


 最後にボソッと呟いた受付嬢の言葉に、ノアは首を傾げる。

 アストレアは仲間想いで実力もある。

 その点だけで見ればノアもその意見には賛成だ。


 しかし、著しい定員割れを起こしている白のパレスとは違い、青のパレスの隊員は潤沢だ。

 確かに、先日の任務で数名の隊員を失ってしまったが、それでもS級の隊員はいる。

 それこそ、副代表の、えーっと名前は確か――、


「アリューゼさんという方が引き継ぐのではないんですか?」


「副代表ですね。確かに、彼女が引き継ぐなら誰も反対意見は言わないでしょう。

 事実、現状がちゃんと落ち着くまでは副代表主導で動くこと思います。

 ただ、彼女本人はあくまで秘書業務の方に努めるでしょうね」


「それはなんでですか?」


「それは本人に聞いてみてください」


 そう言って、受付嬢はそっと手を差し出した。

 良い所でCMが入ったような焦燥感を味わいながら、手が向く方向へノアが振り向くと、


「私に何か用ですか?」


 腰まで伸びた黒髪に、細めの赤ぶちメガネを付けた女性――アリューゼがフレームを中指で押し上げ、位置調整しながらノアを見つめていた。


 割とすぐ近くから響く声に、ノアは体をビクッと震わせる。

 切れ長の目つきに、黄色の双眸は「正義」の二文字が書かれているように凛々しい。


 実際、先日の「怠惰」のアビス王撤退戦の時も彼女の声が無ければ、侵食領域に倒れた隊員に対する判断に迷い、アビス王の侵食領域に再び襲われていたかもしれない。


 それに、彼女はアビスに変わる隊員に対して介錯をした人物だ。

 生半可な覚悟が無ければ出来ない所業だ。

 それこそ、特魔隊としての「正義」を掲げなければ。


 咄嗟にしゃべる言葉が見つからないノアの代わりに、後ろにいる受付嬢がアリューゼへと視線を向け、


「アスちゃんが次期代表であることを教えてたんですよ」


「......なるほど、そういうことですか」


 その一言で話の流れを理解したように頷くアリューゼ、それからノアに再び黄色の双眸を向けると、


「少し話しませんか。お時間がよろしければですが」


 そう言って、未だ体を固くしているノアに、アリューゼは優しく微笑んだ。

 その提案に対し、ノアの脳裏でアストレアとの優先順位問題が浮上する。

 普通に考えれば、メンタルで沈んでいるアストレアを優先すべきだ。


 しかし、かけるべき言葉が上手く見つかっていない以上、アストレアをよく知るアリューゼから会話の糸口を見つけるのはありかもしれない。

 そう考えた結果、ノアはアリューゼの提案に乗ることにした。


 エントランスホールの入り口からすぐの所、待合用のソファに座る二人。

 ローテーブルを挟んで向かい合えば、真っ先に口火を切ったのはアリューゼだ。


 美人系な顔立ちを机と平行にさせるように頭を下げ、その上で口を開き、


「隊員の身柄を運んでくださり、そしてアスちゃんを連れて帰ってくださりありがとうございます」


「え、か、顔を上げてください!」


 あまりにも綺麗な謝罪に一瞬見惚れてしまったノアだが、すぐに立ち上がって抗議した。

 正直、あの場で感謝されるようなことは何もしていない。


 アストレアを担いで逃げたのも、侵食領域に倒れた隊員を抱えたのも、それぞれマークベルトとアリューゼの声があったからだ。


 あの場で自分が自分の意思で動けたことなんてあっただろうか。

 あの時は自分の選択だと思っていたが、冷静になると余計に違うと感じる。

 自分は、ただ、指示に従っていただけの一人の隊員に過ぎないと。


 アリューゼの顔が上がり、ノアはホッとしつつ席に戻った。

 すると今度は、正面のアリューゼからじっと見つめられ、妙な居心地の悪さを感じる。

 その原因たる彼女は視線を微動だにせず口を開けば、


「いえ、これは感謝されるべきことです。

 あの場でこうして少しでも生き残れた隊員が多いのは、何よりも皆さんの協力があってこそ。

 皆さんの正義の心があったからこそ、得られた成果だと私は思っています」


「――ぁ」


 あまりに理路整然と言われる言葉に、ノアは二の句を告げない。

 もとより反論するつもりも無かったが、ただ精神的ダメージは受けた気がした。


 どこか卑屈で居ようとする自分に、「あなたは正しいことをした」という言葉が傷口に塩を塗られたように痛くて。


「......お二人の帰還がまだなのはご存じですか?」


 お二人とは、今なお旧都市トルネラから戻らないマークベルトとクルーエルのことだろう。

 そう質問してきた時、アリューゼのキリッとした瞳に初めて悲哀の色が浮かんだ。


 いや、そう感じるのも当然だ。

 副代表であれば、ずっとクルーエルのそばにいたはずなのだから。

 クルーエルのようなタイプであれば、人望も厚かっただろうことは容易に想像できる。


「はい、知っています。今もこうして時間だけが過ぎて、その分生存の可能性も絶望的に低くなっていることも」


「そうですね。隊員が戦地から帰ってこなかった場合、特魔隊の判断としては基本死亡したものとしてみなします。

 薄情かもしれませんが、最悪を想定して行動する。それが組織としての判断です。

 私達は常に悲観的なリアリストでなければいけません」


「......アリューゼさんはクルーエルさんの生存をどう思ってるんですか?」


 たった今、組織として教えを伝えられたにも関わらず、ノアはクルーエルの帰還の可能性についてアリューゼについて尋ねた。


 あまりに話を聞いていない愚かな質問だと思う。その自覚もある。

 しかし、それでも、アリューゼの口から聞きたかったのだ――希望の言葉を。


 確かに、アビスという脅威と直接対峙する隊員からすれば、最悪を考えなければいけないだろう。

 だけど、希望が無ければ、暗闇に灯る光が無ければ、震える足を踏み出す勇気も出ないかもしれない。


 希望に傾倒してはいけない。しかし、希望は無くては進めない。

 ノアだってライカとの約束があったからここまでやってこれたのだ。

 もっとも、その夢の現実的な高さを思い知らされ、若干堪えているが。


 そんなノアの身勝手な質問に、しかしアリューゼは怒りもしなければ、眉一つ動かさない。

 ただ、視線を少しだけ下に向けると、


「......だからきっと、私は副代表でいたいのかもしれません」


「え?」


「私が副代表で居続ける理由ですよ。

 先ほどの受付嬢(彼女)との会話はそういう話ではなかったですか?」


「そう、ですね。アストレアが次期代表と聞いて、どうしてアリューゼさんじゃないのかとは思いました」


 パレスの代表がどういう選出方法なのかノアにはわからない。

 ただ、普通に考えるならS級の中からの選ばれるか、副代表が後任を継ぐはずだ。


 しかし、結果はアストレアが引き継ぐ。別に反論はないが、疑問は残る。

 そんなノアの疑問に答えるように、アストレアはまず一つ目の回答から始める。


「まず最初の質問ですが、私は未だクルーエル代表が帰還することを望んでいます。

 たとえそれがどれだけ低い希望であろうと、それが揺らぐことはありません」


 そう言葉にし、その次に「ただ」と言葉を挟むと、


「私は希望を仰ぎ見すぎるのです。

 光が無ければ、きっとこの足は震えて止まってしまう。

 そうなれば、私はこの場に居る誰よりも動けなくなってしまうでしょう」


 その言葉の真に意味する所はわからない。

 しかし、その言葉はノアにも響くものがあった。


 ノアにとって光とは、ライカであり、並びに彼女との約束だ。

 そのどちらかでも失ってしまった時、無我夢中で走っていた道は音を立てて崩れるだろう。


 太陽の下で歩いていたいのだ。光に当たってると安心する。弱い心だと思う。

 たった一回現実を見せられただけで。いや、たった一回でも、重たい一回だ。


「私は光を宿す者ではありません。

 一時的に光源になれても、それは光源のエネルギーを肩代わりしているだけ。

 きっとすぐに効力を失ってしまう。

 でも、わがままですから、光を一番近くで見ていたい」


「だから、副代表に拘るんですか?」


 ノアの断定的な疑問に、アリューゼは肯定するように頷き、


「クルーエル代表の後を継げるとすれば、私からはアスちゃんしかいません。

 いえ、きっと私だけではないでしょう。なんせ反対意見も出てないですから。

 光源になれるとすれば、真に代表の近くにいた者しかありえない」


 その後、「サボり癖があるのは頂けませんがね」とアリューゼは、シリアスの空気を和らげるように笑って見せる。


 その言葉は、ある種祈りのようにもノアには聞こえた。

 アストレアがクルーエルと同じ皆を導くカリスマ性を持った人物であると。

 そうであって欲しいと。

 それはきっとアリューゼの新たな原動力になるから。


「身勝手な意見であることは重々承知しています。

 でも、私はアスちゃんに後任になって欲しい。

 そのためにも今のアスちゃんには、辛いかもしれませんが立ち直ってもらわないといけません」


「そうですね、僕も自分の力になれることがあるならと思って来ました。

 ちなみに、アストレアがクルーエルさんの後任であることは本人は知っていて?」


「はい、それとなくは何度か。

 ノアさんが入隊する数か月前から、一応後任としての仕事は経験してもらってます。

 そのせいか削られた睡眠時間分は、ノアさんの教室のいわゆるベストスポットで補充しているようですが」


 任務が始まる前までほぼ毎日見たアストレアの昼寝は訳ありだったようだ。

 でなければ、教官も部外者の立ち入りを指摘しないはずが無いか。

 入隊してすぐに抱えていた長期間の疑問が解決して、少しだけスッキリする。


 それはされおき、アストレアが後任の仕事を手伝っていた以上、いずれはこういう日が来ると想定されて動いていたということだ。


 もちろん、来る日を望んではいなかっただろうが、来てしまった以上、アストレアは今後代表の立場として動かなければいけない。


「ノアさん、アスちゃんの立ち直り......任せていいですか?」

 

 突然のアリューゼからのお願いに、ノアはすぐに返事が出来なかった。

 頼まれてることはユリハと同じ、されど同じ願いでも熱と意味が違う気がする。


 ユリハの場合は、単純な姉へと憂慮であった。それが全てであった。

 しかし、アリューゼの場合は、アストレアの心配とは別に、太陽が昇ることを望んでいる。


 それは決してアリューゼ自身が望んでるだけではなく、青のパレスが一つの個として動くために望んでいるといった感じだ。


「すみません、突然お願いしてしまって。

 本来なら私が率先してアスちゃんに発破をかけなければいけないのに」


「いえ、そんなことは......」


「ただ、私じゃダメなんです。

 私は今ではこう、もっともらしい言葉を並べてますが......わかるんです。醜い感情が。

 クルーエル代表の大切な妹を、アスちゃんを、復讐の口実にしようとしている」


「......」


「それが理解できてしまってる以上、私がかけようとしている発破は呪言にしかならない。

 自分の本当にやりたいことのために、アスちゃんを利用してしまう。

 それを防ぐためには、私以外の誰かに、アスちゃんの心に寄り添える誰かに頼むしかないんです」


 アリューゼからの真っ直ぐ向けられる黄瞳、それは微かに揺らいでいた。

 表情こそキリッとしているが、逆にその表情が虚勢を張っているように見えてしまって。


 いや、実際、アリューゼもギリギリの精神状態なのだろう。

 それを自覚しているから、尚のことノアに頼んだ。

 だからこそ――、


「アスちゃんを......お願いします」


「――っ!」


 頭頂部を見せつけるような綺麗なお辞儀に、否、アリューゼの言葉にノアは瞠目する。

 その言葉が、ノアの脳を痺れさせるように一つの事実を思い出させたのだ。


 そう、それは「怠惰」のアビス王が現れて逃げる時のこと。

 立ち止まってしまったアストレアを逃がそうとした時に、クルーエル本人から言われた言葉――


『アストレアを......妹をお願いね』


 クルーエルという人物のことを、ノアは詳しく知らない。

 話したのは先日の任務の準備期間中の一度限りだ。

 その時でさえ、偶然出会ったから会話しただけで、ほとんど見た目の印象しかない。


 それはクルーエルとて同じだっただろう。新しく入隊した部下の一人。

 そんな存在であるクルーエルに、ノアは託された――大切な妹を。

 どうして今の今までその言葉を忘れてしまっていたのか。


 そんな愚かさに自分を殴りたくなる。

 しかし、そんなことをしている自己嫌悪している暇はない。

 時間も無い。意識を切り替えろ。道を見ろ。


 自分には任された仕事がある。

 クルーエルから頼まれ、ユリハから頼まれ、そしてアリューゼから頼まれた大切な仕事。

 それが今の自分に出来ること。それに――


(アストレアとの約束も)


 加えて、マークベルトとクルーエルが帰ってこない以上、最悪の想定をすれば、「怠惰」のアビス王との再戦は近い未来に必ず来る。


 それを考えれば、今のアストレアはもっとも死に近い状態にいるだろう。

 このままの精神状態でアビス王に近づけば、必ず復讐の炎を身をやつす。


 冷静に策略を巡らせても勝てるかわからない相手なのに、その感情はただでさえ小さい勝率を限りなくゼロに近づける。


 それはアストレアを憂慮する身としても、ライカの約束を果たす身としても、自分の夢を叶える身としてもさせてはいけない。


 自分でも純粋とは言えない感情で、今のアストレアにどれだけ届くだろうか。

 わからない。わからないが、それはやらない選択肢にはならない。

 それに――自分はまだまだアストレアのことを知り足りないから。


「わかりました。僕が話してみます」


 意識的に胸を張り、ノアは堂々とアリューゼへと宣言する。

 その言葉に、一瞬瞠目するアリューゼだったが、すぐに口の端を緩めた。

 それから改めてもう一度、


「えぇ、お願いね」


 先程と同じ言葉、されど先程よりも柔らかく言葉にした。


*****


 アリューゼとの会話が終わり、受付嬢の情報をもとに女子棟を訪れるノア。

 いざ、女子棟に続く通路の前に立つと、言い得ぬ犯罪臭を感じてしまう。

 それと同時に、男ながら花園に足を踏み入れる罪悪感も。


 もちろん、今のノアがそこを入ったとしても何も咎められることはない。

 既に受付嬢によって周知されてるのはもちろん、もとより何もないのだから。

 だから、そう、これは単にノア自身の問題に過ぎないのだ。


「ここで足踏みしてる場合じゃないだろ」


 しょうもない感情を圧し潰すように、両手で頬を一回強めに叩く。

 衝撃で思考がクリアになれば、大きく足を伸ばして一歩を踏み出した。


 幸いというべきか、通路を歩く最中に誰かとすれ違うことはなく、スムーズにアストレアの部屋の前に辿り着く。


「ここにアストレアが......」


 木製の扉の前、すぐにドアノブに手をかけず、まずは一つ深呼吸。

 正直、未だに話すことがまとまっていない。

 いや、違う。あえて作らなかったのだ。


 最初から決めてあった言葉など押しつけがましいだけだろう。

 だから、ノアは「あえて」とうそぶく。

 それでも、アストレアが元気になって欲しい気持ちには変わりないのだから。


「――アストレア、僕だ。ノアだ。少し話せるかな?」


 扉を三回ノックし、それからはやる気持ちを押さえつけて言葉にした。

読んでくださりありがとうございます(*‘∀‘)


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