第14話 ライカの友達、そして覚悟の証明#3
「ここよ」
「ここってゲームセンター?」
駅から歩き始めて数分後、目的地の場所はのぼり旗が立つゲームセンターだった。
「フランソワ」という名前の店であり、ノアはあまり聞いたことのない。
いや、そもそも一人じゃ遊びに行かないから知らないのは当然か。
比較的こじんまりとした店であるが、見た目に反して繁盛しているようだ。
実際、今も自分達と近しい年齢の男女が入店していった。
にしても、いきなりここに連れてきたってことは――、
「アストレアはゲーム好きなの?」
「えぇ、二番目に好きよ。ちなみに、一番は寝ること。
毎週じゃないけど、たまにこうして来るのが私の息抜き。
さ、全てのゲームを遊びつくすわよ」
「涼しい顔して実はめっちゃテンション上がってるみたいだね」
早口でしゃべることからも、アストレアの感情が見える。
もしかしたら、彼女は表情よりも言動に表れるタイプなのかもしれない。
それはさておき、入店するアストレアの後を追い、ノアも自動ドアをくぐった。
こういう場所に来たはいいもの、来た経験が少なすぎて勝手がわからない。
それこそ、ライカの家族と一緒にいったのが最後じゃなかろうか。
なので、アストレアがやるゲームを追うようにして、ノアもゲームに挑戦してみた。
カートゲームであったり、リング状の音ゲー、二人で協力できるアクションゲームなどなど。
その中でもダンスするタイプの音ゲーが、なんだかんだで一番盛り上がった。
「ノア、やるわね。でも、私には一歩及ばなかったみたいね」
ダンス直後にもかかわらず、汗一つかかず、息切れもせずしゃべりかけるアストレア。
アストレアの動きを見てて思ったが、このタイプのゲームは思ったより体力を使うものだろう。
実際、アストレアが始める前にやっていた別の人は、一曲踊っただけで膝に手を付けていた。
にもかかわらず、アストレアは平然としている。
(さすが現役って感じだな。この程度の運動量じゃ疲労もしないか)
そう、思いながら、ノアは途中で買ったペットボトルを口につけ、喉を潤す。
そんなノアの感想であるが、端から見ればノアもアストレアと同類であることに、本人は気づいていない。
「途中、テンポが速かったわ。焦り過ぎよ」
「みたいだね、昔からリズム感はあんまり良くないからね。
テンポに関しては、半ば反射神経でどうにかしてた部分があるよ」
「それであれだけ動けるのなら、まだまだ伸びしろはありそうね。
それでどうする? この後、この場所とは違うゲーム台があるゲームセンターを知ってるけど」
「まさかのゲームセンターをはしごを提案されるとは思わなかったよ。
まぁ行くのはいいけど、その前に――」
――ぎゅるるる
その時、盛大のお腹の音が鳴った。
音の発生源はノアのお腹からではない。むしろ、その隣。
音に釣られてノアが振り向けば、そこには――、
「.......」
恥ずかしそうに頬を赤く染めるアストレアがいた。
ノアの視線に気づくと、彼女は顔をそっぽ向ける。
まるで「自分ではないですよ」と言わんばかりの仕草だ。
いつも淡白な表情をしていることが多いアストレアの貴重な表情差分。
とても珍しいので、思わずそれを話題に話しかけたくなる。
「......どうしたの?」
「あ、いや.......」
しかし、アストレア本人は気づいて欲しくなさそうにしているみたいだ。
視線をじーっと向けては、「何も言うな」と圧をかけてくる。
そういう言動を見ると、アストレアは表情が乏しいだけで、存外とっつきやすいのかもしれない。
もっとも、その指摘すれば、きっと思わぬ反撃を食らいそうなのでしないが。
ともあれ、その気持ちを汲んで、ノアはフォローの言葉を入れる。
「アストレア、実はさっきからお腹が空いちゃって。
少し僕の腹ごしらえに付き合ってくれない?」
「お腹が空いたの? 仕方ないわね。なら、ここは年上として付き合ってあげる」
「私は全然お腹空いてないですけど」と言外から伝わってくるようなアストレアの態度。
そこまでして年上ぶったとしても、そこに年上らしさなど微塵も感じないが。
しかし、それも口には出さず、ノアは苦笑し、
「それじゃ、ちょっと近くに喫茶店があるか調べてみます」
それから数分後、ノアは見つけた喫茶店にアストレアを伴い入店した。
窓際の角席にて向かい合って座ると、適当に注文を済ませる。
そしてすぐに、アストレアにコーヒーが届いた。
「.......」
シュガーとミルクを入れ、アストレアは小さなスプーンでかき混ぜる。
その動きはとても手慣れていて、普段からよくコーヒーを飲む人のそれだ。
こういってはなんだが、見た目のイメージだけで言えば紅茶の方が似合う気がする。
そんなノアの考えをよそに、アストレアはコップの取っ手を持ち、口につけ――、
「......あの、そんなに見られるとさすがに恥ずかしい」
飲もうとしていたコップから口を離すと、アストレアが少し頬を赤く染め、視線をそらした。
というのも、その動作の一部始終をずっとノアが見ていたからだ。
その指摘に、ノアは「あ、ごめん」と言いながら、言い訳っぽく理由を話する。
「その、別に見てたのはなんとなくって感じで......悪気はないんだ。
でもまぁ、強いて理由を挙げるなら、アストレアの印象ってのが聞いてるのと違うよなって思って」
「印象......?」
ノアの言葉に、アストレアは首を傾げる。
そこで今度は、その発言に至る理由を話し始めた。
特魔隊の本部には、優秀な後継者を作るための教育機関が存在する。
そして、その場所に通えるのは、基本的に魔脈検査によってパスした子供のみ。
つまり、ライカのような生まれつき魔脈を持つ存在だ。
その場所では、通常の学校のように義務教育を学びながら、同時に戦闘訓練の指導を受ける。
言うなれば、体育の時間が、全て優秀な特魔隊員になるための訓練になるのだ。
その場所に通う誰もが、貴重な子供時代を削り、戦闘訓練に費やす。
やがて人類を脅かすアビスと戦い、魔の手から世界を守るために。
そんな彼らには、本部から自分の現在地を示すランクが与えられる。
隊員ランクと呼ばれるそれは、S級、A級、B級、C級、E級と五段階に分かれ、E級は非戦闘員、C級はまだ前線に出れない訓練中の隊員とすれば、ほとんどの隊員はB級である。
そして、そのB級からA級へと至る特魔隊員は多くない。
全体の二割がA級へと至れれば良い方だ。
そんな隔絶された差があるA級とB級であるが、その実、実力差という面ではあまり差がない。
いや、全くないことは無いが、B級の中ではA級に匹敵する者もいる。
しかし、それでもB級止まりであるなら、それはA級に至る大事な資質――強精神を持っていないからだ。
戦場に出た隊員で実力不足や油断といった死因を除けば、仲間が死んだことによる動揺で死ぬ場合がとても多い。
加えて、ただ死ぬのならそれはマシな方だ。
場合によっては、それで精神がアビスが振りまく瘴気に影響され、アビスへと転化する場合がある。
その最悪な結果を防ぐために、特魔隊はA級へ至るためのチケットを渡す相手を厳密に審査している。
そして、その審査に突破した若き人材は「エリート」として評価されるのだ。
「ライカからそんな風な話を聞いた。
だから、その中でも十八歳でA級隊員になったアストレアは『エリート』なんだなって」
「そうね、努力したのもあったけど、才能もそれなりにあったかしら」
「だろうね、僕もそれはアストレアの実力によって得た地位だろうと思ってる。
だけど、他の人はそうは思わない。知らないし、関係ないからね。
だからかな、最初にここへ来た時はあまり良い噂を聞かなかったんだ」
エリートという存在は、上層部から気に入られる一方で、いつの時代でも下層の人々から嫉妬の対象になり得る。
たとえ、特魔隊が「A級」というランクにどれだけの重みを置こうと、基本的には実力差を示すための指標でしかない。
それ故に、現状に悶々とする隊員達にとって、アストレアという存在は実に都合の良いストレスのはけ口になるのだ。
曰く、「いつも無表情なのは心が氷のように冷たいから」。
曰く、「淡々としたしゃべり方に、冷たい眼差しは感情が欠落しているから」。
曰く、「姉に気に入られただけのただの平均値」
といった具合に、アストレアには様々の噂が飛び交っている。
そしてつけられたあだ名が「冷血の魔女」。
そんな噂が新入生のノアの耳に届いたのだ。
しかしそれらを説明した上で、ノアは本人の前でその噂を否定した。
「でも、アストレアの想いを聞いて、一緒に遊んで、こうして今も話して確信した。
やっぱり君はとても心が温かい人なんだと」
「なんだか歯の浮くようなセリフなのに......君からはそう感じない。不思議。
あなたの容姿がそう思わせるのかしら。にしても、どうしてそう思うの?」
「簡単な話さ。僕の大切な幼馴染を、大切に思ってくれてる。
ライカのためにあそこまで言える人を、僕は心が冷たい人なんて思わない。それが理由。
そう考えると、宣戦布告された時には、僕にとってアストレアは良い人になったかもしれない」
その時、二人の席に一人の店員が近づいてきた。
銀のトレイに乗せたサンドイッチと、イチゴパフェをそっとテーブルに置く。
瞬間、ノアは目を輝かせてイチゴパフェを手元に寄せ、食べ始めた。
口の中に広がる甘さに、すぐさまノアの頬が緩む。
そんな先ほどまで真面目な顔で良いことを言っていた人物とは思えない様子に、アストレアはサンドイッチを持ったまま、目を丸くした。
「イチゴパフェ......好きなの?」
「普段甘味は控えてるからね。食べるとしてもこういう出かける時ぐらい。
でも、出かけることがほとんどないから、出かけた時ほどこういうのが食べたくなるんだ」
「フフッ、あなたも大概印象とは違うわね」
スプーンに乗せた生クリームを口に運ぼうとするも、ノアはその言葉を聞いて、手を止めた。
「それって良い意味で、だよね?」
「えぇ、私は可愛い子好きだから」
「ほんとかな~?」
訝し気にアストレアを見つつも、ノアは目の前の誘惑に勝てずパクリ。
美味しそうに頬を緩ませながら、次々にスプーンですくっては口に運んでいく。
そんな彼を見ながら、アストレアもサンドイッチを一口食べ、
「その噂.....そこまで間違ってないわ。
なぜなら、私自身、自分本位ばかりで人に関心が薄いってわかってるから。
ちなみに、年齢が違うのに君の教室にいるのは、座ってる場所が日当たりが良くて寝るのにベストポジションだから」
「そんな理由で教室の一角に居座ってたんだ......」
教室の窓際の最奥で、アストレアは時折眠っている。
ノアが最初にアストレアと目があった場所だ。
最初こそ補習か何かかと思ったが、思ったよりもくだらない理由であった。
「けれど、そんな私にも友達と思える人がいる。尊敬できる上司がいる。
そして、そんな人達を私は全力で守りたいと思っている。
だから、他人にどう思われようが構わないし、言えることは全部言う。
それで救える命があるのなら、私は今の私であり続ける」
コップを手に取り、アストレアはコーヒーに口をつけた。
ゴクリと一口飲むと、コーヒーの水面に映る自分を見て、言葉を続ける。
「さっき私のこと、『心が温かい』って言ってくれたわよね?
その言葉はとても温かい......このコーヒーみたいに」
「それは良かった」
アストレアは、コップを小皿に乗せた。
そして急に、キリッとした目つきをノアに向ける。
「今この瞬間、あなたのことは死んで欲しくないと思った。
ライカの友達だからじゃない。私を想ってくれる人だから。
だからこそ、私は私の目的のために、あなたを全力で前線から遠ざける」
アストレアの深蒼の瞳からそれがどれだけの熱量を帯びているか、ノアに伝わった。
本気だ。それも宣言したあの時以上に。
本気で自分のことを友達だと思ってくれて、守ろうとしてくれてる――ライカと同じように。
ならばこそ、自分とて――、
「それは僕も同じだよ、アストレア。
君に手を貸して、君の願いを応援したいと強く思った。
それに、僕にも叶えるべき約束があるからね。だから、勝つよ」
アストレアの覚悟に、ノアも負けじと不敵な笑みを浮かべた。
視線と視線で火花が散る中、雰囲気はさほど重々しくない。
互いを尊敬し、高め合うライバルとして認識したからだろうか。
そんな空気もつかの間、アストレアはすぐさまノアの危うい言動を注意する。
「ちなみにだけど、ノア。
あまり人をその気にさせるような言葉は言うもんじゃないわ」
「その気.....?」
「あなたの言葉は時々火力が高すぎるってことよ。心に留めておくぐらいでいいわ。
それはそうと、この後ゲーセンやめてカラオケ行かない? 気分になった」
「本当にガッツリ遊ぶつもりだね。いいよ、この際どこまでも付き合うよ」
*****
試合開始前日の夜。
ノアがパチッと目を覚ますと、目の前に豪華な天井が広がっていた。
見たこともない天井……いや、一度だけ見たことがある。
それは――
「ようやく起きたか、愚民」
聞こえてきた声に、ノアは上体を起こし、視線を向ける。
数メートル先にある玉座にいる人型の黒い影。
ギラリとした紅い瞳に、呼吸の仕方を忘れそうな圧は間違えようもない。
「傲慢」のアビス王――シェナルークだ。
「いつまでその姿で呆けておる……不敬だぞ」
「っ!?」
威圧感が増したシェナルークの瞳を見て、ノアはすぐさま跪き、頭を垂れる。
そんな彼の姿に、シェナルークが「そうだ。最初からそうしろ」と苦言を漏らすと、
「明日、貴様は試合をする……そうだな?」
「はい、その通りでございます」
「では、当然我が何を望むかも理解しているな?」
「はい、試合に勝て、です」
そのノアの強気な言葉に、シェナルークは口元をニヤリと歪めた。
「そうだ。我は傲慢の王、どこぞの小娘に土をつけられる許されない。
それは当然、貴様とて同じだ。
その体は我のもの、それをゆめゆめ忘れるな」
「……仰せのままに」
頭を下げたまま、ノアは丁寧に返答する。
本来なら言いたいことはあった。
特に、体に関しては自分のものだ、と。
しかし、それをシェナルークに言って反感を買っては仕方がない。
今の自分にできることは、シェナルークを殺すために、少しでも信用を得ること。
「必ず勝ってみせます」
ノアにとって、もう一つ負けられない理由ができた。
*****
―――試合の約束から二週間後
ノアとアストレアの決闘の日がやってきた。
決闘場所となる屋外スタジアムの選手入場口にはノア、ライカ、マークベルトの三人の姿がある。
その内、ノアとライカは困惑の表情を浮かべ、マークベルトは苦笑いを浮かべていた。
というのも――、
『さぁ、皆さんこれから始めますは、一日限りのスペシャルマッチ!
青のパレス所属の新進気鋭の氷使いと、先日の駅前襲撃事件にて一役買った新人との戦いです!
あの白のパレス代表のマークベルト様が主催となれば、見るっきゃねぇ!
というわけで、本日実況を努めさせていただく広報部のサっちんでーす! よっろしっくね~!!』
という、少女の声が聞こえてくるからだ。
その言葉からして、その少女は実況者なのだろう。
同時に、スタジアムは始まってもいないのに熱狂に、ワァァァァと歓声で包まれる。
それもそのはず、スタジアムの観客席には隙間なく人が集まっているのだ。
「あの......これは?」
そんな状況が上手く呑み込めないノアは、困惑の表情をそのままにマークベルトに尋ねる。
その問いかけに、マークベルトは目を左右に泳がせながら、頬をかきつつ言った。
「あ~.....その、なんだ。スタジアムの申請許可を取る際にミスったというか、やっぱ使う理由は話さないとな~って思ったというか」
その瞬間、マークベルトの傍らに立つライカが横にいる上司を睨んだ。
「おい、お前ほどの人物なら顔パスみたいな感じで申請許可下りるだろ。
許可がいるのは、審判やスタジアム修繕係に頼む必要があるからだ。
それに、仮に理由を話さなきゃいけないにしても、ここまで人が集まるのはおかしい」
「まだ何か隠してんだろ」と言わんばかりの目つきでもって、上司に無言の圧をかけるライカ。
瞬間、マークベルトがダラダラと汗をかき始める。
そして最終的に、彼は両手を顔の前に合わせて謝罪した。
「すまん! うっかり広報部の人に口を滑らせちまって......」
「口の軽い人だと思ってたが、よりにもよってなんで広報部に!」
「いや~、なんというか仕事終わりに飲みに誘われちまってさ。
そん時に酒に酔った勢いでついポロッっと......本当にすまん!」
「このクソ上司が!」
「あ、痛い! やめて蹴らないで! それもすねを集中的に!」
上司の思わぬPONに、ライカの憤慨ローキックがマークベルトのすねに直撃する。
それから幾度となく蹴られ、マークベルトがすねを抱えて泣きべそをかき始めたところで、ライカはノアに視線を向けた。
「悪りぃな、ノア。うちのバカ上司がバカなことをやったせいでバカみたいに人を集めちまってよ」
「ライカが謝ることじゃないよ。
それに、ここで結果を残せば、僕が貴重な戦力になるってアピールにもなる。
確かに、少し緊張するけど......でも、それはこの状況とは関係ない」
「ノア......! あ、こほん、アタシ達は観客席で応援してる。
お前は自分のやるべきことに集中しろ。
あのアストレアにぎゃふんと言わせて来い」
「うん、頑張るよ。応援よろしく」
そう言って、ライカがマークベルトと一緒にこの場を離れる。
幼馴染の後ろ姿が無くなったのを見て、ノアは意識を正面に向ける。
数分後、スタッフから合図があり、入口へと足を踏み出した。
瞬間、スタジアムからは実況者サっちんによる入場演出セリフが響き渡る。
『皆さん、大変お待たせいたしました! 選手の準備ができたようです!
ではでは早速、お待ちかねの選手入場と行きましょう!
ご覧いただくは北口! そこから登場する選手はこちらだー!』
そう言って司会が紹介した後、そこからはアストレアがリングに向かって歩き始めた。
『北口から登場したのは、青のパレスの次期代表候補の一人!
変わらぬ表情と温度のない瞳はまさに氷そのもの!
人呼んで『冷血の魔女』! アストレア=イーマルシャーク!』
司会による煽り言葉に、周囲の観客は一斉に盛り上がる。
しかし、アストレアは至って何も変わらず、リングの上に立ち尽くした。
『お次に注目してもらうは南口!
この業界に突如として現れた超新人!
白のパレスのライカ=オルガノスとともに巨大アビスと戦い、これを撃破!
ん? 共闘したなら実力は大したことはないのでは?
ならば、見せてもらいましょう! 噂の新入生ノア=フォーレリア!』
その言葉を聞きながら、ノアは瞳に覚悟の炎を宿して歩き出した。
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