入学試験に向けて
少し投稿が遅くなってすみません。
俺は魔法はほぼ全部使えるが、剣術はあまり出来ない。なので、学校などがあれば通いたいと思っている。貴族の当主にはなりたくない。だからあまりにも強いと周りから目立つので、貴族に関しての勉強などはしなくていいかな。
さて、俺は今、剣術の本を読みに家の書斎に向かっていて、ちょうど書斎についたところだ。すると、書斎から、今の俺の父親でハーバート伯爵家の当主ドルトン・ハーバートが出てきた。
「おや、ドレイク。書斎に本を読みに来たのかい?」
「はい、父上。剣術の本を読みに来ました。」
「おお、そうか。もう勉強を始めるとは偉いな。勉強、頑張るのだぞ。」
「はい、父上。」
そういうと、俺の頭を撫でて、ドルトンは去っていった。
「じゃあ、俺も本を読むか。」
そういって、書斎の扉を開けると、たくさんの本がズラッと並んでいた。
「これはすごい。これならある程度は学べるな。」
とは言っても、ここより学校に行ったほうがすぐ学べそうな気がするが、とりあえずはここの書斎で学んでいこう。
~3年後~
あれから3年たった。俺は8歳になり、学校に通える年になった。 学校へは8歳から通えるものの、基本的には12歳以降から通う人がほとんどらしい。だけど、俺は早く通いたいからドルトンに通わせてくれるか聞いてみよう。
「父上。剣術の勉強をするために、学園に通いたいんですが。」
「通うとしたら、王立学園が一番だが、少し早いんじゃないか?12歳からでも遅くないぞ。」
「いえ、この家にある本も全部読み切りましたし、本に書かれていることはほぼ全部実践出来ます。なので、年齢的には早いかもしれませんが、王立学園に行かせてください。」
「そうか。……わかった。行かせてやろう。しかし、入学試験もあるからな。ちゃんと勉強しておくのだぞ。ちなみに、入学試験の内容は実技で行っていて、剣術も試験の1つだが、魔法もあるからな。魔法も使えないと入学できないが、魔法は使えるのか?」
「はい。剣術ほどではありませんが、多少は使えます。」
「じゃあ、頑張れよ。」
魔法は完璧だからな。威力の高い魔法はさすがに魔力量が足りないからまだ使えないが、それはそれでなんとかしよう。とはいってもあまり使う機会はないと思うが。今はとりあえず、入学試験に向けて剣術を頑張ろう。試験は半年後にあるらしい。それまでたくさん訓練しよう。
次回は入学試験です。ドレイクは入学することが出来るのか。