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俺の名前は【中森 直輝】


 その日はいつにもましてじめじめしていた気がする。俺の名前は´中森 直輝´飲み物を取りに冷蔵庫に向かって歩いていた。といっても俺の住んでる部屋はよくあるマンションだ。玄関を開ければすぐ台所がある。そして寝室は隣の部屋だ。そこいらの普通の人間なら冷蔵庫に飲み物を取りに行くことなんて楽にできるだろう。しかし俺は違う。俺はいわゆる引きこもりのニートだ。金は親が送ってくれるし段ボールに飲み物や食べ物、そのほか風邪薬なども入っている。もちろん食べ物はすぐに食べられるインスタント系だ。電気代やケータイ代も親持ち。俺は一日中パソコンとにらめっこ。はっきり言って楽だ!とても楽だ!!だがしかし一つだけ納得のいかないことがある。それは俺が自ら、飯や飲み物を取らなければいけないことだ。母親の名前を呼んで準備させるということができない。一人暮らしのツライところだ。

「ワープとか出来たら楽なのにな~」

などゲーム脳が言いそうなことだが俺はそういう系だ。恥ずかしくもなんともない。そもそも一人暮らしなのだからだれも聞いていないが…。まあそんなこんなで、のどが渇き水分補給に向かっていた時だ。冷蔵庫を開けると下から黒いモノが現れた。前述したように俺はヒキニートだ。ゴミ出しなんて行くわけがない。その結果コイツ等にとって俺の部屋はとても居心地がよかったのだろろう。ゴキだ。ゴキブリが湧いている。

「うぎゃあああ!!!!」

俺は絶叫した。俺は虫が嫌いだ。まだ園児のころ、その時はいた友人が俺の頭にオニヤンマが停まっていると言った。俺は取ろうとしたさ。だが距離感をミスり頭の上で潰してしまった……俺はそれから虫に限らず爬虫類が大嫌いだ。だから今回も反射的に後ろに飛びのいてしまった。だが場所が悪かった。台所、ゴミ屋敷、これで大体わかるだろう。床に投げられていたペットボトルを踏んでしまい、そのまま後ろへ転んでしまった。転ぶ場所も悪かった。転倒して後頭部にあたる位置にはシャワー室への段差があった。俺は頭に強い衝撃を受けた。その途端、俺の意識は完璧に消えた。

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