「天に星、地に花、君に愛」
歌う
歌う
風のよう
鳥のよう
ささやけば
天から光
暗闇の大地照らす
さえずれば
心ふるえる
涙する
こぼれる
愛の言霊
パスポートも
顔写真も
いらない
なにもなくていい
なにももたなくていい
てぶらで
そのままで
とけてしまうほど
まるごとつつむ
つつみこまれる
空になる
風になる
星になる
愛になる
誰かにとどいた
誰かが泣いた
すぐそばに
あなたがいる
すぐそばに
わたしがいる
とけあうほど
なくしてしまうほど
どこかへいってしまうのが
不安で
消し去りたいほど
消え去りたいほど
想いかかえて
想い返す
わたしの未来
行く末
遥か彼方
いるはずのない自分
時を超える
空を超える
この星ふる宇宙さえ
わたしの生まれたふるさと
それよりも
あの大きな遥かなる光
導かれる
光になる
星になる
宇宙になる
あなた
愛
その名を呼ぶ
今 ここで
忘れられるはずもない
人々の記憶
望まなくとも
与えられる
神の不合理
愛
その名を呼ぶ
誰か また
いつも また
ふりそそぐ
ここに また
こぼれ落ちる
愛
星
花
そのままに
愛…