Diary.01
#01
世の中は、面白いか、面白くないか、どっちなんだい?と聞かれたら、面白いと答えるだろう。私は面白いことにとり憑かれている。私が面白いことにとり憑かれたのは、生まれる前からだ。
私は面白いことしか、追いかけない。なぜなら、私は、笑いの神様だから。比喩ではない本当の笑いの神様だ。本当の笑いの神様といっても、あまり効力はない。
笑いに勤しんでいる人のお尻に、そっと手を添えて支える程度のお助けしか出来ない。これは例えなので、実際に透明人間みたいになって、お尻を触りに行くなんてことはしない。行きたくないわけではないし、やろうと思えば出来るがしない。
何を書きたかったか忘れてしまった。私がお尻の神様で、いいカタチのお尻を作り出すためのお手伝いをしている、というところまでは書いたから・・・・・・って、誰がお尻の神様だ。
笑いに勤しんでいる人のお尻に、そっと手を添えて、支える程度のお助けしか出来ないと、書いてしまったところから、何かがおかしくなった。
そこから、お尻ばかり考えてしまっている気がする。調子が乗って来ないから、この日記も今はこれくらいにしようと思う。
#02
私は、見守るだけではなく、プラスアルファが出来るタイプの神様だ。アルファが何なのかは分からないが、なんか少しの良いこと、みたいな感じだろう。
アルファがどんな意味なのか、ずっと考えた。でも、答えは出ない。【歩け歩けファンタジー】的なものではないのは確かだが。
神でも分からないものはある。神が何でも知っていて、何でもお見通しだ、みたいな感覚を持つのはやめてほしい。神だって人間みたいな容姿をしている。だから人間のように学ばなければ、成長はない。
それに人間のように、何かを忘れてしまうこともある。でも、人間には出来ないスゴいことが少しは出来る。だって神様だもの。
ヤバい、真面目に語りすぎていた。何を書いていたかも分からなくなっている。私は、プラスアルファを出来る神だが、プラスアルファと言っても米粒くらいのものだ。ほんの僅かだ。
私は、カラダの中の水分の割合くらいの時間を、見守りに費やして過ごしている。注目している面白い人が、尻上がりになっていくことを願い、応援するのみだ。まあ、また尻という言葉を使ってしまったけど、何度も言うように、尻が好きな訳ではない。
すごい好きな訳ではなくて、人並みに好きなだけだ。誰かが尻好きなんて情報は、誰も知りたくないだろう。今は、決して『尻』と『知り』で韻を踏んだ訳ではない。
私を、人間界の芸人に置き換えてみたら、ほぼスベり芸人だ。そのくらい面白くないことを言っている気がする。スベりの神様としてやっていこうかなと思ったりしている。私は、神スベりしすぎているからな。
神様目線で、物事を色々切っていこうかな、なんて思っちゃっている。切るといっても、安全カミソリで剃るみたいな感じで。もちろん、神様だから、上から面白い人の行動をほとんど把握できる。早速、人の人生にプラスアルファしに行くことにする。