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2-17 水着選び

 ようやくみかんが泣き止み、いよいよ水着選びに。


「わー、結構いろいろあるね」

「そうだね。いろいろありすぎて迷っちゃう」

「迷うならさっきのにすればいいのに」


 女子たちの会話が弾む。これって俺いらなくない?


「ねぇ裕兄はどれがいいと思う?」


 と、思っていたけど俺に話が飛んで来ましたね。


「涼葉は可愛いからなぁ。どれでも似合うと思うけど……」


 俺は棚にかけられた青い水玉模様のワンピースの水着を手に取り


「これなんかどうだ?」

「うーん。じゃあちょっと来てみるね」


 涼葉はすぐそばの試着室へ、そしてみかんと夏音は……と


「裕太君って結構シスコンだよね」

「うるせぇ」


 だって可愛いもん。仕方ない。


「それよりお前ははなんかいいの見つけたか?」

「あたしはこれかな」


 といい、みかんが出してきたのはオレンジ色でフリルの付いた水着で、本人の気にしていた胸もこれなら目立たない。

 それよりも夏音の姿が見えないな。


「ふーん。で、夏音は?」

「今そこで試着してる」

「どんな水着なんだ?」

「それは見てからのお楽しみ。あ、気になるからって覗いちゃダメだよ?」

「覗かねぇよ」


 なんか夏音が居なくてもからかって来るようになった気がする。

 すると、涼葉が試着室から顔を覗かせてひょいひょいと手を振り


「裕兄、みかんさーん。こっち来て」


 着替え終わったみたいだな。


「じゃーん」


 涼葉は試着室のカーテンをバサッと開き、試着した水着をお披露目した。


「おぉ、涼葉ちゃん可愛い。裕太くんのチョイスもなかなかやるねぇ」

「俺はすごくないよ。涼葉が何着ても似合うだけだろ」

「裕兄、誉めても何もでないよ?」


 別に妹が可愛ければ俺はそれでいいのです。


「さて、そろそろ夏音も着替え終わったかな」


 俺たちは夏音のいる試着室の前に行くと……


「出てこないね」

「出てこないな」

「涼葉ちゃん。ちょっと裕太君の目塞いでおいてくれる?」

「ぇ?あ、うん、わかった」


 ぇっ?ちょ?なになに?

 俺の目を涼葉の小さな手が塞ぐ。

 その手はとても柔らかく俺の心を癒して……

 じゃなくて、見えない。前が見えない。


 俺が涼葉の手を剥がそうとすると涼葉のほうから手をどかしてくれた。


 眩しいと感じた俺が一度目を閉じ、再びゆっくり目を開けると目の前には赤いスカートビキニを着た夏音が恥ずかしそうに立っていた。


「ど、うかな?」

「いいじゃん。可愛いよ」


 うむ、これはなかなか。涼葉に負けてないんじゃないか?


 俺の言葉に嬉しそうに反応する夏音は再び試着室の中へ戻っていった。

 着替えて今の水着を買うのかな?


 ん?そういえば……


「なあ涼葉?」

「なに?」

「その水着、いつまで着てるんだ?」

「あ……」

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