006▼分冊6▼殺人に至るメカニズム◆オタクと性犯罪
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▼重複投稿です
(委託サイト、一発やる会の管理地などで、有償公開)完結済み。
『小説家になろう』で毎週きりが良いところを連載形式で公開予定です。
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◆◆◆場所:『電波な電波の(夜の)電脳世界』……語り手:『ショートヘア』
「――あぁ、わかんねぇなwww。ホイホイ、見知らぬ男についてったり、初めて会ったヤツの家に泊まったりするなんてどんな『恋愛』だよw。今時、そんなフラグなんて、ないないw。それにナンパしてすぐにやれるって考える野郎ってどんな『下半身直結(脳内DQN)』だw。つうか、そんなのにホイホイついてくやつなんて、ただの性病持った『スイーツ(笑)』しかいねぇってのにw。『処女』で、可愛い女子高生を無理やり食べちまおうなんて『陵辱』じゃねぇかww。もし、タイトルつけるなら、『買いたい/したい』ってか?w。やるんなら、やられる覚悟もしなきゃダメだぜww。お互いの権利を認め合うってのが『平等』ってことだろうww。この国じゃ、『法の下にみな平等』なんだぜ?w」
そう言って、『オタクなDQN』が、獰猛に笑ってる。
いや、正確には、パソコンの『メッセンジャー(プライベートチャット)』で会話中。笑っているように感じたのは、やたらと「w(嘲笑)」が多くてそう感じただけで……。
それにしても『オタクなDQN(痛い人)』ってニックネームは、ヒドいと思う。
「でも、そんな幻想持ってるヤツ多くない? だから、アンタら、オタクってのは、そういった『18禁ゲーム』とか、そういったアニメとか漫画の『同人誌』とか集めちゃうんじゃないの?」
「おいおい、『ショートヘア』。それは違うぜw。たしかに『オタク(職人)』は『性欲を持て余す』ってカンジに『エロい妄想』ばっかしてるし、『美人』で『可愛く』て、ちょっと『わがまま』で、『ドジ』だけど、『根は優しい』、『女の子(俺の嫁)』との出会いってのに憧れてるw。――だけどな、『現実(三次元)』と『二次元(嫁)』を一緒にするようなバカは滅多にいねぇよ。極論、『リアル(三次元)』より『二次元(嫁)』のほうが可愛いって思ってるヤツばっかなのに、なんでブスの『ナマモノ(三次元)』に、わざわざ金払って、性病や犯罪に巻き込んでもらわなきゃなんねぇんだ?ww。『援交』とか『レイプ』とかするのは、変に『リアルが充実している(リア充)』だったり、『風俗』や『愛想哂い(キャバクラ)』行き過ぎて欲求不満で、人生のハメを外したヤツらだw。そこんとこ間違って、『オタク批判』に走ってる『専門家(笑)』がいるけど、あれは『売名行為』にしか見えねぇぜww。もちろん。自分が『バカなんですよ』ってアピールしてる宣伝の意味でなww。いや、むしろ、マスゴミの『印象操作』を手伝うんで報酬くださいって『ハイエナ(たかり)』だぜwwwww」
《……》、《……》、《……》と、絶句をアピールしながら、『リアル(現実に)女』な私が、『くらっ』と目眩を覚えてます。
――ちょっと圧倒されすぎて、『オタク(職人)恐るべし』ってのを百○八回ぐらい言っちゃった気がする。
たしかに、『オタク(職人)』は、自分たちで、萌えの対象を作り出し、萌えの中で生活し、誰にも迷惑かけずに生活してる。『地産地消』の『自己内燃機関』。
いや、むしろ、『オタク文化』のおかげで、小学生ぐらいのうちから、『漫画の描き方』とか、動画とか音楽の『編集の方法』とか覚えてきてるし……。『ニコニコ動画』じゃ、プロ並の技術持った、『野性のプロ』とか、『野良プロ』ってレベルの人とかいるし……。
最近じゃ、『MANGA』と『MOE(萌え)』が『国際用語』になりつつあって、『オタク(職人)文化』によって、誰にも気づかれずに、『友好的に世界侵略』を起こしそうな勢いだったりするワケで。『八百科事典』で、『萌えは一種の麻薬である』って、ネタで紹介されてたっけ。
まぁ、何があっても、『オタク(職人)』は弾圧すべきじゃないね。
いずれ、日本を代表する『外貨獲得手段(外交手段)』になるであろう『オタク(職人)文化』を潰すような法案を作るのはダメだ。
もし、今、この勢いを潰してしまったら、一気に他所の国に市場を持ってかれちゃうに違いない。まさに、『自動車』や『IT産業』の『下請け国の反乱』の二の舞だ。他にも、ここじゃ言えないことばっかだけど……。
とりえあず、ここで言っても良さそうなことは言っておこう。
――『政治家(無能力者)、全部クビ!』、『経営コンサルタントとチェンジ!』。
――あれ? なんか主題が脱線しまくってるぐらいに、私の心境は、『オタク(職人)』によって、かき乱されまくりなわけで。
とりあえず、アレです。
「『オタク(職人)文化』恐るべし!」
「だろw。そうだろw。まぁ、俺は『オタク(職人)』じゃないんで、イマイチわかんないんだけどよww」
《まだまだ、フツーだぜ?w》と、『オタクなDQN』が盛大に謙遜してます。
いやいや、本当に『一般人』な私から言わせれば、十分末期です。ありがとうございました。うん、これはガチ。
「――それはそうと、ちょっと聞きたいんだけど、『例のバラバラ殺人事件』について何か知らない? 昨日、今日……。あっ、日が変わってるから、一昨日と昨日から特に何の進展もないみたいだけど、誰も死んでないし、犯人も捕まってないのかな?」
「さぁ? 俺はそういった噂にゃ詳しくなくってな。【歩く騒怨(だだ漏れヘッドホン)】とかだったら、いろいろ知ってそうだが。あいにく俺には、お前らみたいな『常識人』のヤツらに教えられるスキルはねぇよ。それこそ、【知ってはいけない(あの)事件】みたいな状況だったら、話は別だがw」
「なに、その事件? 私はそんな『都市伝説』なんて聞いたことないよ?」
「えっ、知らねぇのか?w 【都市伝説好きの少女】が知らねぇってのかww。『蝠山であった事件』だってのにw。まぁ、そのほうがいいかもしれねぇな。名前の通り、『知っちゃいけない類』の事件だったし。まぁ、それに、一応、全部が全部解決してるんで、今回の件とは『そんなに関係ない』と思っていいんじゃねぇか?」
そんなにって、少しはあるのかよ……。
「まぁ、なんか『よくわからないけど、よくわかった』ってことにしとくよ。面白そうだから今度、調べとく」
「ハッ、とんだ勤勉さだなw。もしかすると、お前も【××××(アレ)】なんじゃねぇか?w。【電波な管理人(世間知らず)】に削除(消)されないよう気をつけたほうがいいかもなw」
なんか聞きなれない言葉ばかりだ。
きっと、『オタク(職人)用語』ってヤツなんだろうか。――現実と幻想が混じりすぎて、ツッコミが追いつかない。『フツー』な私にはわかりませんよ?
『やさ男』みたいな『ツッコミセンス』があれば、いけるんだろうけど……。時間が時間で、かなり眠いんで、適当に流しとく。
「……んっ、おっ、それっぽい『掲示板』見つけたぜ。つうか、こりゃヒドいなwww」
《ほらっ、お前が言ってた事件じゃね?w》と、『オタクなDQN』がアドレス送ってきてくれた。
そのアドレスは、匿名掲示板で有名な『2ちゃんねる』の中の一つのスレッドで。
「うん、こりゃたしかにヒドいね。『私の期待』つうか、『読者の期待』つうか、『神(作者)の悪意』ってのを感じるよ」
そう。『例のバラバラ殺人事件』のことが書いてあった。
いや、正確には、『別の事件』のことが書いてあった。
――だって、『バラバラ殺人事件』は『連続バラバラ殺人事件』に進化してたんだから。
◆◆◆場所:『電波な(ネット)世界の話を現実にて』……語り手:『やさ男』
「そうなんだよ。昨日の晩、例の『バラバラ殺人事件』があったらしい。いや、正確には、『連続バラバラ殺人事件』だね。今回は、場所が病院でも、冥王台でもなくって、伊里船や、墨吉近辺のラブホ街。なんでも、部屋の中は一面、血だらけ(スプラッタ)で真っ赤になっての猟奇現場。服もシーツも死体も部屋の中のモノは全部が全部バラバラになっての『解体現場』だったらしい。いや、全部じゃないね。何故か、被害者の『心臓とか内臓はキレイ』なまま、あちこちに転がってたり、きれいに『剥ぎ取られた顔面』は、個室の扉に打ち突けられてたらしいよ。被害者の『大腿骨を画鋲』の如く突き刺してね」
《とまぁ、そんなウワサ話だよ》と、『ショートヘア』が朝っぱらから眠そうに話してる。
「いや、朝っぱらから、なんだよ、そのグロ描写。爽やかな一日が一転、気の滅入る一日になったじゃねぇか……」
うん。かなりショック。
昨日、『セミロング』が見つからなかったぐらいにショック。いや、それ未満にショックかもしれない。
まぁ、『家出少女』は、『家出(冒険)』に飽きて、『帰宅』したのかもしれない。
――年頃とか反抗期とかってそういう経験あるもんだよな。
「つうか、お前のその『ウワサ(情報)』は、どこから仕入れてくるんだよ。新聞とかニュースとかじゃ、そんなこと一切やってなかったぞ。今朝も『みのもんた』が、にこやかに『フィリップ』捲ってたぐらいでだな……。
「えっ、そうなの? ニュースも新聞も見てないからそういう話題はわかんないなー。私、朝弱いからさ、いつも、パンを食べながらの猛ダッシュだし」
《バスの中での二度寝は、気持ちいいんだよねー》と、『ショートヘア』が、今にも『おねむ』な雰囲気。
おいおい。それは『参政権』を持つ身分として、ちょっと不味くね?
もう、二十歳(いい年)過ぎても勝手に『パン食い競争』でもやっててください。
――つうか、お前の情報源はどこだよ、マジで。余計に気になるじゃん。
「じゃあ、お前どこで、そんな話調べて来るんだよ? ニュースと新聞使わなかったら、何もわからなくないか?」
「……」
『ショートヘア』の返事が無い。
……つうか、寝てやがる。
ちょっとむかついたので、頭を指で突きながら、疑問を問い詰める。
「痛っ! 起きてる、起きてる! ちゃんと聞いてるっての。つうか、今時、ネットやケータイが普及しまくってる『Web2.0時代(誰もが情報の発信者)』だってのに『新聞こそ正しい(情報弱者)』な考え方は、どうかと思うよ。もう、昔みたいにマスコミや一部の専門家が情報を独占する時代は終わってて、肩書きなんて関係なしに、社会情勢なんて気にせず、意見を言い合える時代なんだから、自分で必要だと思う情報は自分で調べないといけないんだよ」
《情報格差は終わったかもー》と、『ショートヘア』が寝ぼけ声で、頭を突っ伏したままで話してくれました。
コイツ……。
寝ぼけてるほうが、まともなこと言ってないか?
なんか、下手な連中よりも『時代の流れ(世の中)』ってのに敏感な気がする。――ちょっと、見直したかもしれない。なんで、こんなヤツが『こんな学校』に来てんだ?
「で、今の時代についての説明は大変よくわかったんだが、結局の『情報源』ってなんだよ? ネットのニュースサイトとか?」
「いや、人から聞いたり、『匿名掲示板(2ちゃんねる)』とか『SNS(mixi)』とかの記事とか」
「って、思いっきり信憑性ないじゃん! 『口伝伝承』ってどこの『日本書紀(昔話)』だよ! それにあそこって、『日々のどうでもいい日記』とか、『よくわからん駄文』とか、『意味不明なコピペ』とかで、『捏造・荒らし・罵り合い』な場所じゃん!」
「……」
返事が無い。『ただの屍』のようだ。
……つうか、寝落ちかよ!
かなりむかついたので、激しく疑問を問い詰める。
「痛ッ! いきなり髪の毛ひっぱんな! ハゲたらどうすんだよ! つうか、『ヘアスタイル』が乱れる! そしたら、誰が誰だかわかんなくだろうが!」
なんか、怒られました。
……しかも、すごい理由です。
お前は、どっかのマンガの『髪型しか違わないキャラ(ハンコ絵)』たちか!
……まぁ、『髪は女の命』ですっていうんだから、仕方ないのかもしれない。
でも、『いつもの言動』と、『会話中に寝るような態度』は、女に見えないけどな……。
「――まぁ、『やさ男』が言ってることも、一理あるね。時々、『自称知識人(よくわかってない人)が、知ったかぶり』で書いてるから、『情報の真偽は自己責任☆』だし。でも、だからと言って、頭から『否定』ってしてちゃ進歩がない。いくら欠点があっても、『時と場合』で、良い所はどんどん利用しないといけないってもんだよ。今は『知識力(頭のよさ)』よりも、『知恵力』のほうが求められる時代。『今まで何をしてきたか(学歴)』よりも、『今、何が出来るか(実スキル)』が試される、『試行的』で『分針秒歩な時代なんだから気を抜いてたら取り残されちゃう。私たち『ゆとり世代』は、生まれたときからネットに囲まれてる『ネット使い(デジタルネイティブ)』なんだから、ガンガン使っていかないと、若いコたちにどんどん先を越されちゃうんだから、うかうかしてられない」
《今、一瞬が戦いなのだ》と、『ショートヘア』が、眠ぼけ声で、『ふにゃ』と頭をつっぷしました。
何、この喋るか寝るかよくわからん生き物は。
「でも、なんで、ニュースでやってないんだ? そんな重要なことならさっさとやればいいじゃないかよ。そのほうが視聴率が取れるだろ?」
《コメント制限だよー》と、『ショートヘア』が『夢の中へ夢の中へ行ってみようと思いませんか』って寝言を呟いてる。
「……。ば、ばか、くすぐった! わ、わきは触るな。つうか、『性的嫌がらせ(セクハラ)』だろ! 『学内・性的・嫌がらせ(ハラスメント)』だ! 相談所にで、電話しないと! ぎゃっ」
とりあえず、ツッコミ入れといた。
たしかに、僕の行為は少し、行き過ぎてた思います。だけど、時には毅然とした態度で臨まないとならないときもあるんです。
「寝るか、話すかどっちかにしろ!」
「じゃ、寝る!」
「ちょっ、おいおい、話が進まん間に、休憩終わってしまうだろうが! お前から話し始めた話題なんだから、俺の質問に答えるのが、『演者』の役目だろうが」
《しょうがないなー》と、『ショートヘア』が、『一度しか言わないので、耳をかっぽじってよく聞け』って、眼で見てくれました。
「コメント制限の理由は、『裏づけ調査』と『マスコミ同士の歩調』を合わせるため。最近のテレビで同じようなニュースやってるのはそのせい。他にも、今回の『連続』が起きた場所が問題だったこと。いくら私服着てたからって『女子高生(未成年)』が『いい歳したオッサン(エロオヤヂ)』と『ラブホ』に入ってたってウワサは、『売春問題(援交)』に発展するので、ホテル側も公けにしたくない。――まぁ、もうネットじゃウワサになってきてるけど。それと、公けにならない理由がもう一つ。『やさ男』は県外から来てるし、ネットに疎いから知らないかもしれないけど、この街は『風俗の街・蝠山』って言われるように、ソレ系の店が多くて、『893(ヤクザ)』な連中が、そういった『区域』を仕切ってる。事件を捜査してる『警察』も、風俗の取り締まりは『餅は餅屋(893)』に任せてるし、公式会見開いて、マスコミに煽らせるワケにはいかない。――だって、もう、あれだけ過激に過剰な報道やっちゃてるんだよ? その『バラバラ殺人』に続きが出たってのが広まったら、もう収拾つかなくなっちゃう。最悪、全国的に模倣犯が出てくるかもしれない」
《だから、良い意味でも悪い意味でもコメント制限なんだよー》と、『ショートヘア』が『ぜんまい(電波)が切れた』みたいに『爆睡モード』に移行しました。
「なんかなー、ホントのことかもしれないけど、イヤな話だよな」
《すーすー》と、『ショートヘア』が寝ています。――答えてくれません。
どうやら、この話はこれで終わりらしい。
――『ショートヘア(コイツ)』、演説はいいんだけど、授業はいいんだろうか?
まぁ、それにしても、女子高生に手を出すとか、イヤな時代だよな……。
――『女子高生(お姫様)』は助けるもんで、傷つけるもんじゃない。
それが、『紳士の嗜み(フェミニスト)』だと思う。
まぁ、そんな僕は『甲斐性なし(やさ男)』って、言われまくってますけどね!
Presented by 一発やる会
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