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東方永滅扉  作者: XX
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三 奇妙な目玉

アドバイス等募集しております。よかったら書いて下さい。

灼熱の太陽に照らされた禍々しき眼光。私は緋想の剣の柄をぎゅっと握る。隣にはいつになく険しい顔の「スキマ」。こいつになら隣は任せられると私達の因縁が語ってくる。そうね、じゃあいっちょ暴れてやりますか。そう呟いて、剣を振り上げる。私の戦意に気づいたのか、「目玉」は私にレーザーらしきものを放ってきた。「そんなものに当たってたまるかぁっ!」とつい声が出る。私は華麗なステップを踏んでレーザーを避ける。私は天高く跳躍し力をこめた。ギロリと睨む目玉。そんな奴にドヤ顔をしつつ振り上げた剣を思いっきり叩きつける。目玉は少しバランスを崩しながらもなんとかその体制を維持する。再び私を見つめたその目玉には太い血管が浮き上がっていた。

「うわっ。怒らせちゃったみたいね」

そう気づいたが時既に遅し。目玉は私に光線の雨を降らしてきた。私と光線の距離が5m4mとどんどん縮まっていく。今の私には避けるような知恵も技術も無い。私は目を瞑り、その瞬間を覚悟した。













激しい衝撃音が聞こえる。それと同時に聞こえてくる目玉の叫び声。何があったのよ?と思わず目を開けるとそこには目玉に冷たい視線を送る紫とグジャッと潰れ血まみれになっているユウゲンマガンの姿があった。私は驚きつつも「何やったのよ?貴女?」と紫に問いかける。「わたしはスキマ妖怪よ?」そう言った紫の口元は妙に嬉しそうだった。

「で、この後何を手伝えばいいわけ?」

「霊夢とと妖夢か一体ずつその目玉を倒しているはずなんだけど、妖夢の手伝いして来てほしいのよ。幽々子が絶対死なせないでって、最後に言ってたのよ」

「あの庭師でしょ?了解了解。それであんたはこれからなにするつもり?」

「私は動ける人を出来るだけ集めて来るわ。色々必要になるはずだからね」

「じゃあ、また後でって感じね」

「まさかとは思うけど、妖夢と一緒に倒されるとか勘弁よ?」

「私を誰だと思っているの?比那名緋天子様よ」

そう言う前に紫は東へ歩き出した。私は西に走り出す。進む方向こそ違うけれど目的は一つ、「好きな場所を守る」

振り返るとそこには私達の思いと情熱が確かに見えていた。














「人里が大変な事になっていると思ったら、貴方のせいですか。全く。容赦しませんからね?」

今、私はユウゲンマガンと言うらしい変な目と戦っていた。どうしてこうなったのかって?話は数10分前に遡ります。霊夢と魔理沙と人里に来た私たち。と言うのも、謎の物体が人里に潜入していることを確認したからですね。人里で「何か」を探していた私たち。しばらく歩いていると、急に空が暗くなりました。何かを感じた私たちが後ろを振り返ると、正体不明の物体が2体、私たちの背後に仁王立?していました。霊夢さん曰く、その物体の名は「ユウゲンマガン」と言うそうです。

その後、霊夢さんの指示で、魔理沙さんは紫さんに連絡しに、霊夢さんは一体のユウゲンマガンを挑発し、私と離れた所に行きました。そして、今に至るということです。

私は居合い斬りの構えを取る。変な目は私の構えなど気にせずに私を見るとニタっと笑った。何を考えているかは分からない。しかし、私の事を馬鹿にしていることだけは伝わってきた。カチンと頭の中で音がする。 絶対倒す。私は楼観剣に決意を込め、素早く抜く。居合い斬りだ。しかし、怒りを込めた剣に正義など宿っているはずがない。私の技は空を斬ることしかできなかった。その直後、変な目は私に急接近してくる。

「まずいっ!」

気づいた時にはもう遅く、変な目は私のがら空きになった左側にレーザーを放つ。体制を崩し、避けようとしたが、左肩に被弾してしまった。

痛い。体が私に危険信号を送る。左手に力が入らない。何もすることの出来ない左手。宙ぶらりんになっている姿はまるで「ここに攻撃して下さい」と言っているようなものだった。私は左側を庇いながら右手を楼観剣を握り、変な目に攻撃を試みる。しかし奴は一枚上手だった。私の庇っている所を正確に撃ち抜こうとしてきたのである。私は体を捻じり、位置をずらそうとする。しかし、不幸な事にずれたレーザーが右足に直撃した。足からは大量の鮮血がドバッと流れ出す。動けなくなった私は茫然と変な目を見上げていた。

「やっぱり私は弱いんだな。ごめんなさい、幽々子様。」

そう呟きながら。

変な目は私にとどめを刺そうとレーザーのパワーを溜め出した。と、その時

「半人前とはまさにこの事ね」

という鼻にかかった声が聞こえる、するとすぐに変な目の方角に大剣が向かう。大剣はどんどんと加速して行き、


変な目を貫いた。


「全く。本当に危なかったわね。あら、酷い出血。包帯持ってきといて良かったわ。」

はっとした時には、私は青髪の少女に包帯を巻かれていた。なんだか申し訳ない、そう私は思った。

「貴女、名前は?見た事はあるけれどよく知らないのよ。」

私は急に話しかけられてびっくりして変な声を出す。とっても恥ずかしい。顔に手を当てて見ると火照っている事が分かった。

「こ、魂魄妖夢です。不束者ですが、以後よろしくお願いイタシマス」

「硬いわねー貴女、いや妖夢。私の名前は比那奈緋天子よ。よろしく。同じ剣士として、女の子として、ね?」

「は、はい!よろしくお願いします!」

天子と私は堅く握手する。これからも共に頑張ろうという意味を込めて。灼熱の太陽が照りつける中、太陽よりも熱い友情がここに芽生えた。

to be continued

頑張って完結させたいです。ついでにmmdで映像化したいです。

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