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神殺人殺  作者: ナノ
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第72話 一般人VS殺し屋

「もうすぐ敵が到着するから矢野君は透明になって潜伏、チャンスがあったら攻撃。星月君は空中から相手がイレギュラーな行動をとってないか観察。原君、白石君、如月君、笠原君は私と一緒に交戦。」


とりあえず各々の能力を生かした指示は出した。


今回暁は戦力として入れていない。


本人もそのつもりだろうし。



まず私がやるべきことは敵の位置の把握。


夢羽は烏さん達の方に集中してるだろうし、目視で探すしかないか。


いや、そういえば夢羽が私と暁の端末に自分の思考をトレースしたAIを入れてくれたはず。


端末を確認すると神殺人殺のアプリ以外にもう一つのアプリが入っていた。


これが夢羽の言っていたAI(夢羽ちゃん2号)だろう。


「ヤッホー!私の力が必要なのかな?」


アプリを開いた瞬間、夢羽が映った。


口調も言いそうなことも夢羽だ。


「監視カメラを確認して敵の位置を教えて。」


「了解!!確認中確認中確認中・・・、見つけたよ。北方向の敵は正面約50m先の木の裏に一人、そこから横に20m先に1人、残り2人も20m置きに離れている。」


「西側の敵は?」


「西も同じ陣形を取ってる。」



私たちは北と西の敵を担当する。


2手に分かれて交戦するのがベストだろうが、私と暁はともかく他のメンバーは殺し屋相手に勝てない。


となると片方を処理した後にもう片方を処理するしかないか。


でも、時間を掛けすぎたら拠点に侵入される。


「原君と笠原君と如月君は西側の敵を相手して。私が北側を相手するから。」


今私が思いつく最前はこれだった。


原君と笠原君は最近ずっと一緒にいる。


きっと相性が良いのだろう。


この2人なら連携して足止めくらいなら出来るはず。


ただ、念のため暁も同行してもらう。


暁が西側へ行くことで私の命の保証は無くなるけど仕方ない。


「矢野君は北西くらいの場所に居て。どちらにも対応できるように。」


「了解」


既に能力で姿を消している矢野君の声がどこからか聞こえた。


「白石君もどちらにも対応できるような位置に居て。」


「了解」


皆が私の指示通り行動したのを確認し私も前方にいるはずの敵を相手する。



周囲を警戒しながらゆっくり進み気配を探る。


暁との訓練で人の気配を探れるようになった。


殺し屋相手にこの気配探知が通用するか分からないけどやらないよりはましだろう。


夢羽ちゃん2号の情報だとこの辺りにいるはず。



私は能力で自分とそっくりな土人形を生成した。


第一ステージで暁とLv10のゲームを何個かやったおかげで星をかなり獲得し私の能力は初めに比べてかなり強化されている。


今では作り出した土人形を操作することもできる。


アクロバティックな動きは出来ないけど歩行や走行くらいなら可能だ。


これをデコイにして敵の位置を割り出す。




土人形を見晴らしの良い場所へ移動させると「パンッ!」と乾いた破裂音が聞こえた。


土人形の頭部は銃弾で貫かれている。


殺し屋がこんな単純な罠に掛かるとは思わず、少し驚いた自分が居る。


暁や夢羽が言っていたように殺し屋は意外と大したことないのかもしれない。



油断は大敵だ。


気を引き締めなおして銃声がした方へ意識を向ける。


微かだが敵の気配を感じた。



あそこの木の裏か。


私もptで買った銃を持っているが暁曰く私は銃で戦うよりも能力を用いて戦った方が強いらしい。



能力を使い敵が居るであろう場所の地面(土)に水分を持たせドロドロにする。


これで敵の行動は封じれたはず。


私は続けざまに水の刃を作り敵が隠れている木ごと貫いた。


一瞬、木の裏から生気の失われた肉塊が崩れ落ちるのが見えた。


これで一人、残りは3人。


だが、今の攻撃で私の位置はバレている。


極限まで集中し周囲を警戒する。


次の瞬間、背後から何かが飛んでくるのを感じた。


避けるのは間に合わない。


瞬時に土の硬度を最大まで上げた盾を生成しそれを何とか食い止めた。


飛び道具かと思ったが攻撃の方向には一人の人間が立っている。


銃弾のような速度で移動し私に攻撃を仕掛けた?


まだ不明瞭だが目の前にいる男は自身のスピードを上げる能力と仮定しよう。


「やるな、俺の攻撃を防ぐとは。君、一般人じゃないな。俺たちと同じ殺し屋か?」


「違うわ。私は普通の女子高生よ」


「最近の女子高生は気配を察知できるのか。」


まるで私が普通の女子高生だという事を信じていないような口ぶり。


確かに、普通の女子高生は気配を察知できないけど。


「生憎、周囲の人間が異常なおかげで私も少しづつおかしくなってきているのよ」


「へー、そいつらに会ってみたいな」


「やめときなさい。あなたレベルだと死んだことにも気づかないわ。」


「そんなこと神様でも不可能だと思うぜ。俺の素の実力と能力を合わせると敵は居ない。こんな感じになッ」


男は高速で私の周囲を移動し始めた。


たまに攻撃してきてはそれを防ぐ。その繰り返し。


このまま体力切れを待つのが確実だけど早く西側の援護に向かわないと。


私は氷の剣を生成し構える。


普通なら男の動きは影が流れるよにしか見えない速度だけど暁はもっと高速で動く。


暁に比べたらこの男の速度なんて大したことない。



再び男が私を攻撃しよと近づいてきた瞬間にその剣を振るう。


あまり力を入れてなかったけど、男がこちらに突っ込んでくる速度が速かったせいか上半身と下半身が2つに分かれた。



とりあえず、残り2人。すぐに終わらせよう。










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