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神殺人殺  作者: ナノ
62/85

第62話 隠し要素 終

「それじゃあ、帰るか」


あれから3日経過し、隠し要素は終了した。

俺の体も回復し、十分に動けるようになった。

一度雪に連絡を入れ全員の無事を報告された。

それもそのはず、ここに来る前に俺の元同僚であるα6に仲間の護衛を依頼していた。

それも、雪含めた俺の仲間全員にばれないように。

確実に雷鳴からの襲撃があっただろうが、おそらく何事もなく返り討ちにしてくれただろう。

あいつ実力は殺し屋の中でもかなり上位に位置するからな。


これでα6に借りが出来たわけだが、いつか返すとしよう。



冬川と俺はここに来るときに乗ってきた車に乗り、俺たちの拠点である私立姫百合女学院へ向かう。

道中この隠し要素でどのように戦況が動いたのかを冬川が話してくれた。


どうやらこの隠し要素でかなりの数の防衛チーム・防衛連合が壊滅したらしい。

他にも、この隠し要素が行われていた2週間で大規模な連合が3つ結成されたことも気がかりだ。

1つ目の連合は20チーム以上が参加していて現在の人数は約300人。

この連合の方針としては皆で協力してこの神殺人殺を生き残ろうというもの。


2つ目の連合は10チームが参加しており、全員が裏社会で活躍しいる人物。他の連合に比べれば少数ではあるが、実力は1番高いだろう。

この連合の方針は第2ゲームのクリア条件であるチームの欠片の破壊。


3つ目の連合は表社会の重役である現総理大臣である本堂明ほんどうあきら率いる、自衛隊、警察などの国家機関を主なメンバーとした連合。人数は不明だが、かなり多いという情報だ。

この連合の方針は第2ステージのクリアを目指さないというもの。

どういうことかと言うと第2ステージのクリア条件は全体の10%のチームの欠片が破壊であることからチームの欠片を破壊しなければ無限に第2ステージを続けられるという考えだ。

この考えは1つ目の連合と類似していて、連合の合併が起こりそうだが決定的な違いにより現在まで連合の合併は行われていない。

その違いと言うのは隠し要素だ。この連合の考えだとこれから先、いつ始まるか分からない隠し要素に怯えながら生活しなければならない。その対処に関しては現在に至るまで本堂明からの声明はない。

恐らくまだ、考えていないだけだろうがこの先対処法を考え、それを実行する根拠を示すことが出来たら、この第2ステージは一気に変わるだろう。



とまあ、こんな感じで第2ステージが動いたわけだが、俺達にはあまり関係ないな。

今のところ連合に加入する気もなければ、自分たちから連合を作る気もない。


正直な話連合に加入するもしくは連合を作ることのメリットがあまり分からない。

いや、正確にはメリットは分かるが、デメリットの方が大きすぎる。




そんなこんなで俺たちは私立姫百合女学院に到着した。


中に入り、皆が居るであろう会議室に行く。

会議室に近づくと仲間全員の声が聞こえる。

雪から事前に全員の無事は伝えられていたが、こうして声を聞くとやはり安心するものがある。



会議室の扉を開くと全員の視線が一気に俺たちに向けられた。


やはりと言うべきか真っ先に飛びついてきたのは歩だった。


「おかえりー」


「ただいま。」


続けて勇人がこちらに来て俺の無事を労ってくた。


「よく、無事で帰ってこれたな」


「ああ、運よく敵の襲撃も避けることが出来た。」


あくまで生き残れたのは運が良かったことにする。



とりあえず俺たちは定位置に座り情報を整理する。

勿論議長は冬川と雪。

そのおかげで議論は俺の思い通りに進んでいく。


まあ、今回の議題はほぼ雑談だったが、それも悪くないだろう。



その後、解散し俺は第2回目の会議を開く。


今回の議長は俺。

そして、俺以外のメンバーは雪と冬川。

所謂幹部会的な感じだ。



「それで、色々話してもらうわよ」


雪がジト目で俺と冬川を見てくる。

時間がなかったこともあり雪にはあまり具体的に俺と冬川の事情を話せていなかった。


「ああ、何でも聞いてくれ。答えるかは別だが。」


一応答えない可能性があることも伝える。

不満そうにする雪だがまずは俺に質問してきた。


「じゃあ、まず私たちはこの隠し要素が始まって一度も襲撃に遭う事がなかった。その冬川さんが所属していた雷鳴と言う組織が襲撃に来なかったのはなぜ?」



「それは、、、普通にめんどくさかったからじゃないか?」


本当の事を伝えても良いが、少し意地悪をしてみた。


「ふざけてる?」


雪の鋭い眼光が飛んできたこともあり真実を話すことにする。


「俺の元同僚に雪たちの護衛を任せていた。」


「あなたの同僚と言うと闇影のメンバー?」


雪にはある程度俺の事情を話したため会話がスムーズに進行する。


「そうだ。」


「え、誰も私たちに接触してこなかったわよ」


「だろうな。お前らにばれないように護衛を頼んでおいた。雪はともかく勇人たちにばれたら面倒だ」









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