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神殺人殺  作者: ナノ
34/85

第34話 訓練

勇人はまだ目を覚まさない。

第一ステージが終わる前には目を覚ませば良いが。



俺は今日の予定を考える。

第一ステージが終わるまでにやっておきたいことは大まかに3つある。

一つ目は星の獲得。

これは言わずもがな能力の強化に必要だ。

二つ目はヨネアから与えられた技、残桜世界の特訓。

昨日は成功したが、まだ、不十分な点が多い。

能力は星の獲得でしか強化出来ないかというと実際はそんなことない。

イメージで言えば星は能力の基礎力を上げることが出来る。

個人で特訓すれば能力を使うときのコツなどの感覚的な部分を鍛えることが出来る。

以外にも能力は自分の思う様に使えない。

慣れも必要だ。

特に残桜世界はその慣れがとても肝心なようで、試しに再び発動してみても残桜世界は一瞬で崩壊してしまった。



やっておきたいことの3つ目は雪の強化。

雪には今後俺が居なくとも仲間を守れるくらいには強くなってもらう。

今のままでは仲間どころか自分すらも守れるほどの実力を持っていない。

だが、雪は頭が良い。

すぐに戦い方を覚えることが出来るだろう。



俺はこの3つの事を計画的に実行するべく今後のスケージュールを立てる。



「雪、今から特訓するぞ」


今日は雪の特訓をすることにする。

雪は「了解」と行って俺の後ろについてきた。



神殺人殺には面白い機能がある。

ptを払えば訓練場のような施設を借りることが出来る。

この空間は自分で建物や植物などを生成することが出来、時間が来たら真っ白な空間に戻る。

俺もたまにこの空間を利用し能力の訓練をする。

pt2人分支払い転送が始まる。

ゲームに挑戦するときと同様に体が粒子化していき意識を失い次に目を開けると真っ白な空間に転送されている。



「で、私は何をすれば良いの?」


俺は地形を設定しつつ答える。


「雪には能力の使い方を学んでもらう。あと、体力作りも兼ねてな」


「具体的には?」


「そうだな、今から一時間以内に俺に攻撃を当てることが出来たら今日は終了だ。もちろん殺す来い。」


この空間はケガをしても元通りになる。

死ぬことはないがしっかりと痛みを感じる。

まあ、こんな機能が無かろうが今の雪が俺に攻撃を当てることなんて不可能だけどな。


全ての設定が完了しお互い距離を置く。

設定していたように開始の合図がこの空間に響き渡る。


勿論今回俺は能力を使わない。

能力を使ってしまっては雪の訓練にすらならない可能性があるからな。


今回俺が設定した地形は以前挑戦したゲーム、バトルロワイヤルを参考にして作った森林だ。

この地形で重要になってくるのは敵の位置の把握だ。


俺は堂々と歩き雪の気配を探る。

雪は素人故に気配を消すことが出来ない。


「見つけた」


雪は木の上に上り俺の居場所を探っているようだ。

俺は見つからないようにその木の根元まで移動し、蹴りで木をへし折った。



雪は氷を生成させそれを足場に無事に地面に着地した。

雪の能力は火、水、風、土を生成できる能力のはずだが、実際には生成した水の温度を調節し氷に変えたり、生成する土の原子配置や分子組成を変え金属にすることもできる。

他にも発想次第でま無限の可能性を秘めている使い手によってはチートレベルの能力だ。



「かなり太い木だったんだけど。あなた本当に人間卒業してるわね。」


そう言いつつ雪は塔のゲームで使用した水の刃を俺に放つ。

俺はそれを落ちていた木の棒を用い勢いを殺した。


「お前のその水の刃は強力だが、俺に通用しない。」


「そう、ならこれで」


雪は今度は土を圧縮し俺めがけて放った。

確かに水の刃に比べ質量がありこの木の棒では防げそうにないな。

だが、俺はその土の塊を素手で打ち砕く。


「さっきから似たような攻撃しかしてこないな。」


俺は雪を煽る。

こうすることで雪の闘争心を燃やすことが出来るからだ。

それにこの発言の本当の意味はもっと攻撃のレパートリーを増やし、相手をかく乱させることも重要という意味もある。




今度はこちらから攻めさせてもらう。

俺は地を蹴り雪の眼前まで高速で移動し腹を軽めに殴った。

だが、俺の軽めの殴りというのは一般人とは違いプロボクサーの全力をはるかに凌駕する勢いがある。

そのせいで雪は意識を失った。

加減を間違えたようだ。


だが、安心してほしい。

なんたってここは訓練場の中なのだから。

雪の意識がなくなると周囲が真っ白の空間、つまり転送された直前に戻った。

そして雪の意識が戻る。


「もっと攻撃を多角的にしろ。今のは単純すぎる。」


「分かったわ。」




再び森林が生成され模擬選を開始する。

先ほどと同様に、雪の気配を探る。

雪はまた木の上にいる。

再び木の根元まで近づき気をへし折る。

が、急に地面が泥沼に変わった。

足が取られる。

考えたな。

やはり雪は天才だ。

俺は泥沼から力づくで抜け出し木に飛び移る。

地面はもう周辺が全て泥沼になっている。

だが、雪は地面を歩きながら俺に近づいてきた。

雪の歩いた道は泥沼が固まっている。

恐らく土の組成を変え、土の粘土を低くしたのだろう。





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