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神殺人殺  作者: ナノ
33/85

第33話 救出作戦6

KINGが言っていた“あの人“の正体が元チームメイトだと思うとあまり良い気はしないな。


「それよりも、もう一度僕たちの仲間にならないかい?」


「冗談はよせ。」


「冗談を言っているように聞こえるかい?」


「お前の発言は大体冗談だろ」


「失礼だな。だけど、事実として僕は君が欲しい。」


こいつの言葉は殆ど嘘だがこの発言だけは妙に真実味を感じる。

だが、答えは変わらない。


「悪いが断る。」


「それは君の友人のためかい?それとも君の真の目的のためかい?もし、後者なら僕はその目的の手伝いをしよう」


こいつは俺の真の目的を知っている。

誰にも言っていない目的を。


「一応聞くが、俺の目的を言ってみろ」


「ボスを殺す事だろ。一度は失敗したボスの暗殺、能力を手にした今なら殺せるかもしれない、そう考えているんだろ。」


こいつが言っているのは真実だ。

俺の目的、ボスを殺す事。

ボスは俺“達”を裏切り俺の大切な人を殺した。

復讐のためボスを殺そうと試みたが今通話しているこいつ含め、俺の元チームに返り討ちにあった。

圧倒的な実力を持っていても、数には適わなかった。

その辺の雑魚じゃない。

俺と似たような実力を持った連中相手を複数相手するのは不可能だと分かっていたがその時の俺は冷静ではなかった。

大切な人を失った直後だったから。



一度死にかけたが、奇跡的に生還した俺は冷静になり一度は復習を諦め普通に生きることを決意した。

だが、突然始まった神殺人殺で能力を手にしこの能力を上手く使えば相打くらいなら出来るのではないかと考えた。



過去を思い返しおかしな点を見つける。

なぜ、過去に俺の復習を阻止したこいつが俺の復習を手伝うと言っているんだ?

まあ、聞けば分かるか。


「なんで、俺の復讐を手伝おうとしている?」


「ああ、君が知らないのは当然か。実は僕たちつまりΩ(オメガ)はもう解散したんだよ」


「は?どういうことだ。」


「まあ、解散と言ってもα2以外が抜けたって感じかな。」


そして、α6は過去の話を始めた。



俺の復讐を阻止した後、ボスは俺という抑止力が無くなり身勝手に部下を使い、さらには組織の掟である「身内は殺さない」を破り自分に逆らう部下を次々と殺していったそうだ。

それに付き合っていられなくなり俺の元チームΩはα2以外組織から抜け出したそうだ。



この話で点と点が繋がった。

こいつが俺の復讐を手伝う理由はおそらくこいつもボスに狙われているのだろう。

俺への接触を間接的にしたのは、出会った瞬間俺に殺される可能性があったからか。

それに、雑魚だったが俺を殺そうとしてきた集団のおかげで俺の実力が鈍っていないかのテストにもなった。

嘘かもしれないがこの話を真実と受け取っておこう。


「事情は何となく理解した。だが、仲間にはなれない。いや、まだなれない。」


「まだ、という事はいつかは仲間になってくれるという事で良いんだね?」


「ああ、そのつもりで頼む。まあ、今も情報共有くらいなら出来るが」


「じゃあ、早速だけどおそらくボスは新生Ωチームを作っている。いや、すでに作られた後かもしれない。実力は未知数だけど気を付けておいた方が良いかも」


まあ、ボスの事だ。

No6の話を聞いて大体予想は出来ていたが。


「じゃあ、仲間になる時が来たらこちらから連絡する。お前らも何かあったら連絡してくれ。少しは力になれるはずだ。」


「まだ、謙遜する癖は治っていないようだね。君に頼ればほとんどの事象は解決するだろ。このゲームだって君にはお遊びのようなものだろ。」


実際そうだから何も反論できないな。

そうして俺とα6は連絡先を交換し電話を切った。



Ωの解散か。

今ならボスを・・・。

いや、早まるのはよせ。

過去の二の舞になる。

まだ、新生Ωの実力だってわかっていない。

もっと強くなってからボスを殺す。




病院に戻り雪に適当な作り話をし、一件落着だ。

予想より俺の目的は果たせる日は遠くないかもしれない。




その後、目を覚ました軽症者は家に帰ってもらい俺たちは勇人が目を覚ますのを待つことにする。

勇人は10個以上星を獲得しているためこれ以上星を獲得しなくても第一ステージはクリア出来る。

能力をもっと強化させたいが、寝ている以上どうしようもない。

それよりも、俺がこのチームを去ったあとこのチームを引っ張っていく雪の強化をしなくては。

今の雪の実力はおそらく上位10%程度だろう。

殆どの人間には勝てるが、殺しを生業としている者や、訓練を受けたものには勝てない。

星の獲得と並行して戦闘技術を教えるとするか。



それに俺自身も能力をさらに使いこなせるように訓練しなければ。




その夜、俺は雪に病院の護衛を任せLv10のゲームに挑戦した。

第一ステージが終わるまであと5日。

少なくとも残桜世界の効果範囲の拡大と効果時間を2倍にしたい。

ヨネアが言っていた貸しというのも気になるし、神と名乗る者の事も気になる。

まあ、ヨネアの事は一旦置いておいて星の獲得は最優先事項だな。




朝日が昇り一晩中Lv10のゲームに挑戦した結果俺の星の数は600個になった。





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