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神殺人殺  作者: ナノ
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第29話 救出作戦2

経験上こういった状況を効率よく対処する術を俺は知っている。

とりあえずは、目の前の男、KINGを死なない程度に殺すか。

俺はKINGの手足を切断しようとナイフを持ち特攻する。

だが、俺のナイフは何かに弾じかれ宙を舞った。

反動で全身に伝わりビリビリとしびれるような感覚に襲われる。

これがKING自身の能力かそれとも周囲にいる人間の能力かの判別がつかない。

KINGは指をパチンと鳴らしその音を聞いた周囲の人間が一気に殺意を向けてきた。

一人ひとりの実力は大したことないが能力を持ったこの人数の人間を相手にするのは骨が折れるな。

少し前の俺なら。



俺は、ヨネアとの戦闘を経験し格段に強くなった。

正直、雑魚が何人いようと負ける気がしない。



直後、大量にいる有象無象が銃を取り出し一斉に俺めがけて射撃してきた。

俺はそれを避け能力を使い周囲の空気密度を上げ気圧を急上昇させた。

その結果半数以上が気圧の差に耐えられず気絶し残った数名は満身創痍の状態だ。

だが、KING含め10名ほど俺と同様に何事もなかったかのように立ち尽くしている。



「やるな。お前、俺たちの仲間にならないか?」


「なるわけ無いだろ。それよりも俺の仲間を返せ。今なら殺さないでおいてやる」


「だから、さっきも言っただろ。1人につき100ptだって。」


KINGはまだ、余裕の表情を浮かべている。

それほどまでに自分の実力に自信があるのだろうか。



俺は地面に落ちていた石をつかみ全力でKINGに投げた。

だが、ナイフの時と同様に何かに弾かれた。



厄介だな。

数回のゲームに挑戦してきて分かったことだが、能力によっては死んでも効力は続く。

つまり、ここに居る全員を殺したとしてもKINGにまとわりついている透明のバリアは持続し続ける。

何とかして能力を解除させるしかないな。



今度はKINGが銃を取り出し俺へ放った。

俺はその銃弾をナイフで弾こうとしたが、ナイフを通過した。

命中する寸前、紙一重で回避し息を整える。

透過の能力か。

だが、この能力がKINGの物であるかまでは分からない。

残っている10人のうちの誰かが透過の能力という事は決定した。

まあ、これが分かったところでどうしようもないが。



俺はKING以外の人間を攻撃しようと全力で地を踏み接近しナイフで心臓を刺す。

だが、これも弾かれてしまった。

恐らく気絶していな10人の人間全員にこの透明のバリアが張られていると考えて良いな。



どうしたものか。

その瞬間一つの策を思いつく。



俺は能力を用い前方にいる男めがけて空気弾を放つ。

勿論威力はヨネアに打った時よりも数万倍弱めてある。

当たっても死なないだろう。



その空気弾の座標を男が纏っているバリアの内側に入れ替える。

男の腹に空気弾が直撃し血が大量に出てきた。

読み通り、バリアと体の間には空間があった。

普通の銃弾ではその空間に入れないほどの狭さだ。

だが、空気弾なら大きさは俺が決められる。

俺が作った空気弾は全長1nmほどの大きさ。

原子とほぼ同じ大きさだ。

ここまで小さく作る必要はなかったと思うが俺もどこまで小さくできるのか気になったため実験してみた。

まあ、結果オーライと言ったところか。



俺は続けざまに空気弾を発射しKING以外の9人を死なない程度に負傷させることに成功した。


「何なんだよお前」


先ほどの余裕が嘘だったかのように怯えている。

俺はKINGに馬乗りになり手で銃の形を作り、とりあえず空気弾をKINGの足に打った。

今回の空気弾は着弾して0.2秒ほどしたら膨張する仕組みだ。

その甲斐もありKINGの足は原型をとどめていない。


「で、俺の仲間を返してるれるのか?」


KINGは痛みに耐えながら答える。


「それは出来ない。こいつらを解放したらあの人に殺される」


これは俺に対しての恐怖ではない。

仕方ない、KINGの恐怖を上書きしてやろう。



俺はKINGのもう片方の足に先ほどと同じ空気弾を放つ。

足は原型を留めなかった。

これじゃあ、KINGが死ぬかもな。

膨張率を下げるか。



そして淡々と俺は各部位に空気弾を放つ。

KINGは叫び続けるがそんなのはどうだって良い。


「おい、そろそろ仲間を返せ。もう、お前助からないと思うぞ。仲間を返してくれたら痛くないように殺してやるから。こう見えて、人を殺す事に関してはプロだからな。」


KINGの顔が絶望に満ち溢れていく。


「俺だって、こんな事やりたくてやってるわけじゃないんだ。」


KINGは話始める。

興味はないが一応聞いておこう。


「俺は仲間と一緒に神殺人殺を攻略していた。調子に乗ってLv7のゲームに挑戦した。その時にあの人と出会ったんだ。あの人は初めは親切にしてくれていた。だけど、突然俺の仲間を殺した。俺は他の仲間と協力してあの人を殺そうとしたが何が何だか分からないまま仲間が全員殺された。最後の一人になった俺は取引をして生かしてもらった。」


そう言ってKINGは隷属の指輪を見せてきた。

それを見て全てを察した。


「お前の事情は分かったが、俺には関係ない。拷問を受けて死ぬか、俺の仲間を解放して痛みなく死ぬか早く選べ」


悪いがKINGに同情することは出来ない。

KINGは観念したのかメダル袋の中に入っているメダルを散乱させメダルを人間に戻した。

人間をメダルにする能力はKING自身の物だったらしい。


「良い判断だ」


そう言って俺は痛みを感じないようにKINGを殺した。


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