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神殺人殺  作者: ナノ
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第28話 救出作戦

ヨネアが消え数秒立つと端末から通知音が鳴った。

神殺人殺を開くとゲームクリアと書いてある。

結果的にはヨネアがボスを倒したがこのゲームのクリア条件はボスを倒すことだったし良しとしよう。

そしていつも通り体が粒子化し始めた。

そういえば、雪たちが戻ってくる前にゲームが終わってしまった。

まあ、雪の実力もある程度見れたし悪くはない。

欲を言えば雪にあのボスを倒してほしかったが神が倒してしまったから仕方ない。




転送が終了しいつものリビングが目に映る。

雪たちも転送が終了している。


「急にゲームクリアなんて通知が来たからびっくりしたよ。もしかして暁君が倒したの?」


「まあ、ボスの攻撃を避けてたらボスが屋上から落ちた。」


「そうだったんだ」


雪はまたしても俺と愛奈の会話をつまらなそうに見ている。

そして痺れを切らしたのか俺の腕を無理やりつかみ廊下に引っ張った。


「どういうこと?」


「どういう事とは?」


「このゲームは私に対しての試験だったんじゃないの?なんで私が戻ってくる前にボスを倒してるのよ」


雪は呆れたような口調で言って来た。

さて、ことの顛末を素直に話すべきか。

少しだけ考え、結論を出す。


「悪い、手加減したんだがあまりにも弱くて倒してしまった」


まあ、ヨネアと対峙したなんて言っても俺の真の実力がばれる可能性もあるし、なにより雪は勘が良い。

最悪、能力を偽っている事までばれる可能性がある。

誤魔化すのが賢明な判断だろう。


「はあ、分かったわよ。それで私は合格なの?」


「そうだな。まだ、改善すべき部分はあるがやはり思考力は一級品だ。これからも俺の補佐として頑張ってくれ」


「何その上から目線は」


そう言いつつも雪は合格を貰えたことに喜びを感じている。



俺たちが会話をしているとドタバタとこちらに近づいてくる足音が響き渡る。


「2人とも大変!!」


愛奈は走ってこちらに近づいてきた。


「どうしたの?とりあえず落ち着いて」


雪にそう言われた愛奈は一度大きく深呼吸し俺たちに伝える。


「季里奈たちが誘拐された」


その衝撃的な発言に雪は取り乱した。

季里奈たちという事は勇人、歩、晴翔も誘拐されたという事になるのだろう。

通りでどこにもいなかったはずだ。


「何で誘拐されたって分かったんだ?」


「転送が終わって神殺人殺のチャット欄を見ていたの。そしたらbeastがpt目的で誘拐しているってフリーチャットで話題になってて、好奇心でbeastの人質リストを見たら4人の名前と顔写真が貼ってあった。」


なるほどbeastか。

それにしてもこのマンションのセキュリティを破るとは数名の能力者を使ったはずだ。


「場所は分かるのか?」


「うん。ここから約10キロ離れたところにある工場が拠点らしい」


「分かった。栗花落、俺は先に助けに行くからあとで追いついてきてくれ」


「ちょっと待っ・・・」


俺はそう言い残し玄関を開け外に出る。

階段を使い下に降りると時間がかかるため今いる階(最上階)から飛び降り着地の瞬間に能力を使い一度勢いを殺し着地した。



そして建物の屋根や電柱などを利用し最短ルートで奴らの拠点へ向かう。

人質という事は4人はほぼ確実に生きている。

だが、絶対安全かは分からない。

それに、仲間がptを持ってこないと判断すれば処分される可能性もある。

俺たちがゲームで家を空けた期間が3日という事を考えると最短で今日の夜に処分されるだろう。



そんな考察をしていると目的地に到着した。

ぱっと見た感じ工場の外の警備だけでも100人以上。

素人もいればプロもいるって感じか。

まあ、能力がある以上半端なプロは素人に負ける可能性があるけどな。



どう突破するのが最短だろうか。

そう思考するが何度考えても結論は一つしかない。

正面突破だ。



俺が工場の中に入ろうとすると門番的な存在の人間に止められた。


「仲間が人質になったからptを払いたいんだが。」


「分かった。通れ」


そしてその男に連れられボスらしき男の前まで案内された。

目の前の男は全身に入れ墨が入っているが筋肉の質からみて元軍隊だろう。

つまりこの男がKINGと呼ばれている元軍人、このチームのリーダーだ。


「仲間を買いに来たんだろ。1人に付き100ptだ。ここで払えなきゃお前にも人質になってもらう」


さっさとこいつらを殺しても良いが勇人たちの姿が見当たらない。

勇人や晴翔だけではなくその他大勢いるであろう人質の姿一人も見当たらない。


「仲間がここに居るか分からない以上ptは渡せない」


「はあ、おいあれ持ってこい」


KINGは俺の誘導にいともたやすき引っ掛かり人質の場所を俺に教えた。

だが、俺の予想とは異なりKINGはメダルのようなものを受け取った。


「俺らの仲間の能力でよ、触れたものをメダルに帰る能力者がいるんだよ。この中の誰かがお前の仲間だろうよ」


そのメダル袋には100枚以上のメダルが入っている。

能力の解除方法が分からない以上こいつらを殺すのは悪手か。


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