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神殺人殺  作者: ナノ
19/85

第19話 新しい仲間

全員の承諾を得たことにより栗花落雪つゆりゆきを仲間にすることに成功した。

彼女の友人もメンバーに加わる事になってしまったが、問題ない。


「じゃあ、俺は彼女たちを迎えに行くがお前らも来るか?」


「迎えに行くって今からか?」


「ああ、もう連絡は取ってある」


「分かった。準備するから少し待っていてくれ」


勇人はそう言って準備し始めた。

それに続いて晴翔、歩も着替えなどの準備をしている。

正直付いてきてくれることに安心している。

ここはマンションの最上階で安全とは言っても絶対安全とは言い切れない。

外は危険だが、俺が居れば何とかなるだろう。

問題は彼女たちだが、あちらも栗花落雪が居れば大丈夫なはずだ。


「待たせたな」


3人は色々準備を終わらせてこちらに来た。


「外は危険だから気を張って行くぞ」


そういって俺たちは玄関を開け彼女たちとの待ち合わせ場所に行く。



「何か静かだね」


歩は外の様子を見て素直な感想を伝えた。

確かに、普段はもっと賑やかだ。

このデスゲームが始まった直後はこの辺りは能力を使って他人を殺している連中がいたがそいつらの人影すらない。

まあ、周辺の建物は能力を使った争いで崩れてあるが。


「確かに不気味だが今の俺たちにとっては好都合だ。安全に待ち合わせ場所に行くことが出来る」




そんなこんなで適当に雑談をしながら歩いていると待ち合わせ場所に到着した。

待ち合わせ場所にはすでに彼女たちの姿があった。

俺が彼女たちに連絡を取っていたこともあり代表して真っ先に挨拶することにする。


「こんにちは」


俺が挨拶しようとすると先に宝探しゲームの時に俺たちを案内した女が挨拶をしてきた。

きっと育ちが良いのだろう。


「待たせて悪かったな」


「いえいえ」


「ある程度の事は彼女から聞いていると思うがまずは俺の家に案内する。そこをこれからの拠点と思って欲しい。」


「分かりました。」


彼女達に了承を受け俺達の案内で俺の家に行くことになった。


俺の家に行く途中歩は彼女たちに話しかけていたがまだ打ち解けていないのかやはり話が弾んでいない。

その傍ら俺は皆に気づかれないように栗花落雪に話しかけることにする。


「頼み事の事なんだが・・・」


「分かってるわよ」


そう、俺はここに来る前に彼女にチャットである頼みごとをしていた。

それは俺の実力を誰にも話さないことだ。

他にも彼女がこれからの指揮系統をすべて引き受けることや裏で俺が指示を出す可能性があることもある程度は事前に話してある。


「それで私も色々聞きたいのだけれど」


「何だ?」


「これはあくまでも私の推測でしかないのだけれど、宝探しゲームの時私たちは彼方たちと別れてAランクの宝物のヒントを入手したのだけれどそれは結局フェイクだった。もしかして彼方が仕掛けたの?」


なるほど、あのことか。

そして俺はあの時の事を思い返す。




宝探しゲームで彼女たちと別れる直後の事だ。

俺は、栗花落雪の胸ポケットに気配を消しつつ素早くあるメッセージを書いた紙を入れた。その後、一旦勇人達にトイレと称して彼女たちの帰り道にAランクの宝物の在りかをほのめかす罠を張った。

彼女たちがその罠に掛かったのを確認し俺はすぐに彼女たちの陣地に行き宝物を盗もうとした。

そこで、彼女たちの陣地にいた守護神が俺へ殺気を出してきた。

守護神に先制される前に俺は能力を使い守護神の背後に回り持ってきていた自前のナイフで守護神を撃破した。

守護神は機能が停止し俺たちが転送されるときのように体が粒子かしていき姿を消した。

その後守護神が居た場所にSランクの宝物が出現した。

別に俺には不要だったが一応回収し、彼女たちの宝箱の中身の宝物もすべて回収した。

目的を一段階達成しひとまず勇人たちと合流しようとした帰り道にあと一つのチームと遭遇した。

そのチームはまだ宝物を集めきれていない様子だったため俺は彼らに条件を出しpt分の宝物を差し出した。

その条件とは持っている神殺人殺しんさつじんさつを通して使えるptを全て俺に渡すことだ。

彼らはその条件を飲み俺にptを譲渡した。

俺はそのptを使い隷属の指輪を購入した。

その後一旦勇人たちと合流し再びトイレと称して一人になり栗花落雪と合流し取引で彼女を仲間に加えることに成功した。

これがあの時起きていた事だ。



「ちょと、また無視?」


俺はあの時の事を思い出していたこともあり、あの時と同じようにまた彼女を無視した形になってしまった。


「悪い。質問の答えだが確かに俺が仕掛けた」


「なるほどね。」


「俺を恨んでいるか?」


「恨んではないけど怒っているわ」


「良い答えだ」


そんな事を話していると歩がこちらに近づいてきた。


「何を話してるんだ?」


「歩の良いところを彼女に伝えていたところだ」


先ほどまでの話を歩に伝える分けにはいかないため適当にはぐらかした。


「で、君の名前は何て言うの?」


歩は前方にいる女3人に自己紹介を済ませて後はこの栗花落雪だけらしい。


「私は栗花落雪よ。よろしく」


俺と初めて会った時との印象とは違い少しだけ彼女の口調が柔らかかった気がする。


「俺は星月歩。よろしく」


そう言って再び歩は前方にいる3人の女の方へ行ってしまった。

歩の様子を見るに俺たちを案内した女がお気に入りらしい。



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