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神殺人殺  作者: ナノ
15/85

第15話 宝探し1

その後、俺たちはLv3のゲームを4日で2回クリアすることが出来た。

「これで星13個集まったな」

勇人は落ち着いた声色で話す。

初めに挑戦したLv7のゲームに比べたらLv3のゲームはかなり簡単にクリア出来るというのが今の俺達の認識だ。

実際は、危うい場面が何度かあったが俺が裏で暗躍することにより危機を脱している。

だが、俺だけでは今後3人を守り切れない可能性だってある。

「では、予定通り最後のゲームに挑戦するか」

勇人はスマホの画面を俺達に見せながら言った。

勇人が見せてきたスマホの画面にはゲームのタイトルと詳細が書かれてある。

ゲーム名【宝探し】

ルール

・このゲームは4人1チームで行う。(全3チーム・計12人)

・プレイヤーはゲーム開始時に運営が作成した施設に転送される。

・このゲームは時間内に宝物を見つけ自分たちの陣地にある宝箱に入れることでポイントを獲得することが出来る。

・ポイントの詳細

Sランク宝物・・・100pt

Aランク宝物・・・50pt

Bランク宝物・・・20pt

Cランク宝物・・・10pt

・ゲームクリア条件はゲーム終了時点で100pt分の宝物が宝箱に入っていることとする。

・各陣営の陣地には宝箱を守る守護神が存在し、守護神は陣地の外には出ないが陣地内に入ってきた他陣営のプレイヤーには攻撃を開始する。

・既定のPtを時間内に集められなかったチームはその時点で死亡する。


「俺は賛成!!宝探しなら小さい時にやったことあるし、結構得意だったから。」

歩は一応死亡するリスクがあるというのにゲームを楽しみにしているように感じる。

これもLv3のゲームを難なくクリアしてしまったことが原因だろう。

もう少し気を引き締めさせなければ大変なことになってしまう可能性がある。

「歩、Lv3とはいえ死ぬかもしれないから気を引き締めろよ」

歩は俺が釘を刺したことで少し落ち込んだがこれくらいが丁度良いだろう。

「僕もこのゲームで良いと思う」

「俺も賛成だ」

俺と晴翔の同意も得たことで【宝探し】に挑戦することになった。




転送が完了した途端スマホにゲーム開始の通知が鳴った。

周囲を見ると大型ショッピングモールのような場所に転送されたようだ。

「うわぁーーーーーーーーー!!!!」

俺たちしか居ないこの空間に歩の悲鳴が響き渡る。

声につられて歩の方に視線をやるとそこには3メートルほどの大男がいた。

その大男は直立不動でありそれが相まって不気味さを一層漂わせている。

「落ち着け、おそらくこれがルール説明に書いてあった守護神だろう」

「な、なるほど」

歩は落ち着きを取り戻したのか大男をじっくりと見つめた。

「とりあえず、宝物探しに行か」

勇人の指示で宝を探しに行くことになった。

「歩、止まれ!!」

歩が少し驚いたような表情でこちらを見てきた。

「何?」

よく見ると床の色が少しだけ違う。

俺がその床に持ってきていた腕時計を投げた途端地面が消えた。

「あっぶねー。ありがとな暁」

歩に礼を言われ、消えた地面の下を見ると底が見えないほど下に続いていた。

「おそらく他にも大量の仕掛けがあるだろうから皆注意してくれ。」

一連の光景を見ていた勇人は全員に注意喚起をする。


宝探しを初めて10分後やっと一つ宝物を入手することに成功した。

「やったね。Cランクの宝だけどこれをあと9個見つけるだけでゲームクリアだ」

宝の大きさは大体ビー玉サイズだが、発光していたことにより難なく見つけることが出来た。

神殺人殺しんさつじんさつのアプリを開くと残り時間120分と書かれている。

このペースでいけば少し余裕をもってクリアすることが出来るだろう。


宝探しを再開して約20分でCランクの宝物を2個獲得することが出来たが一つの問題に直面していた。

「すみません、少し時間良いですか?」

前方から4人組の女子の集団が話しかけてきた。

おそらくこのゲームに参加しているチームの1つだろう。

4人組は俺たちと同じ高校生くらいで現在歩が見とれているほどかわいい。

「もちろん。」

歩は普段と違う声色、口調で返答した。

俺と勇人と晴翔は少し呆れながら歩の様子を後ろから観察することにした。

「Aランクの可能性がある宝物の在りかを特定したので手伝っていただけないでしょうか?」

歩に話しかけている少女はおっとりとした口調で話しかけている。

「もちろんです」

「まて、歩!」

即答した歩に待ったをかけたのは今まで何も発言していなかった勇人だ。

「一つ聞いても良いか?君たちを手伝って俺達に何のメリットがある?」

「おい勇人、困っている人を助けるのに理由なんているのか?」

歩はかっこつけたいのか無償で手伝う予定だったらしい。

「普段なら歩の意見が正しいが今は状況が違う。時間内にポイントを集められなかったら死ぬかもしれないんだぞ」

2人の言い合いを見かねたのか少女が一つの提案をする。

「もちろんあなた達にもメリットがあります。私たちは現時点で80ptを持っています。もし仮に協力してくれてAランクの宝物を入手出来たら30pt分の宝物をお渡しすると約束します。」


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