7/27-新しい魔法、名前はまだない。
魔法の設定が段々と出来てきました。
話を書いてから設定を作るって……普通逆ですよね?
こんな行き当たりばったりですけど、よろしくお願いします。
「……ここ、こっちの方がいいんじゃない?」
「それなら、あっちのはこれを使う。」
どうも、皆さん。本日は魔道協会からお送りしています。
え、今何してるかって?
魔法を創ってるんですよ、スーと一緒にね。
昨日、また今度一緒に創るって約束したから、早速今日やっちゃってます。
デートですか?
まあ普通に街中に歩き回って、色々見に行きましたよ。
街の中心部にあるでかい議事堂とか、大通りに並んでる露天、武器屋や防具屋、鍛冶屋などなど見てきました、、
でも問題があったんです。
"お金がない"というとてつも無く大きい問題があり、僕とスーは殆ど買えるものがなかったのですよ。
買ったのは精々飲食物くらいで、スーと2人で大通りを食べ歩いたくらいしか話せることもないんですよね。
まあある程度地理は把握して、どこに何があるかはメニューにあるマップに書き込んだので、全くの成果なしではないんですけどね。
はい、書き込んだんです。
一応メニューにマップはあるですが、街だと初期じゃ道かそれ以外かしか分からなかったんです。
昨日はちゃんと組合や協会、道具屋の位置を書き込んでたんですよ。
マップでも人それぞれ特徴が出るなんて、ほんとに手が込んでますよね。
「範囲だと、この式が一番広がるみたいだね。」
「でも、構築時間が長すぎる。」
ウルフ系は動きが速いから、攻撃を当てるなら広範囲系が楽なんだけどなぁ……。
範囲広域化の魔法式は魔法陣の構築速度を遅延させるものばかりだから、少し使いづらいんだよ。
「構築速度上昇系の効果高いやつは消費魔力の上昇率が高すぎるね。」
「なるべく必要魔力量は抑えておきたい。」
構築速度を速くする式は、発動に必要な魔力量が増えるから数を撃てなくなる。
そうなると何匹いるのか、どれだけ倒せばいいのか分からない相手には中々使えなくなってしまう。
「そうなら中範囲系……いやいっそ広範囲系から離れるのも手かな?」
「……いいかも、そもそも範囲攻撃は危ない。」
うちには動き回る前衛が2人いるし、範囲攻撃は誤射のリスクも高くなる。
範囲広域化の式は消費魔力量もそこそこあるから、これならいっそ範囲は諦めるのもありだと思う。
「森の中、動きの速い敵……設置型の罠とか?」
森の中なら死角が多いし、ウルフ系は動き回るからトラップ系は結構当たるはずだ。
ただこのタイプの魔法は折角置いたのに無駄になる魔法は出てくるからもったいないかな?
「それもいい。他にも、数が多いから連射型もいい。」
なるほど、消費魔力量を抑えて同時ないし時間差で多数展開できる様にしてマシンガンみたいに魔法を撃ちまくるのも良さそう。
なにより楽しそうなのが良い。
「なら連射できるタイプの魔法にしようか。」
「射撃型なら風属性が一番速い。」
射撃型は魔法陣から球状や槍状の魔法を撃ち出すタイプで、同じ大きさ、形状での弾速は速い順から風、水、火、土になる。
通常威力はその逆の順番だけど、相手によって変動するからあまり安定はしない。
今はウルフ相手に使う魔法を考えてるから、弾速の速い風を使うのが効率的になる。
「フォレスウルフ相手なら風でも十分ダメージ入る。」
「他の属性は厳しいかな。森で使うなら火は周りに延焼するから使えないし、水は地面が濡れるから危険で、土は後が邪魔になるから使い難いと思う。」
属性系の魔法は時間による消滅がない。
魔力で形作るんじゃなく、生み出してるから普通に魔法として効果が切れても残留する。
だから、土属性だと地形が変わり、火属性だと燃え広がり、水属性だと地面が泥濘む。
その点では風属性は魔法式の効果が切れて形が崩れても、ただの風になって霧散するだけだから使いやすい。
「次は形状だけど、槍の方がいいかな。風の球状だとウルフでも微妙だし、範囲絞るなら貫通力上げる方が良いよね。」
「風で球状にするなら、大きくしないと攻撃にならない。魔法の形は槍状、その中でも杭状が望ましい。」
小さい風の球なんて当たっても打撃力としては期待できるはずもない。
球状にするなら火か土だね。
「風属性の杭状単発なら魔法陣も限界まで小さくできるね。貫通力も高いだろうから上手く使えば一発で複数匹仕留められるだろうし。」
「風だから視認性も低い、弾速も速い。小さくて必要な魔力量も少ないからたくさん撃てる。これならまず避けられない。」
見にくい速い攻撃とか、相手にしたくないなぁ……。
まあ初見殺しとしては最適なんじゃないかな。
ふむ……初見殺し、か。
それならこの魔法式も組み込むかな?
「これ、魔法陣の展開場所を選べる範囲を広くする魔法式だけど、組み込む?本来は罠系に使う式みたいだけど、その基本みたいな式だから消費魔力も少ないよ。」
「……!式自体もコンパクトで構築速度への影響が少ない。これ入れるといろんな事出来そう。」
正面からの風の杭なら盾で防げるけど、全方位から撃たれるともう全身鎧を着るくらいしか物理的に防げない。
魔法でなら防げるだろうけど、構築速度が勝負を分けることになる。
「よし、これでようやく二つ目だね。」
「出来ればもう一つ、障壁系を作りたい。撤退する時用。」
障壁系、撤退用なら防御というより障害物を作るのが目的かな?
「それなら属性は土がいいね。」
「土だと邪魔にならない?」
「向こう側が見えなくなるけど、向こうからも見えなくなるから、時間稼ぎなら土の方がいいんじゃないかな。」
撤退する時にも、土で見えなくした方がブラフになる。
それに風、水、火はちょっと無理すれば壊さずに押し通れるけど、土の壁なら物理的に道を塞げる。
「桜と鈴火の動きを阻害しちゃうかもしれない。」
「ところでこんな面白い魔法式があります。」
「?……魔力変動式?」
「それなら、邪魔にならない程度の壁にもできるからね。」
魔力変動式は魔法陣の構築に使う魔力を変数にするもので、魔法陣に組み込むことで消費する魔力の大小を変える事で魔法の効果を上下させることができる。
例えば、障壁系なら壁の大きさを変更することになる。
いっぱい魔力を使えば大きな壁に、魔力を絞れば小さな壁にていう感じ。
「それとさっきの展開制限解除の式も入れてっと。大きな壁を作るのは時間がかかるけど、楽しい使い方ができそうだね。」
「楽しい使い方?」
「そうだよ、後で教えたげる。あとは壁が魔法陣から生えてくるみたいに出来るようにして完成。」
結構勢いよく生えてくるみたいだし、自分の足元で使えば緊急回避出来るようになるし、なんなら相手を壁で殴ることも出来る。
「新しい魔法三つ目完成!……もうすぐ11時だし、一旦解散しようか。」
「うん。……リラ、手伝ってくれてありがと。おかげでいいものが作れた。」
「いいよいいよ、僕も改めて勉強になったし。」
スーが魔法を魔導書き刻んでから協会をでて、宿に向かい、また2人とも同じベットに寝転がる。
「またお昼にね。」
「ん、……お昼からはまた森?」
「そうだね、創った魔法を試さないといけないし、依頼も受けたから。」
朝顔を出した時、また同じフォレスウルフ討伐の依頼を受けておいた。
だから鈴火たちと合流したらまた森の方へ向かう予定。
「……次は、わたしが守るから。」
「もう死ぬ予定はないよ。」
なんて言いながら2人で一緒にログアウトした。
昨日は結局間に合いませんでした。すみません。
流石に今日中にもう1話は投稿できなさそうです。
でもまた明日は投稿予定なので、また読みに来てくれると幸いです。




