no・3
最後の部屋には”自室”と書いてある
多分、メリダが自室として使っていたのだろう、扉を開けて中に入ってみると。右の部屋よりも家具の配置などは変わらないが、置いているものが右の部屋よりもいい物が置いているような気がする、後クローゼットと黒電話が追加されている、全体的に上品な雰囲気でまとめられていてしばらく慣れそうにない
これで部屋全部見たことになるのかな?取り合えず、見える部屋は全部調べたはずだ、次は外を調べたいが色々あって疲れた、このままベッドで眠ってしまいたい、今日はもう休んで外は明日に回したいが今日終わらした方がいいような気がする…一度外に出てみよう、この屋敷の中だと時間が分からないでもその前に電話でテレポーション部屋について聞いてみよう
黒電話から受話器を取って耳に当てる
『…どうしたの?』
「屋敷について聞きたいことがあってな、それとプレゼント受けとったぞ」
『よかったちゃんと受け取ってくれたんだね、どう?気に入った?』
「だいぶ気に入ったよ、まだ使ったコートとHKは使ってないけど」
『そうだろうね、所で聞きたい事って何なの?』
「そうだった、テレポーション部屋について聞きたいんだ、あの部屋は何なんだ?」
『テレポーション部屋はね、わかりやすく言うと転移できる部屋かな』
転移できる部屋か大方奥にあった扉から飛ぶんだと思うけど、どうやって飛ぶんだろ?
『やり方は、私があらかじめ無限袋に入れておいた転移扉を設置するだけでいいよ、そしたらテレポーション部屋と繋がるんだ』
すごい便利な扉だな、でもその転移扉が尽きたらもう設置できないのかな
『その心配はないよ、その無限カバンは一度入れた物を無限に複製するからね』
俺が思っていたよりもこの無限カバンはすごい性能を持っているらしい
『聞きたいのはそれだけ?』
「そうだな、今はこれだけだまた聞きたいことがあったら、連絡させてもらうよ」
『いつでも連絡していいからね、それじゃまたね』
受話器からメリダの声が聞こえなくなる
テレポーション部屋は多分しばらく出番はないな別の町に行く予定は今の所はない、基本的に島から出る気は今の所ない、食料が無くなれば買いに行くぐらいはすると思うが…
「…さて、それじゃあ外を見てみるか」
自室から出て最初の玄関に向かう
「しかし、窓が少ないな…」
窓は今の所玄関にあるのしか見ていない、窓が少ないせいで、時間が分からない何とかできないかな、後でメリダに聞いてみよ
玄関の窓から見える空は茜色に染まっていた、外の様子は窓から見た限り木が生い茂っている、ここから見た限りでは、森にしか見えない取り合えず外に出てみよう
玄関を開けて外に出る
「…やっぱり外は気持ちいな」
外に出ると、久々の自然の光を浴びたがやはり気持ちがいい、さて取り合えず屋敷の周りを一周してみようまず右側から回ってみよう、左と右でそれほど変わるとも思えないけど取り合えず行ってみよう
やはり、表側はただ白い壁があるだけだった今度は裏側の探索だ
「…しかし、きれいにこの辺だけ抜けてるな、周りは森なのに…」
回りは普通に森になっているが屋敷の周辺だけ木どころか草すら生えていない、これが神の力ってやつかな、多分これが日本なら”GPSで見つけた不思議な場所に行ってみよう”みたいな番組で紹介されるんだろうな、さて裏側はどうなっているんだろ
「…なんだここ…」
裏側には驚くべき光景が広がっていた、裏側はアスファルトで固められていて、所々に白いマーカーが引いていて、ブロックも置かれている、まるで駐車場ださらに奥には丸い白線が引かれていて、真ん中にHの白線が書かれている、こっちはまるでヘリパッドみたいだ
「…何だ、ここ…」
大体駐車場が6か所にヘリパッドが1か所設置されている、これはどういうことだろうか?ここで召喚しろってことなのかな?しかし、これは最初からあったのかそれとも、メリダが神の力で作ったのかどっちなんだろ、まあそれは後で聞けばいいことだ…ちょうどいい兵器召喚と部隊召喚も試してみよう
頭の中で召喚したい物を思い浮かべる
「召喚、”SH-60K”」
すると、ヘリパッドの所に白くて側面に日の丸が入った””SH-60K””が現れた、それと同時に迷彩服と防弾チョッキ、それと軍用ヘルメットとゴーグルを身に着けてM4を装備した軍人4人も一緒に現れた
「司令官、ご命令を…」
今回は海上自衛隊所属のヘルファイアミサイル搭載済みの””SH-60K””と武装した軍人を4人召喚してみたが、外見は特に問題がないようだ中はどうだろう?操作方法は頭の中に入っているからちょっとその辺を飛んでみよう
「…全員ヘリに乗車」
「「「「了解‼」」」」
命令は今の感じでいいのだろうか?どうせならこう言う時の命令の出し方も頭の中に入れてくれればよかったのに、今さら嘆いても仕方がない、もうすでに軍人の4人は”SH-60K”の後部ハッチに乗り込んでいる
「…さすが、軍人だ行動が早い」
乗り込む前に一度”SH-60K”の周りを一周する
「…やっぱり、”SH-60K”好きだな」
”SH-60K”はヘリの中で一番白色が似合っている機体なんじゃないかと思っている、さらに今回はそこにヘルファイアミサイルを積んでいるその姿がたまらなくかっこいい、このままずっと眺めていたい気持ちになるがそれは後のお楽しみに取っておこう、操縦席の前に着くと扉を開ける、そこには操縦手が座っていた
「司令官、これからどこに行かれるので?」
「もう一機召喚したいので、一度上空で待機していてください後の指示は追って伝えます」
「了解です」
操縦席の扉を閉めて、機体から離れるすると機体のエンジンがついて、メインローターとテールローターが回転し始める、回転が速くなってくると次第に風圧が強くなって近くでは立っていられなくなる、そして機体がちょっとずつ浮上し始めるそして次第に高度を上げ始める、ある程度上昇すると横に移動してホバリング状態に移行する
「ヘリが飛び立つ所を実際に見ると迫力がすごいな」
飛び立つ所は動画でしか見たことがなかったから、実際に見ると迫力が違う
さてせっかく横に避けてくれてるんださっさと召喚しよう
「召喚、”AH-1Z”」
ヘリパッドに灰色の攻撃ヘリが現れる、もう一機目は”AH-1Z”ヴェノムを召喚してみた、もちろんサインドワインダーミサイルとヘルフャイアミサイルそれにハイドラと全部載った状態で召喚している、”SH-60K”とは違い攻撃的なフォルムをしている、これはまじかで見たら怖いな、”AH-1Z”は複座式になっているが既に手前座っている、ゆっくり見ていきたいが今は上で待たせている、これ以上待たせるのも悪いので操縦席のハッチを開けて操縦席に乗り込む
「司令官、俺が射手を担当します」
「お願いします」
タクティカルヘッドセットを召喚して”AH-1Z”の無線とつなげる
「ところで気になっていたのですが、召喚した人達に名前とかってないんですか?」
そ機体のエンジンスイッチを入れる、するとローターが回転し始める、次第に回転が速くなっていくやがて機体が浮き上がる
『はい、我々は人ではなく精霊ですので、名前はありません』
機体が浮き上がると後は勢いに任せて上昇する
『なので、司令官に名前を決めていただければと思います』
”SH-60K”と同じ高度まで到達すると、ホバリング状態で待機する
「わかりました、それじゃあ召喚する時にハンドネームを付けた方が良さそうですね…それじゃあ今回はマイクで我々のコードネームはシューター1でお願いします」
『了解しました』
”SH-60K”と無線をつなげる
「すいません遅くなりました、突然ですがSHのコードネームはノーマッド1とします、そして後ろに乗っている部隊をデルタ1とします、俺達のコードネームはシューター1です」
『こちらノーマッド1了解』
『デルタ1了解』
『こちらノーマッド1、シューター1どこに向かいますか?』
「…取り合えずこの島の周辺を回りましょう」
『了解しました』
機体を前に傾けて、前進する
もうすでに陽は傾いていて、暗くなってきているがどこまで見て回れるか疑問だが取り合えず回ってみよう
メリルリ「投稿が遅くなって申し訳ないの、リアルがちと忙しくての書くための時間が割けないんじゃ、それにしてもメリダだけずるいの、わらわも本編に出てみたいわ」