no・1
改めて召喚された部屋を見てみると、窓がないが不思議と明るい、電球が見当たらないし一体どこから明かりかが、わからないもしかして、魔法を使っているのだろうか?後で電話見つけたらメリダに聞いてみよ
このしかし、、メリダは家具を置きたがらない性格のようで、こっちの部屋も家具がそんなにおいていない本当に必要最低限の机と椅子それと、やたら派手なクローゼットが一つ、この部屋で一番目立っているのが、派手なタンスだ、机と椅子はこの部屋と合っていると思う、クローゼットには何が入っているのか気になるが、それは後回しでもいいだろう、先にこの家の探索をしておこう、クローゼットはまた後だ、取り合えず部屋を出ようか
「しっかし、この屋敷はどれだけ広いのかな、まあ…神様の別荘だから広いよな」
そんな事を考えながら階段を上がる、と意外と短かったようですぐに階段を上がりきることが出来た
階段を上りきると、玄関があって両脇に廊下が続いていた、玄関からは陽の光が入り込んできてちょうどいい気温になっている、さて、右か左かどちらから回ろうか?こういう時は右からから行ってみよう、電話とかあるといいんだけどな…
右には4部屋あったが、端から部屋を開けていくが、3部屋はどの部屋も同じ作りだったさすがに、派手なクローゼットは見当たらなかったが、その代わりクローゼットがあった場所にベッドが置いてあった、そしてとうとう最後の部屋になった
「どうせ同じ部屋なんだろうな、先に右の方に行けばよかったかな?」
意を決して、木造のドアを開けると部屋の構造は変わらなかったが、一つだけ違う所があった、それは机の上に黒電話が置いてあったことだ…これでやっと、電話をかけることが出来る、椅子に座り、さっそく受話器を取って耳に当てる、正直これでかかるとは思っていないが、仕方ないだって黒電話のかけ方をしらないから…武器の使い方とか頭に直接入れるのなら、黒電話の使い方をも入れてくれたらよかったのに…
『うん?どうしたの?』
…黒電話が繋がった?これで合ってたのかよ…まあ、本当は違うんだろうが、これも神様の力か、神様すごいな
『もっと褒めていいよ?』
神様、電話越しでも心の声が聞こえるのかよ、すごいな神様
『…なんで電話してきたの?私の声が聴きたくなった?』
「違うわ、電話が本当につながるのかと、聞きたい事があるんだよ」
『聞きたい事?』
聞きたい事が多すぎるから、取り合えずまず現在地がどこか知りたいところだ、せめて近くの国がどこかだけでも知りたいところだ
『今、君がいる所はどこの国の物でもないよ、近い国で言ったらメガラニカだね』
メガラニカか…どうせならこの後行ってみようかな、まだ陽が昇ってるから時間はある
『そういえば、部屋って全部見た?』
「いや、まだだけど、どうしてそんな事を?」
まだ、右の通路の部屋は見れていないが、どうしてそんなことを聞くんだ?
『どこかの部屋に私からのプレゼントを送っといたから、探してみてね』
プレゼント?まさかとは思うが、あのクローゼットな訳ないよな、あれは目立ちすぎるしな、あれな訳ないかでも、気になって来たから、後で開けに行こう
『…先に部屋を回った方がいいんじゃないかな?クローゼットなんかより部屋の方が見たいでしょ、だから、ほらね?先に部屋を回った方がいいんじゃない?』
この慌てようはもしや、あのクローゼットがプレゼントみたいだな、それはさておき次だ
「プレゼントは後で開けに行くとして、俺がいる所は島なのか?」
『プレゼントの中身を驚く物が入っているから、楽しみにしてね…で、そうだよ君がいるのは島だよ、他の島とはだいぶ離れてるから、大きな音を出しても大丈夫だよ』
とうとう、クローゼットにプレゼントが入っていると認めたな、
しかし、そうかそれじゃあ、色々後で試してみよう
『まだ、聞きたい事はある?』
「いや、今日の所はこれぐらいでいいや」
『そう、それじゃあまた聞きたいことがあったら電話してね、それじゃあまたね…』
受話器から何も聞こえなくなる、それを確認してから受話器を戻す、そして椅子の背もたれに体重を預ける
今の話をまとめると、俺がいるのは無人島で、どこの国にも属していない、なかなかいい場所じゃないか色々試せそうだ、でも今は取り合えずメリダのプレゼントとやらを見てみようか、神様のプレゼントなんだから、きっとすごいんだろうな、期待しとこ
期待に胸を躍らせ部屋の扉を開ける、きしむことなくスムーズに開く、廊下に出ると扉を閉めて最初の部屋の方向に足を向ける
プレゼントの中身は一体なんなんだろ?あれかな、すっごい強い武器かな?いや伝説の武器なんて可能性もあるな、何にせよ楽しみで仕方がない、なんて考えながら階段を降りる、そしてクローゼットの前で立ち止まる、そして開ける前に深呼吸をする、そしてクローゼットに手をかけ、一気に開ける、するとそこには一着の黒いコートと一冊の本そして銃らしき物が一つとカバンが入っていた、当たりか外れかぶっちゃけ良くわからないが、取り合えず全部出してみる
まず、一番大きなコートを手に取る、見た目は重そうだが手に取ってみると意外と軽い、所々に鉄板が張り付けてあるが、普通の服の重さと変わらない、不思議なコートだが、それ以外は特に何も無いように見える、来てみたら何かあるかな?一度袖を通してみよう
コートを着てみたが、特に変わった感じはない、ポケットの中を探って見ると内ポケットに紙入っていたサイズにすると多分A4サイズぐらいだと思う、そして紙にはこのコートの説明が書いてるみたいだがやたら長い、紙の上から下までぎっしり書き込んであるが、時間はたっぷりある
ゆっくり読み進めるてみよう…
内容をまとめると、このコートは来ているだけで気配を消すことが出来るが完全に消すわけではないため、チームを組む時に邪魔になる事はないらしい、さらにちょっとだけ魔力を流すとこの効果はなくなるらしい、つまりはステルスコートってことだな、
次はこの銃っぽいのを手に取る、見た目は完全に銃だ見た感じはHK417と変わらない、そして持った感じも多分”HK417”だ、重みがしっかりと手に伝わってくるしかし、何故銃が入っているのか何か特別な銃なのだろうか?
ぱっと見はわかんないけど、後で撃ってみようそれで何かわかるはずだ、
次は本を手に取ってみる、結構な厚みがあって手に取ると結構重い、表紙には”異世界の常識”とあるそして、作者の所には”メリダ”と書かれている、これはなかなかありがたい後で、じっくり読むことにしよう、最後にカバンだが見た目は普通のバッグにしか見えないが、取り合えず中を確認するために開けて覗いてみると、中は真っ暗だったまるで闇を除いてるような感覚、だが真っ暗なのは一番大きい所だけのようで、横ポケットは普通のサイズだった、よく見ると白い紙が入っていた黒いコートに入っていたのと同じ大きさの紙だ、そして中には”これは無限バッグだよ”としか書かれていなかった、コートとの落差がすごいな…これで全部探ってみたが当たりだと思う特にステルスコートなんかは簡単に手に入る物じゃないと思うし、HK417もありがたい後で色々サイトとか出してつけとこう、常識本は本当にありがたいし無限バッグとか便利すぎる、取り合えず今見につけているコート以外を、無限バッグに入れとこ、さてプレゼントも受け取ったし部屋あさりの続きをしよう