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悪魔を時給850円で雇ってみた  作者: 一ノ瀬大和
プロローグ
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プロローグ

 私はアリー。職業は悪魔をやっています。


 やっていますとは言いましたが、まだまだ先日悪魔になったばかりで、駆け出し悪魔と言ったところでしょうか。


 悪魔って何をするのかというと、簡単に言えば人間の願い事を一つだけ叶えてあげるかわりに、代償としてその人間の一番大切なものを奪うという仕事です。

 例えば先輩なんかは『大金が欲しい』と言った人間に対し、大金を与えた瞬間にその人間をぶっ殺しました。なぜ殺したかというと、その人間が一番大切だったものは『自らの命』であったからです。


 人間の九割はだいたいこのような感じだと先輩から聞きました。だから思っている以上に簡単だよというアドバイスを受け、この人間界にやってきたわけです。サクッと願いを叶えて、サクッと命を奪ってというのを続けていけば悪魔は大丈夫らしいです。


 というわけで今日もサクッとお仕事を……


「おいアリー、お前来月のシフトの希望はあるか?」

「ないです!週七でもいいのでガッツリお願いします!」

「まあもともとお前に休みなんかないけどな、ハハハ」


 そう笑って私に話かけてきたこの男こそ、私の悪魔として初めてのターゲット、なんですが、聞いてた話とちょっと違うので困惑しています。



 なぜなら



 私アリーは、人間界でワケあって『ファミレス店員』として働いています。

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