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川里俊生シリーズ  作者: 川里隼生


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12/15

学ランも機関銃

2011年3月24日午前11時2分。長崎駅0番ホームのベンチ。川里が石川の話を聞きながらぼんやり青空を眺めていた。

川(こんな人、向こうの世界にしかいないと思ってたけどなあ)


昭和84(2009)年12月24日。石川が初めて命令を無視した。軍刀を使い地元の漁師を縦に一刀両断、木製のカヌーを徴収した。上官や敵に見つからないように皇国へと漕ぎ出した。


石川がやっと軍刀をしまった。

石「そして今日、たった今帰還したのだ」

川「ではなぜ長崎へ?」

石「東京へ向かったはずだが、ずれていたようだ」

川「ところで、今は平成ですよ」

石「何だそれは?新しい作戦名か?」

川「いやそうじゃなくて、太平洋戦争は終わりました」

石「なに?いつの間に勝ったのだ?

何となく危ない気がするが、意を決して言ってみる。

川「66年前に負けました」


2011年3月24日午前11時15分。やっぱり言わない方が川里にとって良かったかもしれない。危うく一刀両断されるところだった。

石「貴様!」

川「何ですか」

警察「ちょっとこちらへ」

引きずられるように鉄道警察所に連れて行かれている。

石「おい!俺を誰だと思ってやがる!日本海軍石川皇助二等兵だぞ!」

川「軍も無くなりましたよ〜」

石「そんな事あるか!第日本帝国と大東亜共栄圏は不滅だ!」

川「不滅なのはジャイアンツですよ〜」

石川は激怒した。当たり前だ。


午前11時19分。警察官の手を振り切り、石川が川里に再度切りかかった。だが、川里が一度閉じた目を恐る恐る開けると、石川が物理的に凍りついていた。凍った軍刀は冷気を感じられるほど川里の鼻先に迫っていた。こんな事ができるのはあいつらしかいない。しかし、辺りには三人しかいない。川里は不思議に思いながらも警察の事情聴取のため任意同行していった。


く「あの人完全に無視したね」

ゴ「瞬間冷却棒でピンチを救ってやったのに」

クジーザー車掌「発車しま」

く「乗ります」

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