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小大名出身の俺が疱瘡で苦しんで独眼になったけど豊臣や徳川と渡り歩いて仙台の大大名になっちゃった件について  作者: 《本能寺から始める信長との天下統一》の、常陸之介寛浩


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第23話: 「小次郎と木刀勝負!…俺の隻眼、弟と未来を描くぜ!」

「おいおいおい!不動明王みたいに俺の隻眼、もっと強くなるぞ!」天正11年、米沢城(山形県米沢市)の庭。人取橋(福島県本宮市)の戦いから約2年経ったある夕暮れ、伊達藤次郎が木刀を手にキレ気味に叫んでいた。立石寺(山形県山形市)で不動明王に憧れた日から歳月が流れ、綱元との勝負で仲間との絆を深めた藤次郎は、庭で木刀を振り回している。柵には木刀の傷が目立ち、家臣たちが遠巻きに「また始まった」と呟き合っていた。

 近くで片倉小十郎が汗だくで手をバタバタさせていた。苦労人の顔には疲れがにじんでいる。「殿!昨日綱元殿と勝負したばっかりなのに、そんな大声で叫ばなくても分かりますよ!少し落ち着いてください!」と叫ぶが、藤次郎はニヤリと笑い、「落ち着く?小十郎、不動明王みたいに俺の隻眼が強くなるんだ!今日は小次郎と勝負して、天下への夢がもっとでかくなるぞ!」と言いながら木刀を振り回す。小十郎が「うわっ!」と飛び退き、「胃が……またですか……」と呻く。

「殿、小十郎の言う通りよ。綱元とやったんだから、少しは休みなさい。私だって応援してるんだから」と、片倉喜多が穏やかな声で諫める。小十郎の姉は、藤次郎の肩を軽く叩いて落ち着かせようとする。「喜多!応援なら俺と小次郎の勝負見てくれよ!不動明王見た俺の隻眼、負けねえぞ!」と藤次郎が叫ぶと、喜多はクスクス笑い、「私は勝負より見守る方がいいよ。殿と小次郎ちゃんが元気ならそれで十分」と言って微笑む。藤次郎はムッとして木刀を柵に叩きつけた。

 そこへ、小次郎がニコニコしながら庭に走ってきた。少し成長した弟が、少し大きめの木刀を手に持って叫ぶ。「兄ちゃん!綱元と勝負したって!?今度は俺と勝負しようよ!」と笑う。「小次郎!お前、いいぜ!不動明王みたいに俺の隻眼でお前と未来を描くんだ!」と藤次郎が返す。小次郎が「兄ちゃんの隻眼、カッコいいから俺も一緒に未来見たいんだ!負けないよ!」とニヤリと笑う。二人が木刀を手に持って庭で向き合うと、小十郎が慌てて叫ぶ。「殿!小次郎殿と勝負なら俺の胃がまた痛くなりますよ!やめてください!」

「小十郎、うるせえ!小次郎が勝負したいなら俺の隻眼で勝つんだ!弟なら強くなるだろ!」と藤次郎が返す。小十郎が「胃が……もう勘弁してください……」と呻く。二人の木刀がカチンとぶつかり、小次郎が「うわっ!」とよろける。「兄ちゃん、やるじゃねえか!」と小次郎が笑うと、藤次郎が「小次郎、お前もやるな!弟なら強くなれよ!」と返す。

 そこへ、藤五郎がドカドカと庭に飛び込んできた。少し成長した従兄弟は木刀を手にニヤニヤしている。「殿、小次郎と勝負だって!?俺も混ぜろよ!足軽より面白いぜ!」と叫ぶ。「藤五郎!お前は後ろでいいぜ!今日は小次郎と俺の勝負だ!」と藤次郎が返すが、藤五郎は「何!?俺だって足軽斬ったんだぞ!小次郎より強いって!」と反論する。「殿が主役です!藤五郎殿は突っ込む前に考えてください!」と小十郎がツッコむが、藤五郎は「うるさい!」と笑って木刀を振り回す。

 綱元が勢いよく飛び込んできた。少し成長した幼馴染、綱元は目をキラキラさせ、木刀を手に持っている。左月の息子だ。「殿!小次郎と勝負なら俺も混ぜてくれよ!不動明王みたいに強くなる!」と叫ぶ。「おお、綱元!お前も仲間だ!小次郎と一緒に勝負して、俺の隻眼で未来を切り開くぜ!」と藤次郎が返す。そこへ、鬼庭左月が馬に乗ったまま現れ、渋い声をかける。「殿、小次郎殿、綱元までか。わしも馬で混ざるか。義姫様にまた飯抜きにされますぞ」と言う。「左月じいちゃん!馬で来るなら最高だ!家族と仲間で不動明王みたいに強くなるんだ!」と藤次郎が返す。「綱元、お前は落ち着け!馬と勝負する前に暴れるな!」と左月が諫めるが、綱元は「殿と一緒なら負けねえ!」と木刀を振り回す。

 その時、庭の奥から鋭い声が響いた。「藤次郎!小次郎!何!?今度は弟と勝負だと!?」義姫だ。藤次郎の母ちゃんが、ドスドスと足音を立てて現れる。長い髪を結い上げた姿は威圧感たっぷりで、手には扇子を握り潰す勢いで持っている。「母ちゃん!俺、小次郎と勝負して不動明王みたいに強くなるんだ!」と藤次郎が木刀を下ろすと、義姫が一気にまくし立てる。「不動明王だと!?お前が弟と木刀で勝負してるって聞いて飛んできたよ!大名の若殿がそんな下賤な真似をするなんて、あるまじき行為だ!」

「母ちゃん、下賤じゃねえよ!不動明王みたいに俺の隻眼で天下獲るんだ!小次郎も弟なら強くなるだろ!」と藤次郎が返す。「弟だと!?足軽と斬り合い、小次郎と木刀で遊び回るのが強さか!品位を持て!」と義姫が扇子を振り上げるが、声は少し柔らかい。

 小次郎がニコニコしながら言う。「母ちゃん、兄ちゃんの隻眼、不動明王みたいでカッコいいよ!俺と一緒に強くなったら天下獲れるって!」

「小次郎、お前までか!藤次郎、弟を巻き込むな!」と義姫が一喝するが、輝宗が穏やかに現れる。「義姫、藤次郎が小次郎と勝負して強くなるなら、少しはいいだろ。お前も雉肉汁くれたんだし、家族大事だぞ」と言う。「輝宗!お前が甘やかすからこうなるんだ!だが……小次郎とやるなら、まあ少しは認めるさ」と義姫が目を逸らす。「父ちゃん!母ちゃん、少し分かってくれたなら最高だ!俺の隻眼、小次郎と未来を描くぜ!」と藤次郎が叫ぶ。義姫が「未来を描くと!?藤次郎、調子に乗るなよ!」と扇子を振り上げ、藤次郎が「うるせえ!」と笑う。

 喜多が穏やかにフォローする。「義姫様、殿と小次郎ちゃんが元気でいいですね。私も嬉しいですよ」と言う。「喜多、お前は優しすぎる!厳しくしないとダメだ!」と義姫が返す。小十郎が慌てて言う。「義姫様、殿と小次郎殿が勝負なら俺の胃が……胃が痛い俺が言うのも何ですけど、少し落ち着いてください!」

「小十郎、お前は胃のこと気にしてろ!この子が元気なら少しはいいが、品位は忘れるな!」と義姫が返す。藤五郎がニヤニヤしながら言う。「母ちゃん、殿が小次郎と勝負なら俺がカバーするよ!足軽斬ったくらい平気だ!」

「藤五郎、お前も黙れ!お前まで足軽斬ってたら許さん!」と義姫が怒鳴る。左月が渋く笑う。「義姫様、綱元は元気なだけですな。わしも小次郎と勝負なら馬で突っ込みますよ」と言う。「左月、お前までふざけるな!この家、どうなるんだ!」と義姫が叫ぶ。

 輝宗が穏やかに言う。「藤次郎、小次郎と勝負するのはいいが、家族を大事にしろよ。お前が元気なら俺は嬉しい」と笑う。「父ちゃん、もちろんだ!小次郎も俺の弟なら不動明王みたいに強くなるぜ!」と藤次郎が返す。小次郎が「兄ちゃん、俺だって負けねえよ!弟なら未来を描けるって!」と笑うと、藤次郎が「小次郎、お前、最高だな!俺の隻眼、弟と未来を描くぜ!」と叫ぶ。綱元が目を輝かせて言う。「殿、小次郎と勝負なら俺も家族だよ!一緒に強くなろうぜ!」

「綱元、お前も最高だな。父ちゃん、母ちゃん、小次郎、みんなで俺の隻眼、強くなるぜ!」と藤次郎がニヤリと笑う。

 そこへ、虎哉が飄々と現れ、「藤次郎、家族と欲が膨らんだな。執着は捨てなさい」と言う。「虎哉じいちゃん、執着が俺の燃料だよ!小次郎と勝負して、俺の隻眼もっと強くなるぜ!」と藤次郎が返す。輝宗が「夢がでかいな」と微笑み、義姫が「品位だけは忘れるな」と呟き、喜多が「殿と小次郎ちゃん、良かったね」と笑う。小十郎が「胃が……」と呻き、藤五郎が「母ちゃん強いな」と笑い、綱元が「殿、頑張れ!」と応援する中、物語の第二十三歩が、こうして賑やかに刻まれたのだ。

 ……とはいえ、弟と未来を描くのも大変そうだな、と藤次郎は思ったんだけどな!



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