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猫なのかヒトなのか
「ふふ。寝てるね。」
仕事から帰ってきた僕は夕飯の支度をしていた。
ふとソファーの方を見ると恋が体を丸くしてすやすやと眠っていた。
なんとも愛らしい。
「あ、ふふ。」
僕は恋のもとへ行き、すりすり、むにゅむにゅ、と絹のようなほっぺたに優しくふれた。
「...ニャーオ.......ニャー...ム」
「っ...っ..!」
僕はその空気のように流れていくような声にびっくりして手をヒュっと離してしまう
可愛すぎて本当に心臓に悪い
僕ははーっと大きなため息をつき、支度に戻った。