1.性転換
この度は本作のページを開いていただき誠にありがとうございます。
筆者のもちと申します。
この作品では語録とかが出てきたりするので苦手な方はブラウザバックをお勧めします。
R-18な回も作る予定です(本編の寄り道的な位置なので本編の進行には支障はありません)。
話の流れは主人公が転生して女の子になって悪神を倒すというのが大まかな内容になっています。
御託はここまでです。
それではどうぞ。
「すげぇ久しぶりに外に出たなぁ」
俺、相本優翔は引きこもっている。19歳だ。
なぜ引きこもっているかって?大学受験に失敗して一浪する羽目になってショックだったからさ。
しかし引きこもりにとっての外はきつい。
なぜ外に出たかというと、超有名なゲームが発売されたからだ。
しかもダウンロード版では配信されず、BD-ROMで出してきたから購入するには店に行く必要があったのだ。
めんどかった。
早く家に帰ってゲームでもするか!
そう思った矢先。
えぇ…
まじかよ。
自宅の近くまで乗る予定だったバスが黒い覆面を被ったおっさんに乗っ取られていた。
そして俺を見るなり俺の目の前で車を止め、
「金を出せ」
あらあら。
強盗のテンプレートじゃあないですか。
しかし予想外のことが起こった。
ナイフの所持は容易に想像できたものの、スタンガン、そして拳銃まで持っている。
こいつはやべぇ。
俺は、奴に背中を向け、全速力で走りだした!
「逃げるんだよォ!」
流石にあれまでやってるとまずい。
俺は奴に背中を向け、一目散に逃げだした。
「逃がすかッ!」
なんと奴がスタンガンを起動したまま投げてきた。
痛いッ!
スタンガンが当たった。
そして俺は道路に倒れて刺されてー
風の音がする。
目を開けたら青空が広がっていた。
そんで俺は体を起こしー
ん?
なんか下腹部に違和感が。
触ってみると腹部らしきものがあった。
そんでそのまま手を股間に近づけると。
…え。
無ぇ。
俺の息子が。
無い。
俺はすぐさまうずくまった。
ん?
胸ポケットになんか入ってるな。
取り出してみると。
やっほー!
元気?
神様だよ!
なんで草原の中央にいるのかを説明すると、あなたは死にました!だけど死ぬ手順が例外だから魂が地球の魂の循環から外れて、太陽系から外れたの!でも安心して!地球の環境に似た惑星に魂をぶち込んでおいて空の肉体に憑依させておいたから!
あと肉体の関係上、性別が女になってるけど気にしないでね!
この手紙が入ってたポケットに地図があるからそれを見て近くの村を目指してね~!
というわけでさよなら~!
女神さまより
…
正直困惑しかない。
空の肉体といってもどうやって空の肉体にしたんだ。
取り敢えず言われた通りに地図を取り出した。
っていってもこれ手帳じゃあないか?
手帳を開いてみると。
今自分がいる場所が赤色のカーソルで表示され、周りの地形が等高線で表示されている。
取り敢えず村っぽいアイコンをタッチしてみると、村がある方角に光の柱が現れた。
光の柱がある場所に向かってみると、村があった。
その村は畑があり、田んぼがあった。
ん?
何か突進してくるものがいる。
あぶねぇ!
俺はガードしようとした。
そしたら。
勝手に体が動き。
突進してきたやつの牙を片手でつかみ、俺が空を舞う様にジャンプした瞬間に手を放して回避した。
なんだこれ。
スキルみたいなものか?
しかし危なかったことには違いない。
そしたら飼い主みたいな人が出てきて、
「大丈夫ですか?」
「大丈夫ですよ」
その人に俺は無事である事を伝えた。
取り敢えず宿を探すか。
宿みたいな建築物を見つけた。
ドアを開けて入ると、
「いらっしゃいませ!」
店員らしき人がカウンター越しに呼びかけてきた。
どうやらこの宿は初めて泊まる人はタダらしい。
1泊泊まることにした。
そして割り当てられた部屋に行くと、鏡、ベッド、ミニテーブルがあった。
早速部屋に入り、鏡で俺の姿を確認した。
見た目は18歳、桃髪、碧眼、さらっとした体つきに胸はDk(ry
おっといけない。
取り敢えず風呂に入るか。
風呂から出た。
そして部屋に戻ると手紙が置いてあった。
手に取り読んでみると、
やっほー!
神様だよ!
説明し忘れてたけど、君には普通の人とは違う仕様になってるよ。
その内容はわかってからのお楽しみ。
あとこの世界はスキルというものがいろいろな物事をサポートしてくれるよ!
スキルには主に二つのスキルがあって、アクティブスキルとパッシブスキルがあるよ!
アクティブスキルは任意のタイミングで発動できて、発動時には赤い光の粒子が体から出てくるよ!
パッシブスキルは自動発動で常に効果発動するものや特定の条件で発動されるよ!
ちなみにさっき突進してきたやつに轢かれそうになった時に発動した奴は自動回避という高確率で回避してくれるパッシブスキルだよ!
あと戦闘になったらアーツという技を使うといいよ!
どんなものかがあるかはその時のお楽しみ!
というわけでじゃあね~!
女神さまより
…
普通の人とは違う?
どういう意味だ?
そんなことを気がかりにしながら俺は寝た。
翌朝。
夏の朝6時くらいになるであろう時刻に起きた。
ベッドの隣になんか手紙が置いてあったので読んでみると、
やっほー!
神様だよ!
着替えはクローゼットの中に入れておいたからそれを着ていってね!
あと君には冒険者になってもらうよ!
クローゼットの中に圧縮ポーチ入れていおいたから!
そこに武器とかが入っているから確認しておいてね!
女神さまより
…
クローゼットの中に色々入ってるらしいから開けてみると、圧縮ポーチであろうスマホみたいな何か、ロングスカート、ブラジャー、何か引っ掛ける機構があるベルト、文字が書かれたTシャツがあった。
何だよ文字が書かれたTシャツって。
そこには日本語で「やって見せろよ」と書かれていた。
どこかで見たことがあるフレーズだな。
ふざけているのか?
取り敢えず着てみると意外と似合っていた。
ベルトはTシャツの上に巻く感じだった。
つけてみると、左脇腹の方に引っ掛けるところがあった。
おそらくそこにスマホもどきををつけるのだろう。
そこにスマホもどきをくっつけてみると、スマホもどきが光った。
目を隠すと、なんか視界が変になっていた。
色とかは問題ないが、なんか表示されている。
[本人認証を開始します。DNA構造…クリア。身体的特徴…クリア。ソウルブート…クリア。体調…オールグリーン。脳波通信ブリッジ…OK。本人認証終了。マスターネームの登録を要請します]
ちょっと待て。いきなり変なのが始まったんだけど。
マスターネーム?俺の名前?
じゃあ適当に。
「ナナミ」
[マスター ナナミ 登録完了。これより、メインメニューに移動します]