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あなたは陽だまり

作者: なななん




いつも話をきいてくれた


あの時も三月だったね


めぐる季節の中で


ふたり ベンチに座って




優しくうなずいてくれるあなたに


ぼくはぼくを許されて


また 前を向くことができた




陽だまりのなか はにかむ笑顔が


好きで


いつも笑ってほしいと思っていた


そんな日々が続くのだと


信じていたのに





涙があふれてとまらないんだ


ふとした時に あなたがよぎる


ポケットからこぼれて落ちてしまうみたいに


あとからあとから




心があふれてとまらないんだ


それなのに言葉にならない


あなたがぼくを呼んでくれた声が


なんどもなんども





三月 春の陽だまりを見るたびに


ぼくはあなたを思い出すのだろうか


あなたから貰ったやさしさを胸に


あなたを失ったかなしみと共に
















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― 新着の感想 ―
[良い点] 実は四日前にある別れを経験しまして。 三月には少し日数が足りなかったのですが、何だか重ねてしまいました。 相手が優しかった分、悲しみも大きいですよね。 今は現実逃避期間(?)でそこまで落…
[一言] 別れというものは辛いものです。 私も先日別れを体験したばかりです。この別れをまだ乗り越えられない私がいます。 ふと、思い出してしまうのですよね。
2021/08/07 17:56 退会済み
管理
[一言] 大切なひとが笑ってくれること、隣にいてくれることは、決して当たり前ではないのですよね。 いなくなったあとに考えてしまうのは、自分ばかりが甘えていたのかもしれないということ。もっと相手の声に…
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