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冬のお客様
紗奈絵16歳の心の詩です
*いいの?*
いいの?
いつも わたがしを食べてる わたしでも
いいの?
わすれな草の色をしらない わたしでも
いいの?
どこかへ とんでいきそうな わたしでも
いいの?
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*探そう*
歩いてごらん
なにがあるか 知らないけれど
手をつないで
歩いてごらん
まだ だれも歩いてない道だから
はずかしがっちゃだめ 手をつないでも
こわがっちゃだめ まだ だれも歩いてない道だけど
さあ 探そう
太陽を
*ピエロに*
ピエロになりたい
悲しくたって
涙なんか 一つだって みせない
踊って 楽しく
歌って 元気に
わたしは ピエロ
ほら
こんな大きな口に 真っ赤な鼻
もう 涙の出ない ちっこい目
ピエロになりたい
*冬のお客様*
寒くなると いつも
わたしの 知らない間に入ってくる
こんなに 赤く はれちゃって
すごく かゆいの
でも なかなか でていかない
おいだそうとすると なおかゆい
あーあ
どうしようもないの
かゆくて




